旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

続台湾日記 北投

2007-01-28 12:00:55 | 台湾日記

東呉大飯店 (台北市大同區)

民國95年11月25日星期六(土曜日)。ホテルの寝台で目を覚まし、地下にある食堂に向かう。朝食代は宿泊料金に含まれている。所謂バイキング形式である。日本メーカーの炊飯器からご飯をよそい、料理を取っていく。鮭、納豆、生卵はないが、日本の朝食バイキングと同じようである。青菜の炒め物といった、台湾らしい料理もある。味噌汁は粉末の即席ながら置いている(台湾産)。席に着いて食べ始める。隣席の日本人客の話が聞こえてくる。台北市内のKホテルは料金は同じくらいだが、ここほどきれいではないらしい。Kホテルは格安ツアーで定番だと、ガイドブックに掲載されている。いい所を見つけたと言っている。台北によく来る人らしいが、評判はよいようだ。ますます定宿にしようと思う。

朝飯を終え、部屋に戻る。電話でリコンファームを試みるが、航空会社の番号が留守番電話である。後ほど掛け直すことにして、支度をしてチェックアウトする。ビール代と電話代も精算する。ホテルから駅への延平北路には朝市なのか、露天で海産物や野菜を売っている。付近には朝食を食べさせる店舗が非常に多い。


捷運 淡水線 民権西路站 (台北市中山區・大同區)


駅構内 (民権西路)

駅について切符(30元)を買う。午後乗る台鐡の列車の発車まで時間があるので、北投へ行ってみようと思う。月台(プラットフォーム)は地下だが、改札階は地上なので、明るくていい。民権西路9時40分発。線路は地下から、地上の高架線になる。基隆河を渡り、士林を過ぎ、北投9時56分着。


捷運 新北投支線 (北投)

北投からは新北投まで1駅の支線が出ている。短い編成の電車が10時10分に発車。ゆっくりと走り、10時13分に新北投に着いた。月台には、ほのかに湯の香が漂う。ここは戦前から有名な温泉地、北投温泉なのである。台北の奥座敷というには街の中心部から近い。大正12年(1923)には、当時は皇太子の昭和天皇もここを訪問されている。新旧、多くの温泉宿があるようだが、今日は湯に入らない。駅前だけ見て帰る。山に目をやると、北九州の様な印象を受ける。


捷運 新北投支線 新北投站 (台北市北投區)


新北投駅前 (台北市北投區)

捷運の電車で、そのまま引き返してもよいが、隣の北投まで歩いてみる。すべての荷物を持っているので、ちと重い。捷運の高架下には飲食店、公園、バイク店、コンビニエンスストア。街歩きは楽しい。北投へは歩き足りないくらいで、すぐに着いた。 (つづく)


捷運 淡水線 北投站 (台北市北投區)
いずれも民國95年11月25日撮影