鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

お寺の向かいの食料検査事務所で米の等級判定

2008年01月09日 | Weblog
お寺の前には食料検査事務所があった。その年獲れた米の等級判定を行っていた場所だ。秋の収穫後には各農家が馬車の荷台に俵やカマスに入った新米を積んできて、判定を受けて一等米、二等米、等級外の検定印 が押されていた風景を思い出す。今でこそ「きらら397」「ななつぼし」「ほしのゆめ」等の人気米の生産で、北海道米はおいしいとの評価が高まっているが半世紀前は、まずい米の代名詞だった。特にこの地域は米の北限地で、夏が涼しければ凶作になっていた。 現在鷹泊では米の生産調整で田畑はソバなどの畑作中心にかわったようだ。 
写真は食料検査事務所があったと思われる付近を堤防から撮影。道路の向こう側がお寺の跡にあたる。