
客室からの眺め
令和5年1月26日木曜日。菊川市のホテルで起床する。

無料朝食
無料の朝食だが、和食のおかずの種類が多くて充実している。ソーセージやスクランブルエッグまでは取らなかった。味噌汁のところに七味があるなと思ったら豚汁だった。



美味しかった。ごちそうさまでした。コーヒーには牛乳を入れるんだった。

客室から東名高速が見えるが…

あまり車が走っている風でもない。新東名の利用が多いのか、新名神の立往生が影響しているのか。昨日の行程は風が強いものの天気は良く、箱根峠も積雪や凍結はなくて順調だった。ニュースでは新名神の立往生を伝えているが、名神、名阪がどうなっているのかわからない。東海と関西との間は大変になっているものと思われる。

ホテル玄 菊川 (静岡県菊川市加茂)
ちょっと空調の室外機?の音が気になった。高速道路の音は聞こえなかった。朝食は充実しており快適だった。チェックアウトする。

菊川市のホテルを出発する
菊川駅の前を通る。駅近くのホテルに泊まった事があるけど、大井川鐵道に乗りに来た時の利用。東に向かう前に菊川市の隣の掛川市を訪れる。東海道本線に沿っている。隧道を抜けて掛川市に入ると新幹線と立体交差。高架と違い盛土の区間で、走ってくる新幹線車両が見える様子が迫力ある。

JR東海 東海道本線 掛川駅《北口》 (静岡県掛川市南)
掛川駅近くのホテルに泊まったのは天竜浜名湖鉄道に乗りに来た時。昭和8年建築の木造駅舎は耐震工事のために解体。元の駅舎に使われていた和釘や木材が再利用されて平成26年に復元。

掛川城 (静岡県掛川市掛川)
天守閣は普請中か。嘉永7年(1854)に発生した安政東海地震により天守は倒壊。長らく再建されなかったが、平成6年に木造で再建されている。駅舎といい、木造にこだわりを感じる。

掛川をあとにする。国道1号掛川BPに西郷ICより流入する。自動車専用道路ではない。有料道路だったが平成17年に無料開放されている。計画は4車線だが暫定2車線。交通量は多く、流れはあまりよくない。掛川BPはそのまま日坂BPに繋がる。道の駅掛川がある。案内板に「小夜の中山」「夜泣石」の文字が見える。東海道を歩いた時を思い出す。日坂宿の手前は相当な峠道だった。バイパス道路となっても地形の険しいのが判る。日坂BPは島田金谷BPに繋がり、小夜の中山トンネルを抜ける。隣には現道のトンネルが並行する。トンネルを抜けて掛川市より島田市に入る。榛原郡旧金谷町だったが平成17年に旧島田市と合併して島田市となっている。坂を下ると菊川ICで、昨日利用した金谷御前崎連絡道路はここに繋がる予定で工事中である。東海道の間の宿菊川はこの近く。東海道の菊川宿は島田市(旧金谷町)にあり、東海道本線菊川駅は菊川市にあり離れている。明治22年開業の堀之内駅が昭和31年に菊川駅に改称。小笠郡旧堀之内町は合併して菊川町、後に菊川市となる。ともに菊川が流れる。新大井川橋で大井川を渡る。遠江国より駿河国に入る。旧金谷町と旧島田市は合併しているので島田市のままである。橋を含めて4車線化工事が進められている。向谷ICで流出し、旧国道の大井川橋の手前で大井川の土手の道に出る。チラッと東海道島田宿の方を見る。現在は橋のおかげで川留めはない。東海道本線をアンダーパス。目的地の駐車場を確認したが、反対車線側なので通り過ぎる。土手の道でなかなか方向転換するところがない。後続車も気になる。数分走って何とか向きを変える。目的地駐車場に車を停める。駐車料金は無料。

蓬莱橋 (静岡県島田市南町地先)
大井川に架かる木造橋。旧東海道ではない。一度訪れてみたかったが、今回は車なので来やすい。タモさんの番組で紹介されたのも来るきっかけとなった。

タモさんは料金箱にお金を入れていたが、この時間は傍らの建物で渡橋料金(100円)を支払う。

蓬萊橋
草冠は四画なのだがPCでは無理か。文中では「蓬莱橋」を使う。

明治拾貳年架橋
江戸期には幕府は架橋も渡船も認めなかった。明治になると橋が架けられるようになる。

全長897.4m。「世界一長い木造歩道橋」として世界の記録を紹介する本に認定されている。番組では麦酒会社の名称を言っていたが、いつから企業名を言ってもよくなったのか。自分は言っても構わない。スタウトはギネスが好きである。

