山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

雨上がりの「佐久間新そばまつり」

2012-01-22 17:27:55 | 行事
 心配していた雨もあがり、安心して浜松市佐久間の「新そばまつり」へと向かう。
 予想通り福島磐梯・白河のそばは長蛇の列。
 朝食を食べずに直行したので、すぐ食べられる地元「北条峠」(ホウジトウゲ)グループのザル蕎麦にくらいつく。

            

 60歳以上のお姉さんがてきぱき動いている。
 確かな手打ち蕎麦のコシが口内を刺激する。
 それ以上に、お姉さんたちのいきいきした心意気が素敵だ。

                 

 知りあいのいる「浜松魅惑のSoBa楽飲(学院?)」という妖しい名前の店で、やっぱりザル蕎麦のはしご。
 こちらは男性主体の手打ちらしく地元の「北条峠」より固めだった。

                      

 昼近くになるとどんどん参加者が増えていく。
 往来の車がひきりなしだ。
 ぱったりコーディネーター仲間と出会う。
 「春野でもこういうイベントできないものかなー」とつぶやいていた。
 返事に窮したが、志のある人が3人集まれば可能性はあると思う。

                           

 和宮様への献上として会津若松市の生そばセットを買ってきた。
 地元のグループの奮闘と行政マンとのコラボレーションの賜物がこのイベントだ。
 その背景は佐久間ダムがある山深い地域の過疎という現実だ。

 じつは4年前ここは居住する候補地の一つだった。
 風景はとっても気に入ったのだが、平坦な土地がなく急峻ながけ崩れ地帯に家屋があったので断念した経過がある。 
 
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キウイの剪定終了

2012-01-21 20:03:01 | 風景
 またまた雪の降った日のこと。
 雪が降った前日まではほぼ毎日のようにキウイの剪定に追われていた。
 日ざしが射す午前中だけの作業だ。

                 

 まだまだどこで剪定したらよいのか、わからないままの作業。
 なるべく枝が全体に伸びるように針金で固定したり、混み合っている所は強剪定したり、くねくねしているので意外に時間がかかる。

 しかしながら、気になっていたキウイの剪定が終わりホッとする。
 枝の伸ばし方から、やはり長期的なプランというものが大切であることを知る。
 日本の国家戦略と同じなんだな。
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雪の日のモグラ塚

2012-01-20 19:32:04 | 生き物
 雪が降ったあくる朝、畑への通路にモグラ塚が密集していた。
 畑のあちこちではいくつかのモグラ塚が見られたが、こんなに密集したのは初めてだった。

 冬の蓄えをあわてて作ろうとしているのだろうか。
 残念ながら本人に会えなかったので確認は取れていない。

                    

 モグラの通路はそのままミミズ等の捕獲器なのだそうだ。
 つまり、通路に落ちてくるミミズを捕まえようというわけだ。
 そのため通路のパトロールに余念がないというわけである。

 なにせ、餌を12時間食べてないと死んでしまうという過酷な生活である。
 それを考えれば、このくらいの密集に目くじらたてる必要はないね。
 ミミズを仮死状態にしてミミズ部屋に貯蔵して、飢餓をのりきるらしい。

 なるほど、必死にモグラロード建設に励んでいるというわけなんだ。
 大関松太郎の「虫けら」という詩が浮かんできたよ。                   
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桜のテングス病が気になる

2012-01-19 21:35:43 | 風景
 早春の桜の花を見るとワクワクするのは間違いないが、最近はその桜並木がテングス病に罹っているのが少なくない。

 テングス病はタフリナ菌というカビの菌で伝染していくやっかいな病気だ。
 これにやられると枝は数年のうちに枯れるという。
 そして、腐朽がジワジワ広がっていくのだ。



ボランティア仲間の「隊長」は、テングス病の駆除を自主的にやっているというのが素晴らしい。
 桜並木のテングの巣を発見するとついつい、これを駆除するには予算が大変だろうなと思ってしまう。

 なんでも行政にやらせるのは問題だが、市民が参加しやすい社会貢献についての環境づくりは行政はとても苦手だ。
 行政マンがみずからボランティア・NPOをやっていればそんなに難しいことではないのにね。

夕方から久方ぶりの雨がポツリ。夜間には懐かしい雨となった。
 野菜たちには待ちに待った慈雨だ。
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冬将軍のしわざ

2012-01-18 18:14:57 | 風景
 雪の到来は風景を非日常の姿に変えたのだった。
 とくに感動的だったのは、山なみの白と緑二色の印象派もどきの点描だった。
 こうした山の変化はなかなかふだんでは見られないのだ。

 一幅の水墨画を三次元で見ている興奮のオイラがいた。


         

 無垢だったはずの道路に足跡ができた。
 だれも歩いていないはずだ。
 この不連続な足跡は、魔界の行者の高下駄だろうか。
 そんな疑問がよぎっているところで、上を見たら了解した。

                 

 タカサゴユリのてっぺんに雪の花が咲いていた。
 冬将軍も味なアートを残してくれたものだ。

 ちなみに、先ほどの雪の足跡は、電線に積もった雪が落ちたもの。
 推理は当った?
 



