特にこれと言ったコンセプトのないブログ 2015年10月意識低い系を宣言。

私の辞書に努力と継続と言う文字は無い。
1999年人類滅亡を信じて生きてきたが
その後も惰性で日々を送っている。

中高年のシュウカツその11 なぜ日本人は海外で働くのだろうか??

2012年07月09日 | 中高年の就活
海外で働くといっても日本の会社に勤めての出張や転勤ではない。
自主的に現地採用またはそれとほぼ同等の条件で働きに出て行く人達のことだ。

今までの人生で一度だけやってみたい仕事についたことがあった。
今から20年程前、沖縄でダイビングの仕事をした。仕事探しの期間中、民宿に宿泊していたが貯金がどんどん減っていき焦りだしたことを覚えている。

インストラクターの資格やダイブマスターの資格も無かったのに運よく採用された。
実技試験はなかったが、採用後そこのオーナーといっしょに潜ったときに、ダイビングの技量はOKだなと言われた。やはり一応チェックはしているんだと思った。


那覇から座間味まで小型一級船舶で操船できるぎりぎりのサイズの船で毎日通っていた。
変な話だが、空気が満タンの重いタンクを毎日何十本も船に積み込む作業をしたため筋トレ効果がでた。

今思い出しても、過去の人生で一番楽しい仕事だったが、人生で一番薄給だったことも事実。にも関わらずそれなりに充実した時間を過ごしていたように思う。まあただで潜れたからという一面も否定できないが…

今回の日本語教師の仕事はそういう意味で二度目のやってみたい仕事へのチャレンジになる。

余談になるが上記ダイビングの仕事を上回る薄給で仕事をすることになる。
聞いた話では一月当たり$600+住居費+往復航空券ということだ。
海外勤務の日本語教師の実態は世間には知られていないが、この条件でも最低ではないのだ。

思えば今年の初めに面接に行ったベトナムの仕事は一月$200+住居費、航空券自前という条件だった。しかも、金銭的には恵まれているとは言い難い条件にも関わらず応募数が多く、結果不採用だったのだ。

富める国の民、日本人の価値観だと思う。
フィリピン人が海外で働く目的はより良い賃金を求めてと明確だ。
日本人が海外で働く目的、それも現地採用的な給与で働く目的はなんなんだろう??

自分の場合、実は外国にいた方が退屈しないことが多い。
海外旅行の延長に近いものがある。
ダイビングがしたいからスタッフとして働いたのと似ているのかもしれない。

いわゆる自己実現なんて耳障りのいい理由ではないのだ。