客室の様子!
令和3年1月24日日曜日。再び九州に出掛けてきた。12月に九州を一周したけど、長崎県には行っていない。長崎県のどこに行くか決めてないけど九州を目指す。関門トンネルを抜けて山口県より福岡県へ。長門より豊前へ。北九州都市高速のどこかで豊前より筑前に入る。都市高速より国道200号に入り筑豊へ。バイパスで走りやすい。国道201号八木山バイパスとの交差点。福岡市へは国道201号だが、国道200号を直進する。今日は福岡市に行かない。冷水道路の冷水トンネルを抜ける。有料道路だと記憶していたが、八木山バイパス同様に無料開放されていた。トンネルで筑豊を抜ける。国境のトンネルかと思ったが、まだ筑前である。付近の筑豊本線に筑前山家駅があり、国道200号も朝倉郡筑前町を通る。国道終点で国道3号に入る。鳥栖方面へ。福岡県より佐賀県へ。筑前より肥前。長崎自動車道鳥栖IC付近を通過し国道3号から分かれ、カーナビケーションに言われるがまま走る。鹿児島本線鳥栖駅近くの今日の宿に到着。車を停めてチェックインして、急いで客室へ。
客室には最中
急いでいたが、無料のコーヒーは貰ってきた。部屋に用意されていたお菓子と味わう。
隠岐の海関に大栄翔関
急いでいたのはお相撲を見るため。一月場所の千秋楽である。注目の取組は突き出しで大栄翔の勝ち。13勝2敗で大栄翔関の初優勝が決定した。
これより三役
おめでとう、大栄翔関
埼玉県出身力士の幕内優勝は初めてだそう
ホテル近くの商業施設へ!
佐賀県ではないが、隣接する福岡県では何とか宣言が出ている。鳥栖市の位置からして影響があるのではと早めに夕食に出掛けてきた。お店に入って店員さんにアルコールについて尋ねると特に変わりはないそう。杞憂だったか。しかし店員さんが再び席に来て、アルコールは7時までと告げられる。6時半に出掛けてきてよかった。
キリン一番搾り ジョッキ(400円)
麦酒でドライブの疲れを癒す。
キャベツとアンチョビのソテー(200円)
麦酒を飲んでいたら7時が近づいてきた。麦酒を飲み終えてないが追加注文する。
グラスワイン白(100円)
他の料理は来ていないが、葡萄酒と追加の伝票が先となる。
ペペロンチーノ(300円)
キャベツとアンチョビのソテーを投入しても美味しい。
プチフォッカ(150円)
他の料理も運ばれてくる。
若鶏のディアボラ風(500円)
九州でも安定の美味しさ。旅先で何か食べたいものがあれば別だが、特になければ値段も味も分かっているサイゼリヤでいい。ごちそうさまでした。
サイゼリヤ フレスポ鳥栖店 (佐賀県鳥栖市本鳥栖町)
サイゼリヤは北はみちのく仙台から、南は九州鳥栖まで利用している。九州の店舗を利用するのは初めてか。鳥栖駅に立ち寄り、売店のファミリーマートでアイスを買ってゆく。
でっかいバニラモナカ(130円) これまで令和3年1月24日撮影
ホテルのコーヒーをもう一杯貰い、アイスを食べて就寝する。
客室からの眺め! これより令和3年1月25日撮影
令和3年1月25日月曜日。鳥栖のホテルで目覚める。窓からは隣の集合住宅が見えるだけ。
ホテルの別の窓からは鳥栖駅、サッカー場が見える!
