ビギンズ
おすすめ度:★★★☆☆
新生バットマン第一弾ということで
主人公がバットマンになる経緯から始まる。
バットマンは、『スパイダーマン』や『スーパーマン』
のような身体的・異能的な能力があるわけではなく、
普通の人が超人的なスーツで強くなるパターンのものである。
普通じゃない所と言えば、規格外な金持ちであるところか。
普通の人と言っても
主人公は、ある出来事から世界中を武者修行していたので
多数の格闘技を身につけている。
そして、ある組織に入り極意を学ぶが、
目的の違いから組織を抜けた主人公は
自分の故郷に戻ってくる、
トラウマを抱えたまま・・・。
前置きはこんな感じである。
この後、故郷に戻ってきた主人公は
街を平和にするには
象徴になりうるヒーローが必要と考え
試行錯誤することになる。
それは、
特製スーツや車といった外部的な強さと
救う者としての心構えといった内部的な強さを
併せ持つための葛藤。
ヒーローは"ヒーロー"ではなく人である。
それ故の人間味がうまく表現できていた。
ダークナイト
おすすめ度:★★★☆☆
物語序盤。
その演出は今作の敵、
悪魔的な狂人『ジョーカー』
を表現するのに十分な演出でした。
そして、
前作とは対照に排他的な扱いを受けているバットマン。
市民は、正体を表わさず秘密裏に動くバットマンに
不信感を抱いていた。
そこに現れた優秀な検事。
表だってマフィアを捕まえ
正義感に熱い彼を誰もが支持した。
それは主人公もそうだった。
"バットマンが消える時"
そう思い始めた主人公に対してジョーカーは、
無差別な殺人を繰り広げる。
それは"人の本性は醜い"という事を
主人公に知らしめるためだった。
バットマンは苦しみながら答えを出す。
それはとても悲しい事なのかもしれないと思えた。
それが"ダークナイト"なのだと。
:総括:
どうやら、
僕はスーパーヒーローが好きみたいです。
『スパイダーマン』『アイアンマン』『バットマン』
が僕が観たスーパーヒーロー物ですが
全ておもしろく何回も観れる作品です。
特に"1"のヒーローになっていく過程、
身に付けた力を試すシーンは不慣れで危なっかしい
次第に慣れ始めると悪党を倒すようになり
有名になると宿敵が出てきて倒して認知されヒーローになるのが
大体の成り行きだと思います。
この流れが何か好きで。
バットマンでも、
自分のトラウマとヒーローとはっていう概念
に試行錯誤している姿がとてもおもしろかったです。
観るなら『ビギンズ』から観ることをお薦めします。
合計時間は、5時間になりますが観る価値あると思います。
クリストファーノーラン監督の作品を3作品観ましたが、
人の理想と現実の葛藤が巧くおもしろいです。
残りの作品も観たいと思います。
今日の格言
「人の本性は行動で判る」
~バットマンビギンズより~