旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

烏山線・宇都宮線

2023-02-11 08:00:00 | 鉄道

JR東日本 烏山線 普通 333M列車 [EV-E301系 (ACCUM) ] (宇都宮)
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。

令和5年2月5日日曜日。栃木県に出掛けてきた。塩原温泉か鬼怒川温泉に行こうかと思ったが、旅行サイトを見て栃木県内の別の温泉で2食付きの割安な宿があり予約した。駅から歩いて行けるようなので今回は鉄道の旅である。武蔵野線、伊勢崎線、(東武)日光線、東北本線を乗り継いで宇都宮にやって来た。次は烏山行の電車に乗り換える。


metro 烏山線で宇都宮を出発symbol6
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。


鬼怒川を渡る (岡本-宝積寺)

宇都宮から東北本線を走っていた電車は宝積寺から烏山線に入る。烏山線はSuicaエリアではない。交通系ICカードは利用出来ない。予め乗車券を購入してある。


乗車券 栗橋 ➡ 大金(1,340円)

東北本線は複線電化だが、烏山線は単線非電化。普通なら気動車(ディーゼルカー)の走る路線であり、以前はもちろんそうだった。しかし今は電車が走っている。電化した訳ではない。電車に蓄電池があるのだ。架線のある東北本線では集電して走っていたが、宝積寺に到着するとパンタグラフを下げて蓄電池で走行する。昨年乗ったJR九州YC1系気動車はディーゼルエンジンで発電した電力を蓄電池に充電し、その電力で走行する。電車の力強い走りをするがディーゼルエンジン音が響く。しかし今乗っているEV-E301系は外部からの電力で充電し、ディーゼルエンジンはないから普通の電車同様に静かである。但し蓄電池の容量から長距離には向かないようだ。


高原山?を望む (宝積寺-下野花岡)



交通系ICカードの使えない烏山線だが、やはりSuica利用の乗客が。下車する時になって運転士さんが「入場情報を消して云々」と説明されるので出発が遅れる。単線だから交換する列車も遅れるなと思ったが、単純にこの列車が終点の烏山で折り返すダイヤだった。東京近郊では「SuicaPASMO使えません」とどれだけ案内を掲示しても放送しても意に介さずという乗客は見掛けるので、JR西日本の関西本線亀山-加茂間のように車載型IC改札機を導入されてはいかがかと思う。


JR東日本 烏山線 普通 333M列車 [EV-E301系 (ACCUM) ] (大金)

大金駅で下車する。Suicaで来てしまった乗客は先程の一人以外は見掛けず。この先の事は知らん。


metro 烏山線で大金に到着symbol6

武蔵野線 普通 1146E 新松戸(12:32)→南越谷(12:49) クハE230-81
伊勢崎線 急行 1161S 新越谷(13:01)→南栗橋(13:31) 東急2243
※東武動物公園-南栗橋間は日光線。
日光線 普通 445N 南栗橋(13:32)→栗橋(13:35) 24441
東北本線 普通 2534Y 栗橋(13:40)→宇都宮(14:31) クハE231-6004
烏山線 普通 333M 宇都宮(14:34)→大金(15:08) EV-E301-3
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。



◆新松戸-南越谷間のIC運賃220円
◆新越谷-栗橋間のIC運賃471円
◆栗橋-大金間の運賃1,340円




JR東日本 烏山線 大金駅 (栃木県那須烏山市大金)

金銭的に縁起のいい駅名。JR北海道の函館本線銭函駅も好き。




時刻表を確認

9時52分の次は2時間後の出発。明日は絶対に9時52分に乗らねばなるまい。


宿まで徒歩15分…

那須烏山市南那須庁舎の前を通る。元は栃木県那須郡南那須町で、平成17年に烏山町と合併して那須烏山市になっている。さて、前方の道が通行止めで回り道の案内が出ている。車両だけで徒歩は行けないかなと思ったが、案内に従い迂回する。宿まで15分では着かなさそう。


田んぼの向こうに今日の宿が見える

宿近くのセブン-イレブンでアンパンと水2Lを買ってゆく。






大金温泉グランドホテル (栃木県那須烏山市岩子)

