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明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。 明日が佳き日になりますように。

聚光院 特別公開

2017年03月07日 15時22分55秒 | お茶
聚光院
利休の菩提寺であり、表千家、裏千家、武者小路千家の代々の墓所。

昨年創建450年を迎えての特別公開。

聚光院そのものは利休忌などのお茶会で訪問したことはあるが、狩野永徳などの障壁画が京都国博から里帰りとのことなのでこの機会にと。





狩野永徳筆 国宝「花鳥図」
16面にわたる襖絵
襖4面に描かれた梅はさすが。力強く地面を鷲掴みにし、伸びる枝は一旦水面をくぐり更に伸びる。そのエネルギー。

正面右隅に描かれた岩にとまるセキレイは、右側の襖の空に飛ぶ一羽のセキレイを見る。これなどは横並び展示の博物館では味わえない。
これが24歳の作とは。


狩野永徳筆の国宝「琴棋書画図」
中国の士大夫が身につけるべきとされた四つの芸、それに興じる高師達。中世の禅僧たちが理想とした中国文人の世界を描くとのことだが、「花鳥図」とは全く異なる画法。


狩野松栄筆 国宝「瀟湘八景図」
永楽の父、松栄。山の市の賑わい、一日の漁を終え家路につく漁師などなど親しみやすく穏やかな印象。我が子の放つ才覚、エネルギーをどう感じていたんだろう?


茶室 重文「閑隠席」
表千家七代妙心斎が利休150回忌の際に寄進したといわれる三畳の茶室。点前座は一畳。
炉は上げ台目切で中柱を立てているが、この中柱がまっすぐ。
天井は落ち天井になり亭主の姿勢の低さを演出しているのだろうか。
窓は墨蹟窓(ぼくせきまど)と躙口上の連子窓の二つで光を抑制した造り。






茶室 重文「桝床席」
「閑隠席」のすぐ横にあるのが表千家九代了々斎が建てたと伝わる「桝床席」
四畳半茶室で隅の半畳が踏み込み式の床の間となっており、この半畳が正方形なことから「桝席」と呼ばれる。躙口はなく貴人口のみ。

「閑隠席」の続きでみたせいか、こんな四畳半でもすごい解放感を感じる。




水屋は「閑隠席」と「桝床席」で共有。


方丈 庭園「百積の庭」
永徳が下絵を描き利休が作庭したといわれる。中央に石橋があり、東西の直線上に呼び名の通り多くの苔むす石がゴロゴロと据えられている。
永徳による本堂襖絵「花鳥図」の雪解け水が庭に流れ込むというストーリーもあるらしい。 何を悟る?





写真はネットから

二畳隅炉  小間での建水の扱い

2017年03月06日 17時50分05秒 | お茶
二畳隅炉



二畳隅炉が好きだ
そんな小間での建水の持ち運び


普通は建水を持って茶室に入り、座って襖を閉め、建水を持って立ち、点前座に進んで座ることになる。

しかし亭主、正客それぞれが畳一枚の狭い空間。そんな狭い空間で客前で立ったり座ったりしていては落ち着かない話。


なので二畳では(ややうろ覚えだが)

まず建水を持って茶室に入り、座って襖を閉め、
そして襖に向かって座ったまま右手で建水を持ち、右膝を少し膝退する感じで大きく自分の右背中側、勝手付き側に手を伸ばし、良い位置に建水を置く。

次に、右手は膝に置き、左膝を少し膝退する感じで左手を背中側の畳に突く

その左手を中心に(てこにして)、身体を一気に身体を左回りにまわし、炉前に向き直る


なかなかスムーズにはいかないが...




ちょっと一服に昔を想い出す

2017年03月05日 14時26分52秒 | つれづれ
ちょっと一服


朝から続いた長めのパソコン作業がやっと終わった!

頭の上の重しがようやくなくなった感じ



お茶を点て軽く一服していると、幼い頃に母親にお茶を飲まされた時のことが突然想い出されてきた。

あの時は、羊羹のような甘いお菓子も苦い抹茶も大嫌いだったが、今では自ら進んで、


そんな体験が知らずあったのか...








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日本アカデミー賞 (2017)

2017年03月04日 09時13分47秒 | 役者
日本アカデミー賞



最優秀主演男優賞 佐藤浩市「64 ロクヨン前編」

最優秀主演女優賞 宮沢りえ 「湯を沸かすほどの熱い愛」

最優秀助演男優賞 妻夫木聡 「怒り」

最優秀助演女優賞 杉咲花 「湯を沸かすほどの熱い愛」



個人的にはOK!
特に杉咲花の助演は良かったと思う。


永遠のライバルの背中が遠のく...

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梅吹雪

2017年03月03日 15時04分24秒 | つれづれ
梅吹雪


梅も早咲き、遅咲きがあるので、眼下一斉に満開という感じにはならないが、それなりに咲いている。





枝垂れ梅も風情あり、紅白咲く珍種もあり











そもそも梅ってやはり上品な花だ


そして初めて桜吹雪ならぬ梅吹雪を見た


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