日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

聾の形。

2016-09-18 15:07:53 | 感想
京都アニメーション制作の聾の形を見てきました。

原作は数年前に話題になっていた漫画で読み切りだけ読んでいて原作は未読です。

全七巻のもの実質二クール分を二時間にということで尺が足りないとは思っていましたが、
思っていた以上にダイジェスト感が強くて、なぜこの登場人物達はこんな行動をしているのだろうかという疑問が始終が付きまわとってました。

作画やしぐさは京アニなので問題なく良いのですがストーリーと構成が微妙で、
たまこラブストーリーのようなものを期待していったので肩透かしでした。

登場人物たちの精神が大人から子供まで幼すぎるのと、
ヒロインの聖母性の強さが耳だけでなく発達障害なんじゃないかと思えるぐらいに何を考えているのかわかりません。
あとはヒロインが主人公を好きな理由。

主人公がヒロインが好きな理由は、作中でも言っていた罪悪感からというのがあると思いますが、
逆のパターンが謎過ぎて、途中でできる限りの声を振り絞って好きと言ってでも滑舌が悪いから伝わらないシーンは、
そのシーンだけを切り取ればいいシーンなのですが、ヒロインの気持ちがわからなくて、え?ってなりました。

ヒロインの心の声の描写さえないのは、たぶん聾の形というタイトル通り、
声を行動、形に代えた動作で表現したかったのかなと思いました、

それだけに徹底することでタイトルに意味を持たせれますが、登場人物の心情がわからないとうのはどうなんだろか、

とりあえず原作から大分はしょられているみたいなので原作を読んで補完しようと思います。

ただ映画が面白かったから原作が読みたいとはならず、
映画でわからない部分があったから原作を読みたいというのは制作陣にとっていいのだろうか。