宿に着いてチェックインする。お勘定は明朝か。


和室6畳

塩原で10畳間に泊ったので狭く感じるが、一人なので十分でしょう。


テレビは地上波のみ

動画サイトも見られない。お茶セットがあるので買ってきた水でお湯を沸かしてお茶を淹れる。昼食を食べてないのでアンパンを食べる。


客室からの眺め

落ち着いたところで温泉に入る。古代の海水だそうで茶色である。ちょっと口に入ると塩味がした。ぬるめとあつめの浴槽があり、露天風呂へは一旦服を着て移動する必要がある。面倒だなと思ったが入ってみる。開放感があっていいが、ここもぬるめ。もう一度屋内の大浴場に戻り、温まり直す。いいお湯だったが、建物内は一部を除き暖房はないので、湯冷めせぬよう客室に戻る。午後5時半を過ぎて夕食会場へ。


夕食

1泊2食付きで6,000円のプランだったので簡単なものかなと思っていたが、思いのほか品数が多い。温かい料理が多いのも嬉しい。ビール(中瓶)(750円)を付けたけど、1泊2食に60分飲み放題も付いて7,000円のプランもあった。飲み放題のお客さんはどんどん飲んでいる。飲み放題とは250円差となったが、飲み過ぎないよう麦酒1本にしたからこれでよし。お刺身で一盞する。旨い。


写真を撮る前に食べてしまった…






これまで令和5年2月5日撮影

豪華料理という訳ではないが、値段を考えるとよかったのではないか。お客さんが多いとバイキングなのだろうが、今日は少ないので個別に席に料理が用意されている。温かい料理はスタッフの方が運んできてくれるのもよかった。ごちそうさまでした。それにしても食事の時間は早い。客室に戻り午後7時半かなと思ったら、まだ6時半だった。テレビをつけているけど、ウトウトして何も入って来ない。午後11時頃、コーラを買いに部屋を出る。「非常口」の灯りを除いて真っ暗である。エレベータ前の照明は点いているけど、真っ暗で寒い館内を歩いて自動販売機まで行ってきた。通路に暖房は要らないけど照明は最小限点けて欲しい。薄明りの中、扉の部屋番号を確認して部屋に戻った。コーラを飲み、水を飲み、灯りを消して就寝した。


午前6時17分、夜明け前 これより令和5年2月6日撮影

令和5年2月6日月曜日。那須烏山市(旧南那須町)のホテルで起床する。実は客室に目覚まし時計がなく、モーニングコールもないというので困っていた。台湾で泊まったホテルに時計がなかったので目覚ましを持ち歩くようになったが、近年は日本から出る事もなく、時計も故障した事もあって持ち歩かなくなっていた。寝坊していつまでも朝食に現れないようならフロントから連絡してもらうという事になったが、テレビにオンタイマーの機能があったので、午前6時にテレビが点くようにして起きる事が出来た。夜中に目が覚めるのでいつまでも寝ている事はあるまいが、二度寝の心配はあった。無事に朝食の前に朝湯に入る事が出来た。寒いので露天には入らず大浴場で温まる。


朝食

朝食も着席してから温かい料理が出る。バイキングではなく給仕してもらい高級な気分になる。


湯豆腐も温まる

建物全体に暖房は入れてないけど、食事会場やロビーには石油ストーブが置かれている。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

会場にコーヒーが見当たらないのでお茶を飲んでいたら、近くの席のご婦人がコーヒーのお代わりを頼んでいた。スタッフに声を掛けて自分も一杯貰う。スジャータも持って来てくれたのでそれを使う。ごちそうさまでした。美味しかった。


乗車券 大金 ➡ 宇都宮(510円)

大金駅に出札口や券売機はないので、予め切符は買ってある。午前9時52分の列車に間に合うよう宿を出なければ。出札口があった頃、「大金 ➡ 宝積寺」が縁起のいい切符と紹介されていた。


