『新宗教』『ライフスペース事件』『公明党政権参加の余波』

🌸はじめに１

⛳常識と対立する新宗教
　☆キリスト教系の新宗教、 エホバの証人の信者である女性

　＊妊娠し、帝王切開の際に大量出血したにもかかわらず

　＊教団の教えにしたがって輸血を拒否し死亡するという出来事が起こった

　＊生まれた子どもは無事であった

　＊病院側は、死亡した本人から

　＊輸血をしないで不測の事態が起こったとき

　＊病院側の責任は免責するという同意書を得ており

　＊家族も本人の意思を尊重した

　☆エホバの証人の輸血拒否が大きな話題になり

　＊医学界はこの問題に苦慮するようになった

　☆とくに判断が難しいのが、患者が子どもの場合

　＊判断力の乏しい子どもに対しては

　＊親が反対しても輸血を行う方針で臨んでいる医師も少なくない
　☆新宗教が社会的な問題になるとき

　＊病気やその治療の方法、生や死に対するとらえ方の違いが

　＊きっかけになっていることが多い

　＊このエホバの証人の輸血拒否の場合もそうだ

　☆ライフスペースの事件の場合も同様

　＊ミイラ化した遺体を生きていると信じるのは荒唐無稽なことだが

　＊信者たちは、教祖の言うことをそのまま信じたのである

⛳公明党の政権参加とその余波
　☆公明党は、 自民党と自由党による連立政権に参加し

　＊今日まで政権与党の座にとどまっている

　☆創価学会と公明党とは政教分離を行い

　＊互いに独立した組織になってはいるものの

　＊選挙の際には、創価学会が公明党を積極的に支援している

　＊創価学会員の選挙活動や票で、当選している自民党の議員も少なくない

　＊したがって、自民党に対する公明党の発言力は増している
　＊背後には集票マシーンとしての創価学会が存在し

　＊創価学会は公明党の政権入りで、その恩恵に浴している
　☆公明党が自民党と組んで政権与党入りしたことは

　＊他の新宗教団体にも影響を与えている
　☆創価学会と対立的な関係にある新宗教の教団

　＊「新日本宗教団体連合会（新宗連）」という組織に結集している

　＊新宗連は、創価学会が公明党を組織したのに対抗して

　＊自民党の支持団体として活動を展開し、候補者も送り出してきた

　☆新宗連は、公明党が自民党と組んだことで

　＊自民党ばかりを支持するわけにはいかなくなった

⛳宗教政党への批判
　☆政治は「まつりごと」であり、宗教と密接な関係をもっている

　＊宗教的な理想を実現するために

　＊宗教教団が政治の領域に進出することは十分にあり得る

　☆そこに宗教政党が生まれる必然性があるが

　＊日本の場合には、宗教政党はめずらしい
　＊公明党は、創価学会との政教分離を明確化し

　＊宗教政党としての性格を弱めた
　＊けれども、公明党の議員の多くは創価学会の会員で

　＊議員と支持者とは信仰によって結ばれている

　＊そうした宗教を背景とする政党が政権与党の一翼を担い

　＊政治的な影響力を行使している点は重要である

　＊それだけの影響力を行使する新宗教の教団、これまで存在しなかった

　☆新宗教のことはつねに話題になってきた

　＊仏教や神道、キリスト教の既成教団の動向

　＊ほとんど注目されることがないのに対して

　＊新宗教の動向には注目が集まってきた
　☆新宗教がアクテイブな活動を展開し

　＊その活動がときに一般社会の考え方と対立することがあるから
　☆公明党の政権与党入りで政治的な力を増した点で

　＊よけい国民全体が関心をもたざるを得ない状況が生まれている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）
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⛳出典、『日本の１０大新宗教』

『新宗教』『ライフスペースの事件』『公明党政権参加の余波』

（ネットより画像引用）