🌸東南アジアにおける社会運動と仏教の関係2
⛳大乗仏教の主要な4つの経典
☆大乗仏教の発展で、主要な4つの経典系統が重要な役割を果たした
①般若系の経典(空)
*般若とは「智慧」を意味する
*大乗仏教の核心的な教えである「空」の思想を凝縮して表現している
*大乗仏教の核心的な教えである「空」の思想を凝縮して表現している
*「色即是空、空即是色」
*形あるものは空であり、空こそが形あるものである有名な一節
➁華厳系(けごん)の経典(宇宙)
*華厳経は宇宙の真理を究めることをめざす壮大な経典
*鎮護国家(国家を守護すること)についても論じている
*鎮護国家(国家を守護すること)についても論じている
*相互に関連し合い、調和している宇宙の姿を描き出している
③浄土系の経典(浄土)
*この系統には3つの経典があり、「浄土三部経」と呼ばれる
*これらの経典は、阿弥陀仏の浄土への往生を説いている
*「南無阿弥陀仏」と唱えることで救われるという教え
*多くの人々に受け入れられ
*日本では浄土宗や浄土真宗といや言動を集めた
④法華系の経典(平等)
*すべての人が平等に仏になれるという思想を説いている
*この経典は理想主義的で平等思想が強く
*日本では、鎌倉時代に日蓮が法華経を中心とした教えを広め
*日蓮宗という新しい宗派を創始した
☆大乗仏教のこれらの経典は、無名の人々によって大量に創作された
☆大乗仏教のこれらの経典は、無名の人々によって大量に創作された
*仏教の教典は旧約聖書や新約聖書、クルアーンと比べると
*とんでもない物量がある
*しかも系統ごとに言っている内容も伝え方もかなり違う
⛳鳩摩羅什と玄奘による中国仏教の伝来
☆中国仏教史で、鳩摩羅什と玄奘の貢献は非常に大きなもの
*彼らは異なる時代に活躍し
*それぞれ独自の方法で仏教経典の翻訳と伝播に尽力した
☆鳩摩羅什は、若くして仏教を学び、すぐれた語学力を身につけた
*彼は、多くの経典の漢訳に取り組む
*鳩摩羅什の訳出した経典は中国だけでなく
*日本を含む東アジア全域で広く読まれた
☆玄奘(げんじょう )は、唐の国禁を破って西域に旅立つ
*インドのナーランダ大学で仏教を学び
*玄奘の翻訳は「新訳」と呼ばれ、鳩摩羅什の「旧訳」と対比される
*玄奘の最大の功績のひとつは『大唐西域記』
*彼の旅の物語は後に『西遊記』という小説の素材となる
*『西遊記』のなかで玄奘は「三蔵法師」として登場する
*『西遊記』のなかで玄奘は「三蔵法師」として登場する
☆『西遊記』には道教の要素や中国の民間信仰
*占星術や呪術的な要素も混ざっている
*中国の宗教観がそういうものだった
⛳中国における仏教の保護と弾圧の歴史
☆仏教の歴史は、保護と弾圧の表裏一体の関係にあった
①インドの皇帝アショーカ王は、仏教に帰依し国家的に保護した
⛳中国における仏教の保護と弾圧の歴史
☆仏教の歴史は、保護と弾圧の表裏一体の関係にあった
①インドの皇帝アショーカ王は、仏教に帰依し国家的に保護した
*仏教は大きく発展した
*アショーカ王は仏教の教えに基づいて統治を行い
*平和主義的な政策を推し進めた
*仏教はインドから周辺地域へと広がっていく
*仏教はインドから周辺地域へと広がっていく
➁中国では、北魏をはじめとする北朝の諸王朝が仏教を保護した
*これらの王朝は遊牧民族出身で
*漢民族とは異なる文化背景を持っていた
*彼らは仏教を通じて自らの統治の正当性を主張しょうとした
③北魏が華北統一を達成するのは、太武帝の時代
③北魏が華北統一を達成するのは、太武帝の時代
*彼は道教(老荘思想)を組織した寇謙之の教えを受け、仏教を迫害
(仏教に対して4回行われた大弾圧の最初)
④太武帝の後に即位した文成帝は、逆に仏教を保護する
④太武帝の後に即位した文成帝は、逆に仏教を保護する
*彼は高僧から皇帝は『如来』、 つまり仏です
*官僚や軍人は人々を救う『菩薩』です
*そして人民は救いを待つ『衆生』(大衆)ですという
*国家仏教の教えを受ける
*中国史上唯一の女帝則天武后が全国に大雲経寺をつくらせてもいる
*それまで中国で重視されてきた儒教は女性蔑視的な価値観が色濃いもの
*それに代わる宗教的なイデオロギーを探していた武則天
*龍門の石窟に彫られた毘慮遮那仏は武則天をモデルにした
*日本の奈良の大仏や国分寺は、武則天の仏教政策のマネです
⑤北周の武帝による廃仏、唐の武宗による会昌の法難など
⑤北周の武帝による廃仏、唐の武宗による会昌の法難など
*何度も大規模な仏教弾圧が行われている
*弾圧は「三武一宗の法難」として知られている
*唐の武宗は「唐の王室は老子の子孫だ」と喧伝して道教を保護し
*唐の武宗は「唐の王室は老子の子孫だ」と喧伝して道教を保護し
*ほかの宗教には厳しい時代になった
*基本的には唐は世界帝国として、他の宗教にも寛容な時代が長い
*でも中唐から晩唐にかけて衰えゆくなかで、排他的になっていく
*仏教のみならず、すべての外来宗教が弾圧された
⑥チベットにあった国トウプトでも仏教を弾圧する君主が登場
*その混乱から国が分裂して滅びていまう
⛳ 「三武一宗の法難」
☆北魏の大武帝、北周の武帝、唐の武宗、後周の世宗の4回の大弾圧
*廃仏の目的は、みな財産の没収と僧尼の還俗が中心です
*仏教寺院の経済力の増大
*僧侶の増加による税収の減少などが背景にあった
☆為政者は仏教を
☆為政者は仏教を
*自らの統治の正当化や国家の安泰のために利用しようとする一方で
*仏教勢力の社会への影響力をきらって弾圧を加えることもあった
(敬称略)
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⛳出典、『世界は宗教で読み解ける』
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『中国での仏教の普及』『三武一宗の法難』
(ネットより画像引用)