不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「破戒」27(生きることを考える)

2020年11月09日 | 文学
🌸「破戒」27(生きることを考える)

 ☆差別問題に真っ向から挑んだ長編小説
 ☆偽善に満ちた社会での生き方を問う
 ☆誰よりも早く自我に目覚めた者の悲しみという藤村自身の苦悩
 *主人公に仮託しつつ、社会的なテーマを追求した作品とされてる
 ☆「小説家・島崎藤村」を生み出した傑作
 ☆著者、島崎藤村

⛳『破戒』著者島崎藤村のプロフィール
 ☆著者の島崎藤村は明治から昭和初期にかけて活躍した文学者
 ☆『破戒』は、詩人として文壇に踏み出していた藤村
 *小説家に転身した後の第一作
 ☆『破戒』は、自費出版された
 *夏目漱石は「後世に伝ふべき名編」と高く評価した
 ☆人間の行動をリアルに描くことで本質に迫る自然主義文学
 *日本における源流といえる作品
 *その後の日本人作家に大きな影響を与えた

『破戒』の概略
 ☆主人公の瀬川丑松は被差別に生まれた小学校教員
 ☆舞台となる明治後期の日本
 *士農工商の身分制度があった江戸時代が終わった時期
 *依然として根強い身分差別が残っていた
 ☆丑松は父から「生い立ちを隠して生きろ」と戒めを受けていた
 *成人し小学校教員になってからもこの戒めを守っていた丑松
 ☆自分と同じように、被差別に生まれた猪子蓮太郎
 *猪子蓮太郎は、言論の場で偽善に満ちた社会と闘う運動家
 *猪子蓮太郎と出会い葛藤を抱き始める
 ☆友達から疎外されてる被差別の子どもに手を差し伸べるが
 *「自分も同じ境遇の持ち主だ」とは打ち明けられない
 *猪子に共鳴する理由を同僚から尋ねられても、逃げることしかできない
 ☆自我の解放と差別の間で悩む丑松の体験
 *胸が痛くなるほどに醜悪な差別の本質をえぐりだしていく
 ☆差別に立ち向かう猪子の生き方に感化されながら
 *出自の秘密を打ち明けられなかった丑松
 *猪子が無念の死を遂げたことを機に、生徒たちに素性を打ち明ける
 ☆その後、教職を辞した丑松は胸を張って米国テキサスヘ旅立つ

⛳藤村が『破戒』を書き始めた頃の時代背景とその影響力
 ☆藤村は、信州で教員をしていたが、執筆に集中するために退職
 *背水の陣で創作に臨んだ
 ☆藤村は『破戒』を完成させるまでに娘3人を亡くした
 ☆藤村本人は、医者にもみせてやれなかった自分
 *『破戒』と引き換えに娘を殺してしまった自責の念を持つ
 ☆差別というテーマに真正面から挑んだ作品
 *高い評価を受けた『破戒』は、映画化されている
 ☆小説に描かれた社会の姿
 *排外主義やヘイト的言説に溢れて分断の進む現代社会
 *何か共通点を感じさせる
                 (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』






「破戒」27(生きることを考える)
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 加藤官房長官を支える「二人... | トップ | 空海の「10の謎」を検証する3~5(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事