高校卒業式

　こんにちは。今日は高校卒業式でした。コロナ禍以前のような卒業式は程遠いですが、保護者の方1名まで参列可として卒業式が挙行されました。

(写真撮影中は話をせず、撮影後は、直ちにマスクをつけました）

　さて、この3年生は1年生も終わりを迎えようとしたこの時期に新型コロナウイルスが猛威に直面しました。3月は一時的に休校を余儀なくされ、春休みに制限があったとはいえ練習もできましたが、高2に進級した4月に全国一斉休校により部活はもちろん日々の学校生活もストップしました。休校解除後、感染対策を徹底して部活動を再開しましたが、新入生が0名という危機に直面しました。練習、練習試合もぎりぎりの人数であり、十分な練習もできませんでした。新人戦以降、部員も6名となりいよいよ休部の危機が迫りました。しかし、6名の選手と1名のマネージャーは覚悟を持って練習に臨みました。高3になってすぐの4月の総体予選。全力を出すも結果は敗戦。ここで彼らも引退。

　高蔵ハンド部の中で一番強い代はと言われれば、2年前の卒業生たちです。しかし、私自身が理想とした部活は間違いなくこの代です。私が目指す部活は、選手がお互いに信頼し、本気でぶつかり合って本音を言い合い、お互いを認め合う人間性を構築した活動です。選手もマネージャーも最後まで苦しみながらも成長してきました。

　最後に、「顔を知らない誰かが君たちのために働いている。君たちもいつか顔を知らない誰かのために働くことになる。社会を形成する一因としての自覚を忘れないでほしい」と伝えました。いつか君たちが大人になって再開することを楽しみにしています。卒業おめでとう。