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キリスト教の禁制(4)(ザビエル・秀吉)

2022年02月28日 | 宗教

🌸キリスト教の伝来と禁制(4)(ザビエル・秀吉)

 

日本への景教の伝来という事実

 ☆日本へのキリスト教伝来は、 16世紀のザビエルというのが定説である

 ☆しかし、パレスチナに生まれたキリスト教は8世紀には日本にも伝わっていた

 *「景教」という名で「ネストリウス派キリスト教」が日本に伝わっている

 ☆日本では「大化の改新」の頃、キリスト教は中国に到達していた

 *6世紀ソグド人商人が交易とともにキリスト教中国に伝わった

 ☆ササン朝ペルシャで教会が設立され

 *ビザンチン帝国の権威と対峙したために中国伝来時、イランの宗教と認識された

 ☆大秦寺を拠点として中国で景教は隆盛を迎える

 *30点を超すキリスト教の文献が中国語に翻訳されている

 ☆8世紀に一度は日本に伝来したキリスト教が定着せず消滅した

 ☆約800年後のザビエルの来訪・布教後は驚くほど短時間で浸透した

 *その理由は、この間の日本精神史の土壌の変化

 *近世にさしかかった日本の社会構造の変化が見て取れる

 ☆カトリックでは、聖俗一体の国家プロジェクトとしての東方布教であった

 *現地住民への宣教には必ずしも積極的ではなく、停滞期に直面していた

 *そこに熱い情熱をもって登場したのがイエズス会であった

 

ザビエルによる伝道とキリシタンの世紀の日本

 ☆イエズス会は、プロテスタントの攻勢に対抗して

 *カトリックからの宗教改革を推進しようとする修道会

 *先陣を切ってアジアに向かったのがザビエル

 *ザビエルは、マラッカ滞在中に日本への布教に強く惹かれた

 *「日本人は最も知識欲旺盛な民族」という希望を抱き

 *マラッカから中国商人の船に乗り、鹿児島に上陸した

 *二年三ヵ月の布教を終えてマラッカに帰任した

 ☆「伴天連追放令」までの約40年間は「嵐の40年」と言われている

 ☆領主のみならず民衆のレベルまで16世紀の日本がキリスト教を受容した

 ☆日本人がキリスト教受容した理由

 *「鉄砲伝来」を機に、西洋の技術に関する敬意を込めた好奇心が芽生えた

 *突然現れたポルトガル人司祭に気持が動いた

 ☆日本人のキリスト教理解には「浄土教的救済観が媒介」も大きな要素である

 *絶対神の下での平等を語るキリスト教司祭の言葉に心動かされる土壌になった

 ☆民族の気質も時代背景により変化した

 

キリスト教の禁制(突然の展開の理由) 

 ☆キリシタンが隆盛を極める中秀吉による「伴天連追放令」を転機に

 *キリスト教禁制の流れが形成されていく

 ☆信長はキリスト教の教義の理解者ではないが

 *比叡山や一向宗勢力の対抗勢力としてキリスト教を保護した

 *安土に布教のための教会の設立さえ許している

 ☆秀吉の基本姿勢は実利主義

 *キリスト教には警戒心を抱きつつもポルトガルとの交易は重視していた

 ☆秀吉は、フロィスの謁見で朝鮮。明を征服する野心を語る

 *秀吉は、九州征伐を終えて博多に陣を張っていた時、

 *突然「伴天連追放令」を発し、キリシタン禁制へと踏み込む

 *「伴天連追放令」では、キリスト教を「邪教」と切り捨てた

 *神社仏閣を破壊する布教を「曲事」と糾弾している

 ☆秀吉は、イエズス会の野望『イエズス会の世界戦略』を知る

 ☆秀吉にキリシタン禁制を決定づけたのは

 *土佐に漂着したスペイン船サン・フェリペ号事件

 *増田長盛が土佐に赴き、事情聴取の上すべての荷を没収とする 

 *スペイン人乗員の威圧的言動が刺激したといわれている

 ☆これ以降、徳川政権においてもキリシタン禁制は一段と強まる

                             (敬称略)                                     
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キリスト教の禁制(4)(ザビエル・秀吉)
(ネットより画像引用)

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