山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

一気に渋柿の皮を剥いて

2023-11-22 20:55:46 | 農作業・野菜

 道路側にほっそり伸びた一本の柿の木に「豆柿」が実っていた。横幅の大きさは4~5cmほどだった。むかしは柿渋の原材料に使っていたらしい。とりあえず、枝の一部を切り取って玄関に飾った。干し柿にするより観賞用にぴったりというわけだ。茶室があればいいのだけど。

         

 わが家の裏山でも渋柿がなっているが、日陰にあるので色はまだ熟していない。百目柿系の仲間かもしれないが、それより小さめだ。しかも、毎年実が20個もできないのが残念。そのうえ、そこに行くには急斜面のジャングルを切り拓きながら登らなければならない。ノコギリと鎌を持って突入するが足腰の踏ん張りが衰えているのに愕然とする。まずは半分ほどを収穫する。甘柿は気候変動のせいかどこも不作だった。

           

 そんなとき、近所から「渋柿を獲ってきたからあげようか」と電話が入り、そそくさともらいに行く。見ると、大きな籠いっぱいに渋柿が収穫されている。さらに、吊るせるように小さな枝(撞木というらしい)を残しておいてくれていた。おそらく、300個近くはあったと思える。

 これを干し柿にするにはかなりの労力がいる。そのため、半分近くを欲しいと言っていた友人宅に持っていき山分けする。わが家ではさっそく皮むき作業所となった。まずは布団干しに吊るす。

   

 和宮様も干し柿づくりに興味を示され、皮むきに吊るし作業に、さらにはカビ除けのための焼酎塗りなど積極的に参入していただいた。干す場所は本来なら軒下と言いたいところだが、わが家は山を後ろに控えているので日当たりが悪いのが致命的。そこで、陽当たりがいい畑の脇の物干しにいつものように吊るしていく。今回は柿の量が多いので夕方以降は竿に吊るしたその竿ごとを屋根のある下に移動する。

 これから、朝夕にその干し柿竿を運搬するのが日課となりそうだ。なにしろ、砂糖より糖度が1.5倍もするという干し柿の旨さにはかなわない。近隣に感謝感激。

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