下流を望む(本流ではない)
河川敷の広大さに比べて水量が少ないが、上流には多数ダムが建設されている。

ど真ん中

下流を望む

島田大橋の向こうには…



上流を望む


島田市街地を望む

製紙工場が見える

橋を渡り終えて駿河国より遠江国に入る。

島台と言う展望台には木製の枠が

枠なし


河原に降りようと思ったが落ち葉などで足元が悪いのでやめる。


駿河側へ戻る

梅が咲き始めたか

山に巨大な「茶」の文字が
ここかな。



蓬莱橋を渡り遠江国より駿河国に入る。ちなみに渡橋料金(100円)は往復と確認している。


下から眺める




せっかく蓬莱橋を紹介したが、令和5年2月1日より2月25日まで、木製上部工の架け替え工事に伴い通行止めとなる。おいでの方は島田市のウェブサイト等で確認されたし。

飛行機が旋回する
静岡空港に着陸する航空機か。時刻表を見ると福岡発静岡行FL144便がある。

蓬莱橋をあとにする。

静岡県道381号 島田金谷線 大井川橋
昭和3年竣工の大井川橋。国道1号の橋梁だったが、バイパスの新大井川橋の方が国道1号となり、大井川橋は国道指定を解除されて県道になっている。東海道を歩いた時に大井川を渡ったのはこの橋、の歩道部分。大井川橋を渡り、もう一度駿河国より遠江国に入る。

大井川鐵道 大井川本線 新金谷駅 (静岡県島田市金谷東)
大井川を挟んで東海道島田宿と金谷宿があったが、東海道本線には島田駅と金谷駅がある。金谷駅から大井川本線に乗り換えて一駅、新金谷駅がある。蒸気機関車の走る路線。

大井川本線は、令和4年台風第15号(タラス)の接近により被災し、現在も家山-千頭間で運転見合わせ、バス代行輸送となっている。全線復旧の目途は立っていないそうだが、一日も早く復旧して賑わいが戻る事を願う。

側線には客車

左の箱の色はアニーとクララベル これまで令和5年1月26日撮影

大井川鐵道 大井川本線 急行〔かわね路1号〕 101列車 (新金谷)
これより平成30年7月23日撮影


オハ35 435の車内の様子

大井川鐵道 大井川本線 急行〔かわね路1号〕 101列車 (千頭)
これまで平成30年7月23日撮影

大井川鐵道 大井川本線 特急〔きかんしゃジェームス12号〕 7002列車 (抜里-川根温泉笹間渡)
これより令和元年8月31日撮影


大井川鐵道 大井川本線 特急〔きかんしゃトーマス14号〕 7004列車 (抜里-川根温泉笹間渡)

Series 24 までのデザインに限るな… これまで令和元年8月31日撮影
また大井川鐵道に乗りに来よう。新金谷をあとにする。国道1号島田金谷BPの大代ICより流入する。近くに新東名高速島田金谷ICもあり、お急ぎの方はそちらへ。再び新大井川橋を渡り遠江国より駿河国へ。島田金谷BPより藤枝BPに進む。以前は有料道路だったが、平成17年に無料開放されている。この道路は自動車専用道路。暫定2車線が続き流れはよくなかったが、4車線区間となると急に流れがスムースになった。藤枝BPから岡部BPに進む。ここからまた自動車専用道路ではない。交差点、信号機もある。岡部BPより静清BPに進む。一部、自動車専用道路の区間あり。立体化工事区間があり交差点、信号機がある。高架道路の建設が進む。静岡・清水市街地を抜ける。静清BPより富士由比BPに進む。まだ暫定2車線の区間があるが、バイパス道路が連続していて快適である。新富士川橋は有料だったが無料開放されている。道の駅に入り小休止。

道の駅 富士 (静岡県富士市五貫島) これより令和5年1月26日撮影


もちろん道の駅富士から富士山は見える。

37-76ナンバー
道の駅富士に駐車している車の中に自動車登録番号「37-76」の車両を発見。富士山ナンバーではない。静岡県内のナンバーではあった。
道の駅で昼食でもよかったが、気になっていたお店に行ってみる。新幹線に併行する富士由比BPの高架を走る。あまり出口がなくて行き過ぎた感じの富士東ICで流出する。国道139号に入るつもりが、「静岡」の文字を見て誤って再び富士東ICから国道1号富士由比BPに流入してしまう。またも新幹線との併行区間を走り、行ったり来たりで国道139号沿いのお店に到着した。

券売機
店内に入る。他にお客さんはいない。食べたいものは決まっているが、どれを押せばいいのかわからない。店員さんの手を煩わす。

花巻そば(320円) トッピング 桜えびかき揚げ(500円) 炊き込みご飯(120円)

店員さんに「海苔入れますか?」と聞かれてお願いした。券売機のボタンに「かけ・花巻」とあって何の事かわからなかったが、後日調べると、海苔を散らしたものを花巻そばと言うそうだ。知らなかった。

