慶喜

心意気
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日常性を超えていく「驚くべき修行法」3(金剛界・胎蔵界行法・五字他)

2020年11月28日 | 宗教
🌸密教僧(阿閣梨)になるための行法1

⛳9つの世界を順次観想する《金剛界行法》
 ☆金剛界曼荼羅は、『金剛 頂経』にもとづく曼荼羅
 ☆全体が9つの世界に区切られ、中央ブロックを「成身会」と呼ぶ
 *大日如来の悟りを示している
 *大日如来は、胸の前で智拳印を結んでいる
 ☆成身会は、下のブロックに変容
 *ぐるっと時計回りに変容し最後に右下のブロックにいたる
 *如来の悟りが、段階を経て、人間に理解しやすいレベルになる
 ☆各ブロックに大日如来が描かれている
 *右上の「理趣会」だけ、大日如来は描かれていない
 *金剛界曼荼羅で、悟りへの階梯のなかに″欲望の肯定″が秘められてる
 ☆重要なのは「五相成身観」
 *観想法で、大日如来の智慧を体現する仏像と一体になる
 *ある意味で即身成仏を擬似的に成就させることでもある
 *修行者は本格的な”神秘体験”を味わうことになる

仏の大宇宙と融合する《胎蔵界行法》
 ☆胎蔵界曼荼羅は、大日経 にもとづく曼荼羅
 *大日如来を中心に放射状に上下・左右に仏尊が並んでいる
 ☆大日如来は「中台八葉院」の蓮の花の中央に描かれている
 *8葉の花びら
 (大日如来の分身である4体の如来が描かれている)
 (如来を補佐する4体の菩薩が描かれている)
 ☆この蓮の花が、大日如来の悟りの世界
 *大日如来は、両手をひざ西の上にのせて法界定印を結んでいる
 *中台八葉院の上部には釈迦や文殊の世界
 *下部には明王や虚空蔵の世界がある
 *左側には慈悲をあらわす観音や地蔵の世界
 *右側には智慧を意味する菩薩たちが並んでいる
 ☆大日如来の分身が上下左右に展開していくうち
 *慈悲になったり智慧に なったりする
 ☆仏たちの神聖な空間を歩む
 *修行者の心から煩悩や魔が取り除かれていく
 *曼茶羅の仏尊たちと一体化する感覚を得ていく
 ☆「五字厳身観」の観想法
 *大日如来と同等の感覚を自分の身体に植えつけていくこと
 *五字とは、ア・パ・ラ・力・キャの5つの梵字
 *これを自分の腰・へそ・胸・眉間・頭頂にあてはめる観想
 *五字は、地水火風空の五大(世界そのもの)、大日如来でもある

⛳不動明王を本尊とする《護摩行法》
 ☆護摩とは、サンスクリット語ホーマ(供犠)
 *古代バラモン教の火の儀式が密教に取り入れられたもの
 ☆密教の護摩
 *焚かれる護摩木は人々の煩悩、火は大日如来の智慧
 ☆願いごとの種類により、4種に分かれる
 *息災護摩(災いを取り除く)
 *増益護摩(幸せや利益を増やす)
 *敬愛護摩( 上位者や異性の愛顧を得る)
 *調伏護摩(敵や魔物をやつつける)

 ☆護摩行ではさまざまな仏尊を本尊とする
 *一般的なのが不動護摩、不動明王を本尊とする護摩
 *不動明王は大日如来の化身であり、最強の仏尊だ

 ☆護摩法の中心となるテーマ
 *護摩の智慧の火で、煩悩を焼き尽くすことにある

最後に《伝法灌頂》を授かり阿闍梨となる
 ☆四度加行のすべてを完遂した者
 *「伝法灌頂」を受ける資格を得るのである
 ☆伝法灌頂は、結縁灌頂とちがって一般に公開されることはない
 ☆すべてを学び終えた者にだけ、最後の秘密が明かされる
 ☆師からはあらためて、頭頂に如来の法水が灌がれる
 ☆修行者は阿闍梨、すなわち一人前の密教僧となる
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『眠れないほどおもしろい「密教」の謎』







日常性を超えていく「驚くべき修行法」3(金剛界・胎蔵界行法・五字他)
(『眠れないほどおもしろい「密教」の謎』記事より画像引用)

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自然数の本性 (ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな)
2022-08-16 03:41:49
胎蔵界曼荼羅 金剛界曼荼羅 を数の言葉ヒフミヨ(1234)の創生過程として、十進法の基における西洋数学の成果の【π】と【e】に対応させたい・・・

 この風景は、3冊の絵本で・・・
絵本「哲学してみる」
絵本「わのくにのひふみよ」
絵本「もろはのつるぎ」
御礼 (慶喜)
2022-08-16 07:16:33
自然数の本性 (ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな)様

お早うございます。
コメント・ご助言ありがとうござます。
私、密教に詳しくなく、的違いの事記載している
と思います。恐縮です。
「眠れないシリーズ他の本」興味がありましたので
読んで、内容投稿致しました
今後ともご助言よろしくお願いいたします。
カオス ⇔ コスモス (草枕(レンマ学))
2022-08-21 12:06:35
ここに訪問できたコトに感謝しています。
 記載されたコトは、人の形態空間で繋がっている事象だと思います。

 「声字実相義」の【ア】は、[仏の子」とすれば、「ア字の子か ア字のふるさと立ち出でて また立ち還る ア字のふるさと」と、[人]が一生使う数の言葉ヒフミヨ(1234)をスービタイズと観る・・・
 ≪…ア・パ・ラ・力・キャの5つの梵字
 腰・へそ・胸・眉間・頭頂 …≫との関係は、[チャクラ]とも呼応し、数の言葉ヒフミヨは、ここから瞬時に宇宙と繋がるとか・・・
 数の言葉ヒフミヨは、『自然比矩形』から≪…大日如来の知彗…≫と観える一切知性印(△)から、すべての自然数を真四角(🔲)に纏め(焚き)上げる。
 この物語の風景は、絵本「もろはのつるぎ」
 金剛界曼荼羅の世界(e)

 胎蔵界曼荼羅の遍知院の(△)仏が、〇と△▢◇の縁起から実数直線(時間軸)や数の言葉ヒフミヨを言葉の点線面、カタチ(〇△▢◇)と繋がりながらも[いとまごい]し[人]に普遍言語として創り出していると観たい。
 胎蔵界曼荼羅の世界(π)(【群】(神話論理))
 この物語の風景は、絵本「わのくにのひふみよ」
 母の日に臍を観つめてヒフミヨに
         ( √6〇÷▢ヒフミヨに )
         ( √6△◇曼荼羅に )

 絵本「哲学してみる」は、
   有限(離散) ⇔ 無限(連続) 
   の思惟から
   カオス ⇔  コスモス
   を≪…観想…≫ したい・・・
御礼 (慶喜)
2022-08-22 07:00:06
カオス ⇔ コスモス (草枕(レンマ学))様へ

お早うございます。
コメント有難う御座います。
詳細な説明有難うございました
『眠れないほどおもしろい』シリーズ本は、
私の愛読書です。
カオス様記載されている如く
『人の形態空間で繋がっている事象だと思います』
まさにその通りだと私も思います。

話は少しずれると思いますが
最近、私が痛感しているのは、自分の知る範囲、
自分の属する範囲で等で、如何に満足で生活
するかです。
ある面では、自分を信じて過信せず生活するのも
良い方法かも?

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