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参院選、急ぎ負けの「あおり」

2010-07-14 09:16:17 | 健康・病気

    社会保険病院・厚生年金病院、存続の危機

 「今なら勝てる」と目算狂いの参院選のあおりを受けて、法案成立目前で廃案にしてしまった、社会保険病院52ヶ所、厚生年金病院10ヶ所の存続が怪しくなりました。

 どちらの病院も、地域医療の重要な拠点病院です。

 これを運営してきた、独立行政法人・年金・健康福祉施設整理機構(RFO)を、9月末で解散する法律を先に決めてしまって、参院選に突入。

 選挙で勝ったら、簡単に新しい受け皿となる独立行政法人「地域医療機能推進機構」を設ける法案が審議に入る予定が、審議未了となっています。

 政権与党の惨敗で、臨時国会召集、9月の民主党代表選等を前に、9月末までに、野党の協力も得て早急に継続運営する母体を固めないと、運営管理する責任者不在で宙に浮くという、前代未聞の極めて憂慮される事態となります。

 果たして間に合うのでしょうか。

 地域住民も患者はもとより、多勢の医療従事者も、先行き不安を抱えたまま時が過ぎていきます。

  どこの党派が勝とうが負けようが、地域住民や病人や、医療従事者が、とばっちりの犠牲になることだけはご免蒙りたいものです。


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