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福島第一原発周辺の土壌からプルトニウム。

2011-03-29 21:02:49 | 日常
22日の調査でプルトニウムを検出。

同位体は、238、239、240。
※同位体とは、同じ元素で原子量の違うものを言います。

プルトニウムの危険な所は毒性の強さと半減期の長さにあります。

放射性物質の安全圏の基準としてよく言われる半減期。
これは、放射性物質が出す放射能が半減する期間を示し、
半減期で半分になり次でまたその半分と減っていく。

今回検出されたプルトニウムの半減期は、

238 87年。
239 2万4000年。
240 6540年。

ちなみに以前に検出された放射性ヨウ素は8日、セシウムで30年。

プルトニウムは、外部被ばくに関しては紙でも守れ、消化器官からの吸収率も悪い
ただ、呼吸から吸収されると問題が高いらしく、
1g吸うと50万人を肺がんするというほどらしいです。

プルトニウムは燃料棒内の燃料ペレットに入っているので、
燃料棒から溶けだしさらに容器の破損の可能性があるのかも。

MOX燃料を使用したプルサーマルが危険視されていた部分がもろに出てしまった気がします。

東電の会見では、
通常の土壌中の濃度レベルで人体に影響が出ることは無いと言っていますが
いや、でるでしょ、さすがに無理があると思う。