巨大な吹き抜け空間

但し暖房なし。大浴場へはここを通るが寒かった。


ピアノ♪

チェックアウトの時にお勘定。1泊2食付きのプランで6,000円。麦酒が750円。入湯税が150円。しめて6,900円。後から気付いたのだが旅行サイトからの予約で、○天ポイント(100ポイント)を使っているのだが反映されていない。まあいいか。いや、よくない。





後から100円引かれてない問題が判明したが、6,000円で2食付きはよかった。建物全体に暖房が入ってないのは他の宿泊施設でもあったが、暖かくなってから利用した方がいいかなと思う。




JR東日本 烏山線 大金駅 (栃木県那須烏山市大金)

無事に列車の出発までに到着。


駅等の様子




駅舎内は待合室とお手洗いのみ

出札口、改札口どころか、自動券売機、簡易改札機、乗車駅証明書発行機も何もない。


所謂構内踏切を渡り向かいのプラットフォームへ

交換がない時は駅舎側のプラットフォームに入って欲しい。


プラットフォーム側より駅舎を望む


烏山線各駅には七福神、大金駅は大黒天


烏山方を望む

終点烏山からは常野線という国鉄→JRバス路線があって水郡線常陸大子駅と結んでいた。陸と下州)で常野線か。今は廃止されている。区間便は別会社が運行。


宝積寺方を望む


JR東日本 烏山線 普通 330M列車 [EV-E301系 (ACCUM) ] (大金)

電車が静かに入ってきた。架線がないので不思議な感じがする。


キハでもクハでもクモハでもなくEV


metro 烏山線で大金を出発symbol6


工事をしていたのはここか (鴻野山-大金)


蛇行する荒川


泊まっていた宿が見える


山の見える景色がいい (新井田-鴻野山)

下野花岡に停車。岩徳線の周防花岡を思い出す。宝積寺に到着する。蓄電池で走っていた電車はパンタを上げ、架線より集電して東北本線を走る。


JR東日本 烏山線 普通 330M列車 [EV-E301系 (ACCUM) ] (宇都宮)
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。


metro 烏山線で宇都宮に到着symbol6
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。

烏山線 普通 330M 大金(9:52)→宇都宮(10:26) EV-E301-3 運賃510円
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。




構内より東口駅頭を望む

烏山線はSuicaエリアではないが、東京近郊区間である。100kmを超えても東京近郊区間内の駅相互発着の普通乗車券では途中下車出来ない。宇都宮で下車したかったのでここまでの切符にしている。入場記録がない乗車券では自動改札の扉が閉まるかも知れない。大金乗車時に車内で取った整理券もあるので、清算で混雑する有人改札の後ろを通り抜け、整理券と乗車券を渡して出場した。


青森 盛岡方を望む


東京方を望む


新しい東西自由通路が出来ている




使用開始されてないこのエスカレータは…


ライトラインのりば LIGHTLINE TRAM LRT


宇都宮ライトレール 宇都宮芳賀ライトレール線 宇都宮駅東口停留場
(栃木県宇都宮市宮みらい)


まだ開業しておらず、線路を跨いで仮通路が設けられている

線路内に立ち入っているのではないので念のため。




車止め





昨年、試運転中に脱線したのはこのあたりかな。


芳賀・高根沢工業団地方を望む

この辺りは自動車は進入出来ないのか。歩行者は階段を上がって跨線橋を渡らねばならず、不便になっている気もする。横断歩道じゃ駄目なのか。


JR東日本 東北本線 宇都宮駅《東口》 (栃木県宇都宮市川向町)



駅の西側へも延伸する計画があるが、駅そのものが立ち塞がる。どうやって西側へ線路を伸ばすかと言うと、宇都宮駅東口停留場より勾配を登り、高架で在来線の上を跨ぎ、新幹線の高架の下を潜って西側へ抜けるのだそう。荒神陸橋か。


