正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

昨日は気合を入れて

2007年06月04日 | 時計修理
今朝は天気も良く気持ちが良いですね。昨日は集中して修理をしました。もちろん残業してですが…。帰ったのは12時少し前でした。大阪の湾岸線を使って帰るのですが、中島というところにパーキングがあり夜中缶コーヒーを飲みながらちょっと休憩して帰ります。このひと時がたまりません。
昨日の修理ですが、ホイヤーのクロノの仕上げとユニバーサルの婦人用手巻き時計、オメガシーマスターCOSMIC、カルティエ手巻き時計を修理、ロンジンの婦人用手巻き時計の注文していたゼンマイが入ってきたので交換しました。
機械時計を一日3個プラスゼンマイ交換はちょっときつかったです。

少し前の時計ですが綺麗で見やすい時計でした。分解掃除は昔1度だけしたことがあるとの事でした。分針車が地板に油で引っ付いており、なかなか抜けない上体でした。こんな状態ではいくらゼンマイの力が強くても動かないはずです。洗浄、注油、組み立てで完了。
次はオメガシーマスターです。ワンピースケースで風防外しが出来ないため(専用の工具が要ります。最初は知らずにセイコーの風防外しを使って割ってしまっていました)今は部品屋さんに送って風防だけ外してもらい、その後修理して風防を入れています。ですのできっちり調整してからでないとまた風防外してもらうために送らないといけないのでちょっと大変です。


カルティエですが、ちょっと前の手巻きの時計でした。ゼンマイが切れていました。注文して、分解、洗浄、出来るところまで注油して後はきちっと保管して終了。
構造が少し前の自動巻きの構造に似ていますが、歯車がまっすぐ立たないため組みにくい機械でした。


ロンジンのゼンマイ交換です。1年ほど前に分解掃除をしていたので、ゼンマイだけの交換をしました。もちろん歩度調整は必要です。


綺麗な機械でした。

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