かき揚げはあつあつ♪
かき揚げはすぐにほぐれてゆく。あまり海老を感じない。桜えびは食べたかったので注文したが、他のメニューと比べると高い。まずは美味しかった。ごちそうさまでした。

スマル亭 東富士店 (静岡県富士市荒田島字代官町)
昼食を済ませて出発。国道139号を東でなく西へ。さわやかさんのハンバーグの美味しさに気付かせてくれた富士錦店前を通る。国道は右に折れて東名高速富士ICに向かうが、もちろん高速に向かわずに直進する。途中で左折して新幹線新富士駅の側を通り、国道1号富士由比BPに戻る。また新幹線と併行する区間を走る。富士東ICからは沼津BPとなる。ほとんどが地上で信号機あり。上石田ICで国道246号が分岐する。神奈川県へ御殿場経由で行くか、箱根峠経由で行くか。思案のしどころだが、御殿場から東は通った事があるので、今日はそのまま国道1号を行く。沼津BPから三島BPに進む。駿河国より伊豆国に入る。南二日町ICで4車線から2車線となる。藤枝BPの途中から三島BPの途中まで、70km以上4車線以上のバイパスが続いた。暫く行くと道路は箱根越えの山道となった。交通量は減り、登り坂のほとんどに登坂車線があってスムースに進む。箱根峠を越えて静岡県より神奈川県、伊豆国より相模国に入る。箱根新道の方が早いが、バイパスに入らず道の駅で小休止。


道の駅箱根峠 (神奈川県足柄下郡箱根町箱根)

芦ノ湖を望む

箱根 芦ノ湖遊覧船が行く

道の駅を出発。ここから箱根新道に行く事も出来るが、芦ノ湖へ坂を下ってゆく。駅伝の往路ゴール、復路スタート地点のある箱根町港、箱根関所、元箱根港と進む。箱根海賊船が停泊している。観光客も多い。湖畔を離れて登り坂となる。「国道1号最高地点874m」を通過。県境、国境の箱根峠より高いのか。箱根の山は天下の嶮である。箱根新道も曲線があったが、こちらの国道の方が古く、曲線が連続して坂を下ってゆく。こんな急勾配を駅伝選手は登り降りするのかと思う。

箱根登山鉄道の踏切で平面交差 (宮ノ下-小涌谷)
鉄道もスイッチバックがあるとはいえ、こんな急勾配をよく登り降りできるものだと思う。経路変更で通れなくなった函嶺洞門を見て、箱根湯本駅前を過ぎると山越えも終了だ。西湘BPに繋がる小田原箱根道路と言うバイパスがあるのだが、誤って現道を進んでしまう。駅伝コースはもういい。箱根口ICより西湘BPに入る。実に快適な自動車専用道路である。東京まで続いていたらと思うが、大磯東ICで自動車専用道路は終わる。一般道の国道134号となるが往復4車線あり悪くない。茅ヶ崎海岸ICより新湘南BPが利用出来るが、県道を経由して国道1号の現道に戻る。往復2車線で茅ケ崎市街地は渋滞している。有料でもバイパスを使うべきだったか。新湘南BPと合流する。通行料金を払えばもっと早く来れたが、まあいいでしょう。渋滞地点として聞き覚えのある戸塚区原宿の交差点はアンダーパスで立体交差となっていた。横浜新道に入ると車の流れはスムースとなる。相模国より武蔵国に入る。保土ケ谷から第三京浜に入り、多摩川を渡り神奈川県より東京都に入る。玉川ICで流出。さて都心へはどう行くか。カーナビゲーションは目黒通りを案内する。片側3車線の区間もあるが、車線の幅が異様に狭い。歩道寄りの車線には駐車車両がいるので走らない。どこを走っているかわからないが、都立大学駅、目黒駅と鉄道で場所を把握する。清正公前交差点よりまた国道1号に戻る。正面にライトアップされた東京タワーが見える。都心まで戻ってきた。首都高速を使わなくても何とかなったが、車線が狭かったのはいただけない。日本橋まで国道1号で向かうつもりだった。

JR東日本 東海道本線 東京駅《丸の内口》 (東京都千代田区丸の内)
右折する交差点を間違えて行幸通りに入る。国道1号に戻り、日本橋を通過して国道6号(国道4号ほか重複多数)を走る。ライトアップされた東京スカイツリーが見える。都内に入り都心に向かう時は渋滞がなかったが、都心から松戸へは渋滞が発生している。燃料警告灯が点滅している。目安のキロ数が表示されるが、急に減ったり増えたりする。50kmは走れるはずである。江戸川を渡り東京都より千葉県、武蔵国より下総国に入った。ガス欠する事なく給油してレンタカーを返却出来た。運転から解放され、かつやで麦酒を飲み食事をして帰宅した。 (おわり)
走行距離:634km
給油量:36.36L レギュラーガソリン(単価158円)
代金 :5,745円