 
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闇夜をめくると雪国だった

2012-01-17 14:22:32 | 風景
 ふとんのぬくもりに後ろ髪を引かれながら窓を開けたら、そこは雪国だった。
 天気予報では晴れ。
 昨夜大量の洗濯をしてきょうこそ外に干す手はずだった。

      

 茶畑も雪をかぶり、雪は夢ではなく現実のものだった。

 畑のトンネルは雪と格闘中。まだ負けていない。
 そうこなくっちゃ。手間がかかってるんだから。 

            

 となりの道路は生き物の痕跡が全くない。
 無垢の白い道は過疎の現実を黙して語らず。

                    

 午後には雪が解け出し、つかの間の雪景色はいつもの日常と交代した。
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幻のタマミズキが近くにあった!!

2012-01-16 20:36:02 | 植物
 昨日の散策会のとき、ボランティア仲間のT教授から「タマミズキ」(モチノキ科)の実をいただいた。
 2・3年に1回の生り年にしか見られない貴重なものだそうだ。
 春野町に住むT教授のすぐ近くではじめて見たと言う。

                    

 実はコムラサキの実くらいのかわいい果実。
 静岡が北限だという。
 
 遠くで見たらまるで紅葉のように見える。
 「実をみんなで育てたい」と言ったら、崖の道なき道を歩いて採ってきてくれたのだ。
 ありがたい。ありがたい。

 初めて知ったタマミズキ。
 住んでいる所にある希少植物は宝。
 地元を見直すアイテムでもある。

 なんとか、育てて芽を出させたいものだ。
 ボランティア仲間の存在がありがたい。
 
 
 
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森林散策会で光明山へ

2012-01-15 20:01:49 | 旅行・散策
 天竜の光明山へ散策に出かけた。
 戦国時代は今川氏の拠点だったが、その後武田・徳川の戦いで徳川軍の手に落ちた要塞の山城がある。

 車が入れない山道を歩く。
 江戸時代は秋葉山の火の神に対して光明山の水の神ということで、信仰の道でもあった。麓には旅館が並んでいたという。その子孫がきょうの案内役だった。

               

                     

 人工林の林縁には広葉樹も混じってきて樹種も多い。
 険しい坂道では板根状の根を伸ばして大木になっている樹も見られた。

 ムヨウランも発見された。
 フユイチゴの赤い実、カラスザンショウの黒い実、ナンテンの赤い実が印象的。
 
 心配していた膝も快調だったが、下山はさすがにガタガタとなった。
 冬の寒さのなか、適度な汗をかくことができた。
 自然の多様さを知った喜びも大きいが、ボランティア仲間と出会えたのも大きな楽しみだ。
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セッセとたくあんづくり

2012-01-14 20:33:25 | 食彩・山菜・きのこ
 天気のいい日が続く。
 日当りがいい午前中は、毎日キウイの剪定作業。
 それは目標どおりほぼ終了。

 午後は日が当らなくなるので畑は寒くなる。
 とくに寒風が強い日は屋内作業へと逃げ込む。
 きょうも午後は風が痛いくらい。

         

 先日師匠からいただいた大根でたくあんづくり。
 小振りの干し大根の先は凍み大根状態だった。(昨年12/20 blog参照)
 そこは切って、本体20本くらいを糠・塩と一緒に漬け込む。
 ついでに、根こんぶ・干し柿・タカノツメも入れる。

                

 畑から収穫した重石をして出来上がり。
 ついでに、大根の生漬けも補給した。
 これはうまいので、近所にあげたりしてすぐなくなってしまう。

                         

 何を漬け込んだかわからなくなってしまうので(やはり!)、名札をつけた。
 キクイモの味噌漬けはすでに冷蔵庫にあり、樽の中にはない。
 近日中に第3回目の漬け込みをやる予定。

 このところ膝が痛く、正座ができにくい。
 寒さがこたえるが、うまくつきあうしかない。

 
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白菜食べるのは日課です

2012-01-13 21:14:27 | 農作業・野菜
 このところ毎日白菜を食べている。
 というのも、畑でいま食べられる野菜は白菜しかないからだ。
 しかも、ずっしりあるので、食べがいもある。
 きょうはラーメンに入れたが、味噌汁・野菜炒め・サラダとバリエーションを多少変えながら白菜生活の毎日だ。

 白菜が日本にやってきたのは幕末~明治以降らしい。
 日清・日露戦争のおり、中国にいた兵隊が白菜の種を持ち帰って広まったという。
 ただし、アブラナ科のほかの種が飛んでこない場所(離島など)で栽培したという。
 でないと、結球しない白菜になってしまうということだ。

 昨年12月5日のブログの画像より、だいぶズッシリ感のある白菜になった。
 きょうも風が強く寒い一日。
 明日は白菜のキムチ鍋にしよう。
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