京都四条通りの歩道拡幅へ

京都の四条通（烏丸通－川端通間、約１・１キロ）の歩道を拡幅へ。

これまでほんと狭くて歩きにくかったが、いよいよ１１月から拡幅事業が始まるらしい。

歩道を現行の１・２～２倍近くに広げる一方、車道は片側２車線を１車線に減らすとのこと。

来年秋に完成とのこと。
まあ工事期間中はもっと歩きにくくなるだろうが仕方ない。

http://s.kyoto-np.jp/top/article/20140925000026

テレビ ミニドラマの収録

テレビのミニドラマの収録

あるスポンサーのＣＭも兼ねたミニドラマ。

４話シリーズを早朝から夜半までかけて一気に撮影。

最初の撮影シーンは河川敷から。



女性監督の仕切りのもとで撮影は淡々と進んだが、この監督、台本のセリフを言って終わりではなく、延々アドリブで喋らせたりする。

するとこちらも胸に浮かびあがってくる気持ちを汲み取ろうとするうちに、その役柄にドンドン入っていくしかなくなってくる。でないと、いくらアドリブでもセリフは出てこなくなる。

不思議な撮影だった。
でも役者として一皮むけたかも知れない。

台本のセリフを覚えて喋る。
セリフを喋って、はい終わり。
それは単純な作業だ。

役者ならもっと自分を追い込んでまで役を掘り下げる、気持ちを掘り下げることが必要なんだと痛烈に勉強になった。

「ラストフラワーズ」 大人の新感線

舞台「ラストフラワーズ」by 大人の新感線

「大人計画」と「劇団☆新感線」との合作、共演というもうビックリするようなコラボ！

松尾スズキ作、いのうえひでのり演出 という全くキャラの違う組み合わせ。一体どうなるんや？と興味津々で観に行った。

古田新太、阿部サダオ、松尾スズキ、クドカン、小池栄子他の達者な役者陣に支えられ芝居そのものはテンポ良く、小気味いい。

しっちゃかめっちゃか感満載で、楽しくもありつつ第１幕辺りはなんの話か掴みづらい面もあり。しかも曲者役者のオールスター祭りちゅう感じ！

最初はテーマも分からずただのドタバタに見え... 「人間の進化は憎しみの進化ではないのか？ 「だったら退化すれば幸せな日々になるのでは？」 えっこれがテーマ？などと手探りで、まとまりある話として捉えようとすると苦労するかも。

でもラスト間際、廃墟になった後で星野源が熱唱する「ラストフラワーズ」を聞いているうちに「あ～あ、そういうことか」と、なんか腑に落ちたように思う。

この歌がいい！ 泣けた。


映像も使った舞台転換、シーンも面白く、目が足らない。

毒だらけ、下品さも満載の面もあり、双方の劇団とも見えない苦労はあっただろう。

それにしても小池栄子、今や大女優の一角の雰囲気。あのイエローキャブからよくぞここまで。頭のええ子なんやろな...

http://www.otonanoshinkansen.com/smp/index.html

映画「大いなる沈黙へ」

映画「大いなる沈黙へ」

ＢＧＭもナレーションも一切ない映画、３時間。　

最も厳格なことで知られるフランスのグランド・シャルトルーズ修道院の日々。私語を禁止され、沈黙で過ごす修道院の日々。　




禅寺とは似ているようで違うものを感じる。

ともかく祈る。私などはもういいんじゃないの？と思うけれども彼等は祈る。祈り続ける。ＢＧＭのない画面に、ひざまずく音、歩く音、ページをめくる音だけが響く。

途中で一人の老いた修道士の裸が出る。ふと思う。やがて亡くなっていくこの人達の人生は何なんだろう？

独居で一人で神と対峙する一生。　
彼等は別に功なり名をなしたわけではない。財をなすわけではない。著名な著作を書いたわけでもない。勿論、家族をなすわけでもない。社会的な価値としては殆どないのかも知れない。でも彼等の人生は無限大の価値をもつ人生。　

私の小さな人生も同じだと思いたい。社会的には吹けば飛ぶような人生も、その価値は人それぞれの中にあると信じたい。

ただ映画としては、順を追って丁寧に流すのではなく脈絡のないよう内容に思えるので、その面ではしんどい映画かも知れない。

http://www.ooinaru-chinmoku.jp/

役者 しんどさの我慢

役者のレッスン

相棒 : 刑事と犯人 を題材に指導。

君ら普通の会話になってないか？ 特に犯人役なんてもっとズレた部分、屈折した部分があるん違うのか？と。刑事役はどならずに気持ちでもっと追い込め、と。

芝居ってしんどいもんや。そのしんどさに負けて気い抜いたら全部バレてるぞ、と。

おもしろかった。