試合のある時はこのホテルもサッカー観戦のお客さんで賑わうのだろう。
朝食バイキング
素泊まりも出来るが、朝食付きのプランにしてある。和惣菜の種類が多いので嬉しい。美味しい。
食後にコーヒーとデザートも…
ごちそうさまでした。
JR九州 特急〔かもめ4号〕 2004M列車 [885系] (鳥栖)
駅を見ると〔かもめ〕が入ってきた。12月に乗ったばかりだが、今回は鉄道には乗らないし駅のかしわうどんも食べない。以前、かしわうどんにごぼう天の入ったのを食べたが実に旨かった。
プラザホテル鳥栖 (佐賀県鳥栖市本鳥栖町)
快適なホテルをチェックアウトする。なお料金は旅行サイトの朝食付きのプランで4,890円だった。駐車料金は要らない。鳥栖駅を見て出発。国道34号を長崎方面に向かう。長崎本線をアンダーパスで潜る。九州新幹線の高架も潜る。前方を馬運車が走っている。佐賀にも競馬場があったなと思っていたら、すぐに競馬場があって曲がって行った。佐賀競馬場は鳥栖にあったのか。吉野ヶ里遺跡の近くを通る。30年位前に行った事があるが、国道34号を走るのはそれ以来である。ここは吉野ヶ里町となっている。町の名前が違うなと思ったら、平成18年に神崎郡旧三田川町・旧東脊振村が合併して発足したそう。長崎本線に吉野ヶ里公園駅があるが、平成5年に三田川駅より改称されている。鳥栖と佐賀という大きな街を結ぶ国道なのに往復2車線だったが、佐賀市の辺りから往復4車線となる。佐賀駅の北側を通るバイパスになって景色は一変する。肥前山口駅付近を過ぎ往復2車線となる。長崎自動車道武雄北方IC付近を通過、そして佐世保線武雄温泉駅付近を通過する。建設中の新幹線の高架線が国道と交差する。
九州新幹線(西九州ルート) (武雄温泉-嬉野温泉)
博多駅(福岡県福岡市博多区)と長崎駅(長崎県長崎市)を結ぶ路線で、博多-新鳥栖間は営業中の九州新幹線を走り、新鳥栖から新幹線が建設されるのだろうと思っていたが、新鳥栖-武雄温泉間は在来線(長崎本線・佐世保線)を利用するのだそう。武雄温泉-長崎間のみ新幹線を建設し、令和4年秋に開業予定となっている。新幹線と在来線では軌間が異なり、そのままでは直通運転が出来ない。以前、九州新幹線が新八代-鹿児島中央間で先行開業していた時、博多-新八代間(在来線)は特急〔リレーつばめ〕、新八代-鹿児島中央間は新幹線〔つばめ〕が走り、新八代で同一プラットフォームでの乗り換えが行われていたが、同じ事を武雄温泉でするのだそう。新幹線の標準軌(1435mm)と在来線の狭軌(1067mm)のどちらも走行出来る軌間可変電車(フリーゲージトレイン)を開発していたが、西九州ルートへの導入は断念された。国道34号が左に分かれてゆき、直進する国道35号に入って行く。佐世保線に沿って佐世保へ向かう。立体交差する橋梁がレンガ造りでいい感じ。道の駅で休憩する。
道の駅 山内 黒髪の里 (佐賀県武雄市山内町大字三間坂甲)
道の駅を出発。有田焼の有田町を通る。松浦鉄道に乗りに来なければと思う。佐世保が近くなり、ラジオでAFNを聞いてみるが、まだ受信状態は良くない。特に峠でも川でもない場所で佐賀県より長崎県に入る。九州一周の途中で立ち寄らなかった長崎県にようやくやってきた。佐世保市街地を走る。佐世保線を国鉄色の気動車が走っており眼が行くが、それどころではない。国道35号は往復4車線となったが、坂や曲線で走りづらい。広島県呉市の休山トンネルがなかった頃に通った呉越峠を思い出す。往復4車線だが車線の幅が狭い気がする。交通量が多いので4車線なのだろうが、大型車がいると緊張する。坂が終わり佐世保駅付近を走る。佐世保線乗りつぶしで佐世保駅に来ているが、駅舎から遠くに行っていない。高架駅は工事中だった。今回初めて車で走って大きな都市だと感じる。国道35号終点を過ぎ、国道204号に入る。平地は終わり、また坂となる。港町である。高速道路のサインが出ているが入らなかった。西九州自動車道の無料区間である。前回、東九州自動車道、南九州自動車道の開通区間を走っておいて西九州自動車道を走らないのは失敗したが、今入ってもすぐに終点である。佐世保市より北松浦郡佐々町に入る。長崎自動車の武雄JCTから西九州自動車道に入り、佐世保市を抜けた高速道路も佐々ICで終点。佐々IC-松浦IC間は事業中である。佐々町より佐世保市にまた入る。地図で見ると佐々町が周りを佐世保市に囲まれている。峠道で佐世保市より平戸市に入る。市内に入ったが目指す目的地はまだ先。道の駅で休憩する。
