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イラク戦勝利

2013-06-12 | サッカー
今回のイラクとの試合について,ドーハの悲劇の雪辱戦という言葉を投げかける記事もありました。
あれから20年を経て同じ舞台で試合をするわけだから,そんな郷愁的な感情に浸る気持ちもあるでしょう。

当時の日本はご存知の通り,勝てばアメリカへ,勝てなければ敗退と同じという状況でした。
そんな状況下,最後の最後で同点となり敗退が決したわけです。
ただ,イラクも勝てばアメリカへの道が開ける試合でした。
同点で試合を終えたイラクも無念だったことでしょう。
お互いが純粋にアメリカ行きを手中にしたい一心で戦った試合だったはずです。

しかし,今回の日本はブラジル行きを決めていての試合です。
イラクにとっては,勝てば次のオーストラリア戦につながる試合であり,後半の猛攻がイラクの必死さを物語っていたように思えます。
そのイラクを押さえてブラジル行きの夢を断った日本は,ある意味雪辱を果たしたのかもしれませんが,出場した選手や出場を決めた日本の立場,コンフェ杯につなげる試合ということを考えると,やはり意味合いは大きく違うと感じざるを得ません。
日本にとっては通過点,イラクにとっては…,やはり大きく違います。
雪辱という言葉は,その記事を書いた方の,思いの強さとしての表現だったと言えるでしょう。





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