臺灣鐵路管理局 宜蘭線 福隆車站 (新北市貢寮區福隆里福隆街)
福隆駅に降り立つ。福隆には海水浴場があるそう。
駅頭の様子!
水着に麦わら帽、日傘や水遊びの遊具など扱うお店が。これから海水浴に出掛ける訳ではないので、こちらのお店には寄らない。
發記福隆月台便當 (新北市貢寮區福隆里興隆街)
福隆に来たのはこちらのお店に立ち寄るため。お弁当屋さんである。ちなみに台湾では「弁当(辨當)」に「便當」の文字を使う。または「飯包」ともいう。福隆は福隆便當が有名なのだそうで、駅前にはお弁当屋さんが何軒もあった。しかし、数分歩いてこちらのお店まで来たのは、月台便當、すなわち月台(プラットフォーム)で立ち売りしているお弁当屋さんだからである。有名店なのか、お昼時だからなのか、注文の列が出来ている。何も駅から出なくても、売り子のおばちゃんから買えたものを、調整元まで来て、出来立てを買ってゆく。お弁当は何種類かあるが、月台便當にする。ちなみに店内で食べる事も出来るが、もちろん持ってゆく。
※福隆駅でのお弁当のプラットフォームでの立売は、中華民國105年(2016)11月30日で終了したそうです。一度、売り子のおばちゃんから買っておけばよかった。
福隆月台便當(60元)+台湾啤酒 金牌(35元)
駅前の7-ELEVENに立ち寄り、冷えた麦酒も買ってきた。これで完璧。悠遊卡で入場し、福隆駅のベンチでお弁当の写真を撮っていたら、乗るつもりの列車が入ってきた。まだ中身は見ずに列車に乗り込む。車内は空いており、クロスシートの進行方向向き窓側(海側)の席に腰掛ける。冷房も効いており快適である。ここでお弁当を食べてしまおうかと思ったが、当初の予定通り、まだ食べない。列車は長い隧道を抜け、新北市から臺灣省宜蘭縣に入った。車窓には海が見える。
車窓には太平洋 (福隆-石城)
この車窓を見ながらお弁当を食べるのもよさそうだが、福隆の隣の駅、石城で下車する。
臺灣鐵路管理局 宜蘭線 區間車 4170次列車 [EMU700型] (石城)
スネ夫号は蘇澳へ…
區間車で石城站到了
宜蘭線 區間車 4170次 福隆(11:53)→石城(11:57) 45EMC716
◆票價15元(電子票證票價14元?)
車内でお弁当を食べるのもいいけど、列車から降りて、駅から海を見ながら食べようという趣向である。すでに月台のベンチにはお弁当を食べている人が。考える事は一緒か。
出入口には出站(出場)、進站(入場)の簡易改札機が並ぶ!
簡易改札機はあるけど、駅は無人駅である。切符の券売機もない。
臺鐵 宜蘭線 石城車站 (臺灣省宜蘭縣頭城鎮石城里濱海路)
石城駅は台湾で最東端の駅である。最北端は淡水(台北捷運淡水線)、台鐡に限れば基隆(縱貫線)、最西端は台南(縱貫線)、最南端は枋山(南迴線)である。東西南北の全ての駅に降り立った事になる。
駅頭の様子!
神代か大畠あたりの風景を思い出す。瀬戸内海でも、山陽本線でも、国道188号でもないのだが、故郷の風景に似ている。
駅前いい具合にテーブルとイスが!
実のところ、ストリートビューとやらで、神代に似ているとか、テーブルがあるとか、日本に居ながらにして分かっているのである。便利な反面、旅の新鮮味が失われる。しかし、ストリートビューで分からなかった事。石で出来たイスが、真夏の太陽で熱せられて、とても座れないという事。まあ予想出来た事だが。結局、立ち食いとなるが、まずはお弁当の蓋を開ける。
お弁当の中身はこんな感じ♪
ご飯の上に数々のおかずが載せられている。
いただきます♪
これは旨い。どのおかずの味付けも口に合う。麦酒がすすむ。これで60元。日本円で約240円である。これまで台湾でいろいろお弁当を食べているが、この値段でこれだけおかずが充実しているのはなかった。そして旨い。
臺灣鐵路管理局 宜蘭線 莒光 553次列車 (石城)
お弁当を食べている間にも、列車が通過してゆく。石城で下車したのは、海を見ながらお弁当を食べる他に、通過列車の写真を撮るのも目的なのだ。大満足のお弁当を食べ終えると、7月の台湾の太陽の下、列車が通過するのを待つ。炎天下、長時間はこうしていられない。
臺鐵 宜蘭線 自強 222次列車 〔普悠瑪列車〕 [TEMU2000型] (石城)
臺鐵 宜蘭線 自強 217次列車 〔普悠瑪列車〕 [TEMU2000型] (石城)
台湾の海沿いの線路を日本製の新型車両が行き交う。一方、山陽本線では末…真っ黄色の古い列車が走っている。この線路を走っている〔太魯閣列車〕を製造した山口県にある工場は、山陽本線から見えるのに。
台2線
台湾の省道です。
国道188号ではない!
沖合には龜山島!
甲島ではない。ちなみに亀さんみたいな龜山島は火山島なのだそう。
木陰にもテーブルが!
ここだと列車がよく見えない。
猫は木陰で丸くなる…
鬼の洗濯板か千畳敷のような海岸!
悠遊卡を進站(入場)の簡易改札機にタッチして月台へ。弁当殻は利用客の少ない無人駅ではなく、頻繁に回収される大きな駅で捨てようかと思ったが、屑物入れをのぞいてみると、いくつも弁当殻が捨てられている。それなら同じ事なので弁当殻と空き缶を捨ててゆく。帰りの列車が入ってきた。冷房の効いた車内は気持ちいい。クロスシートの進行方向向き窓側(海側)の席に腰掛ける。海を眺め、長い隧道を抜け、今日来た道を戻ってゆく。台北の一つ手前の松山で下車する。もう伊予松山の予讃本線→予讃線松山駅より、台北の縱貫線松山車站の方が利用回数が多い。 (つづく)
臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 4171次列車 [EMU700型] (松山)
區間車で松山站到了
いずれも中華民國104年7月27日撮影
宜蘭線 區間車 4171次 石城(12:45)→松山(14:04) 40ET737
◆票價81元(電子票證票價73元?) ※八堵-樹林間は縱貫線。