トヨタ車のフロントエンブレムには凝ったものが多いが、車名の頭文字をほぼそのままロゴにしているものもある。ときどき見かける「ノア」は、「ノアの方舟」とは関係がないという。英語で優しい語感の人名を表すというが、日本人にはピンとこない。「ノアなら叶う、夢がある」という初期のキャッチフレーズはいいね。
トヨタの「シエンタ」は、7人乗りの「7」のスペイン語Sieteと英語の「楽しませる」のentertainとの造語だという。左右に配置されている点が「7」個であるのもこだわりが伝わってくる。車が駐車したときの背景がそのまま写ってしまった。
トヨタの「ラウム」は、英語のRoom(部屋)に相当するドイツ語Raum(空間)から由来している。1987年に生産・販売、2011年生産終了というから、これからは絶滅危惧種のロゴとなる。道理でなかなか見ないわけだ。大型連休は車のエンブレムに出会うチャンスだって?