鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

お寺(大祥寺)があったあたりをながめて、当時を偲ぶ。

2018年11月19日 | Weblog

お寺があった場所を通った。お寺といっても、子供にとって宗教的な接点はほとんどなかった。お寺の前庭を遊び場に利用していたが、お寺(大祥寺)の本堂には数回しか入ったことはなく、親戚の葬儀と4月8日の花祭りに甘茶をいただきに入っただけだった。十年ほど前に通りかかった時に、お寺がなくなっているのに気づいたが、それよりずっと前の昭和60年に大祥寺は鷹泊から去っていたとのことである。数十年が経過し、お寺だけではなく周りの家もほとんどがなくなった跡を見ると往時が偲ばれ、時の流れをあらためて感じた。

昭和30年代、お寺の前は、毎年8月には盆踊りで賑やかになっていた場所である。その頃の記憶では、8月14日前後にお寺の前で大人と子どもの盆踊りが開催され、8月20日前後に学校の校庭でこども盆踊りが開催されていた。お寺の前で開かれた盆踊りには、多くの人が集まり、やぐらの上では太鼓が勇壮にたたかれ、盆踊りは鷹泊の夏の風物詩だった。

写真は堤防からお寺のあった付近を写したもの。

お寺の写真は鷹泊ふるさと会資料から転載。