新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

新型インフル『かわら版」(終)

2010-03-13 10:07:32 | 健康・病気

    新型インフル・WHO「峠を越えた」?

 国立感染症研究所、12日発表によると、7日までの1週間、全国5千の定点医療機関からの報告で、1医療機関当りの患者数は、7カ月ぶりに初めて、0.77に減少したことを明らかにしました。

 長妻厚労相は記者会見で「第2波が来ないとは断言できない」と話し、調査継続を示唆しました。

 WHOは、警戒水準を引き下げるかどうかの検討に入った模様です。

       余ったワクチン「どうしてくれる」? 

 一方、余ったワクチンの処理、有効期限切れを迎え、医療機関の財政負担が大きな問題になっています。

 最大流行期の10月に医療関係者にワクチン接種を開始するとともに、接種希望者の予約をとり、いざ接種となった2月下旬から3月上旬に感染者数が減少、ワクチン接種を止めたり控えたりしたことと、複数の医療機関にダブル予約したことなどが原因とみられます。

 大阪府だけでも、過剰在庫は26万回分、約3億8000万円相当。

 国が買い取ってくれなければ、医療機関の損失となります。とすれば、つぎの流行期に、リスクを恐れてワクチン在庫を極力抑え、買い控える事態が予想されます。

 はてさて、どうなるのでしょうか?     


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