線路が道路上に敷かれたところまで行ってみる


センターポールの架線柱ですっきりした景観


路面電車専用信号機

宇都宮市にこれまで路面電車が走った事はなく、全く新しい路線となる。


新しい商業施設やホテル


運転頻度はピーク時は6分間隔、オフピーク時は10分間隔 これまで令和5年2月6日撮影

常磐線・水戸線で走っている水戸支社のE531系が見える。東北本線黒磯新白河間で走っている車両だろうか。それはさておき、宇都宮ライトレールの開業時期は今年8月となる見込み。宇都宮芳賀ライトレール線宇都宮駅東口芳賀・高根沢工業団地間の14.6km。終点の芳賀・高根沢工業団地停留場は宇都宮市の東隣、芳賀郡芳賀町にある。




国道4号から望むライトレールの車両基地 (栃木県宇都宮市下平出町) 令和4年12月23日撮影


令和4年12月23日撮影

開業したら乗りたい。


JRバス関東 水都西線 (JR宇都宮駅) これより令和5年2月6日撮影

東西自由通路を通って西口へ。東北本線の宇都宮駅から東武宇都宮駅へ移動する。一昨年、JR駅から東武駅へは関東自動車のバスを利用したが、JRバスもあり利用してみる。


田川に架かる宮の橋を渡る

路面電車は宇都宮駅の西側にも延伸する計画。東武宇都宮駅付近の更に西まで整備区間となっている。今はバスで移動する。Suicaで乗車する。交通系ICカードが利用出来る。

水都西線 JR宇都宮駅(11:06)→東武駅前(11:13) L538-01517 運賃170円


東武宇都宮百貨店 (栃木県宇都宮市宮園町)

関東自動車のバスで終点の宇都宮東武まで乗車すると西口に到着したが、JRバスで終点の東武駅前まで乗車すると、大通りにある停留所での降車となった。少し場所が異なる。それでは百貨店に入る。買い物をする訳ではない。


東武鉄道 宇都宮線 東武宇都宮駅 (栃木県宇都宮市宮園町)

3階に上がり百貨店内を抜けると鉄道駅が。



日中は30分間隔の運転。11時20分発が出たばかりで28分待ち。


東武鉄道 宇都宮線 普通 436N列車 [20000系] (東武宇都宮)


metro 宇都宮線で東武宇都宮を出発symbol6


思川を渡る (野州大塚-壬生)



新栃木より宇都宮線より日光線に入る。隣からディーゼルエンジンの音が聞こえてくる。


東武鉄道 DE10 1109号機 (新栃木)

北海道で寝台特急〔北斗星〕を牽引していた風の機関車が。実際はDD51の重連が牽引していたから、この機関車が北海道で牽引していたのではない。



日光線下今市東武日光間、鬼怒川線下今市鬼怒川温泉間で運転される〔SL大樹〕〔DL大樹〕の車両。空いていた車内も栃木から乗客が増えてきた。ちなみに栃木県の県庁は都賀郡栃木町(今の栃木市)にあったが、明治17年に河内郡宇都宮町(今の宇都宮市)に移転となった。栃木県より群馬県、下野国より上野国に入る。ちょっとだけ上州を走り、群馬県より埼玉県、上野国より武蔵国に入る。埼玉県に入って最初の駅、柳生駅の近くに三県境となる場所がある。埼玉県・群馬県・栃木県が接する。武蔵国・上野国・下野国の国境でもある。行ってみたいが今日は行かない。利根川を渡り栗橋を過ぎ、南栗橋に到着。当駅始発中央林間行の急行列車に乗り換える。東武動物公園より伊勢崎線に入る。新越谷で下車して昼食を済ませてから帰宅する。宇都宮から宇都宮線・日光線・伊勢崎線経由で時間は掛かるが、運賃は安く済んだ。ここで言う宇都宮線及び日光線は東武鉄道の路線であり、特に愛称なぞは知った事ではない。

宇都宮線 普通 436N 東武宇都宮(11:50)→南栗橋(13:14) 22438
※南栗橋-新栃木間は日光線。
日光線 急行 1365S 南栗橋(13:18)→新越谷(13:53) 東京地下鉄18503
※新越谷-東武動物公園間は伊勢崎線。
武蔵野線 普通 1417E 南越谷(14:46)→新松戸(15:03) クハE231-2

◆東武宇都宮-新越谷間のIC運賃1,079円
◆南越谷-新松戸間のIC運賃220円
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