道の駅 昆虫の里たびら (長崎県平戸市田平町深月免)
これまで令和3年1月25日撮影
道の駅は北松浦郡旧田平町に位置する。国鉄松浦線平戸口駅は日本最西端の駅だったが、第三セクターの松浦鉄道西九州線となってから、たびら平戸口駅に改称された。そこで田平町の名を知ったので、改称の効果はあったと言える。平成17年に平戸市・北松浦郡田平町・生月町・大島村が合併して、新たに平戸市となっている。平成15年に沖縄都市モノレール線(ゆいレール)が開業して、日本最西端の駅は那覇空港駅となった。今もたびら平戸口駅が2本のレールの上を走る鉄道の日本最西端の駅ではある。
沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 那覇空港駅
(沖縄県那覇市字鏡水) 令和2年7月2日撮影
日本最西端の駅 ゆいレール 那覇空港駅
E 127°39′8″ N 26°12′23″
令和2年7月2日撮影
道の駅を出発。旧田平町内の国道204号を行く。国道383号の分岐で左折する。平戸瀬戸に架かる平戸大橋を渡る。九州本土より平戸島に入る。橋の近くに公園があり、車を停める。
平戸大橋を渡って平戸島へ! これより令和3年1月25日撮影
国道383号 平戸大橋 (長崎県平戸市)
初め平戸を訪れるが、この橋もきれいである。
平戸公園駐車場 (長崎県平戸市岩の上町)
平戸大橋の写真を撮ると、平戸市街地に向かわず、国道383号を走り続ける。大きな島である。島の先まで行く訳ではない。目的地に着いたが、駐車場所に困る。ウロウロして国道に面した港に駐車場があり車を停める。
穏やかな漁港
鄭成功門
唐様の門が建つ。
旧道の街並みがいい感じ
鄭成功門から真っ直ぐゆくと神社の鳥居が見える。石段を上がると神社の隣に鄭成功紀念館があるのだ。
鄭成功紀念館 (長崎県平戸市川内町)
母の田川マツと福松(鄭成功の幼名)の像
紀念館を見学してきた。他に見学者はなかった。年配の男性が係の方で、鄭成功について知っているのか尋ねられたので、まあある程度はと。台南も訪れているが、生まれた平戸に記念館があるので来てみたと伝えた。陳舜臣先生の小説のイメージでいるので、史実と異なる事もあるだろう。中で纏められた映像を見せていただき、お礼を言って退出した。
これまで令和3年1月25日撮影
鄭成功については、他のきちんとした資料を見ていただきたい。ここに記念館があるのは、鄭成功が明国人の父鄭芝龍と日本人の母田川マツとの間に寛永元年(1624)に平戸で生まれたから。母が平戸の人という事は知っていたが、平戸の城下町のある方ではなく、静かな浜の生まれとは知らなかった。7歳で父のいる明国泉州に渡り、名を森と改める。南明永暦16年(1662)に台湾台南で没している。
安平古堡 (臺南市安平區國勝路) これより民國107年(2018)11月25日撮影
民族英雄 鄭成功 これまで民國107年11月25日撮影
鄭成功畫像 (赤崁樓)
民國95年(2006)11月27日撮影
鄭成功紀念公園 (長崎県平戸市川内町)
これより令和3年1月25日撮影
平戸の城下に向かう途中で鄭成功紀念公園に立ち寄る。
東アジアの英雄 国姓爺 鄭成功
嘉永5年(1852)に平戸の藩学を司った葉山鎧軒撰文により建てられた紀念碑だそう。
肥前國平戸嶋千里濱云々…
明延平郡王鄭将軍成功云々…
戰捷記念碑
千里ヶ浜海水浴場
四百年も昔に鄭芝龍の船が入ったであろう浜を後にする。
平戸港にやってきた!
