疾走・重松清。

疲れた。

結局我慢できずに一気に読んでしまいました。

上下巻に分かれている今作品ですが

下巻終盤は何度、目をそむけ気持ちを持ち直してから
読み進めた事か。

この作品は本当に読んで良かったと思いました。

人生という生きるの事の大切さ、悲運を受け止める心の強さ、

を主人公から学べた気がします。

内容もさることながら小説としての媒体にこれほどの
物語展開が出来るものかと感心しました。

映像で伝えることの方が、情報量が多いはずなのに
字だけの方が、自分で考えるからか不思議と心に響く事
が多かった気がします。

こんなに心に、まっすぐに響いたのは創作物で初めて
だと思います。

もう一度言いたい、

本当に読んで良かった。

でも人には薦めづらい内容でもあります、
この感じを誰かに与えると言うのは
それはそれで複雑だからで

もし悶絶しながらでも読む覚悟があるのであれば
ぜひ読んでいただきたい作品です。