平戸城が見える!
天主堂も…
港に来るまでに細い旧道走ったが、魅力的な街並みだった。本来なら平戸の城下を観光するべきだろうが、到着が遅かった。宿は鳥栖ではなく佐世保辺りなら都合がよかったが、昨日は早く宿に入ってお相撲を見ようとしたので仕方がない。ちょっと遅いお昼ご飯を食べて行く。港の駐車場は最初の2時間まで無料でありがたい。港近くの食堂に入る。
平戸ちゃんぽん(750円)
食べたかったちゃんぽんを注文。
いただきます♪
これは旨い。平戸と長崎とで味は違うのだが、平戸のちゃんぽん旨い。麵も具もスープもいい。ごちそうさまでした。
もりとう食堂 (長崎県平戸市崎方町)
港の前の食堂の佇まいからして美味しそう。
平戸市観光案内所 (長崎県平戸市崎方町)
今度はゆっくり平戸を訪れよう。平戸大橋を渡り九州本土に戻る。国道204号を唐津方面へ。松浦鉄道の線路が見える。そちらも乗りたい。松浦市に入ると巨大な発電所が現れる。もう少し先の西九州自動車道松浦ICから流入する。福岡方面が開通しており、松浦IC-佐々IC間未開通は前述の通り。暫定往復2車線で通行無料である。無料はいいが、前を速度の遅い車が走っている。制限速度を下回っている。悪天候でも何でもないのに。長崎県松浦市より佐賀県伊万里市に入る。このまま福岡まで高速が繋がっていたらいいが、開通しているのは山代久原ICまで。再び国道204号に戻る。一般道だが流れはよい。伊万里市街地で国道202号に入り、福岡方面へ。街外れの伊万里東府招ICから西九州自動車道に流入。ここも暫定往復2車線だが通行無料。交通量は松浦から伊万里への区間より多い。
唐津市に入り二丈鹿家ICからは西九州自動車道ではなく、国道202号のバイパスに入る。自動車専用道路ではない。佐賀県唐津市より福岡県糸島市に入る。肥前より筑前へ。佐賀県も長崎県も肥前だった。長崎県は本土以外に壱岐と対馬の二国がある。バイパスを走っていると途中まで信号もなかったが、道路沿いに普通に飲食店が現れる。平地に降りると交差点に信号機、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアもあり、やはり自動車専用道路ではない。ようやく西九州自動車道となる区間。前原TBをETCで通過。周船寺ICまでの料金が徴収される。ここは往復4車線の高速道路である。福岡西TBもETCで通過。周船寺ICからの料金と福岡都市高速の料金が徴収される。西九州自動車道起点の福重JCT。都市高速の環状線に接続する。
前回野芥から外回りを走ったので、今回は内回りを走る。月隈JCTから太宰府ICに行けるが、福岡ICに行くべく環状線をまだ行く。近くに福岡空港がある。千鳥橋JCTより1号香椎線へ。前回の反省を踏まえて、貝塚JCTより4号粕屋線へ。福岡ICまで行かず粕屋で降りて国道201号を八木山BP経由で飯塚市へ、国道200号もバイパス経由で北九州市へ。北九州都市高速を通り、筑前より豊前に入り、門司から関門トンネルで福岡県北九州市より山口県下関市に入る。豊前より長門へ。日も暮れた国道2号を大阪方面へ。埴生ICから高速を利用する事が多いが、そのまま国道を行く。宇部市から山口市の辺りで長門から周防に入る。自動車専用道路の国道2号小郡道路を行く。さすがに長時間の運転で草臥れた。山口南ICから山陽自動車道に流入し、富海PAでようやく休憩する。玖珂ICで流出し、岩国市内で給油してから帰宅した。