國家台灣文學館(正面)と台南市消防局(右)
(台灣省台南市中西區)
赤崁樓から歩いて行くと、日本統治時代の建物を数多く見掛ける。ひときわ立派なのが國家台灣文學館。台南州庁舎として大正5年(1906)竣工だから100年経つ。戦後は台南市政府などに使われた。手前の消防局は昭和13年(1938)の竣工。
擔仔麵(50元)に滷蛋(10元)をのせたの
台南名物と言えば担仔麵なのだそうで、その元祖という度小月を訪れる。店頭には「百年老店 清光緒甲午年 西元_1895年」と書いてある。老舗である。11時過ぎに訪れたが、開店は11時半からで、まだ準備中だった。店頭の随分と低い椅子に腰掛けて待たせてもらう。開店時間が近づくと、暑いからと冷房の入った店内に案内される。11月の会話とは思えん。
卓上に置かれた伝票の注文したい料理に数量を書き込み店の人に渡す。料理名には日本語も併記してある。「タンズーメン 擔仔麵」、「煮卵 滷蛋」を注文。日本語で「よく混ぜて下さい」と言われて、擔仔麵の椀を貰う。店の人の言に従い、よく混ぜて食べる。肉そぼろ、小エビ、おろしニンニクが入っている。香菜は入っておらず、美味しく食べられる。本当は入っているようなので、気を利かせて抜いてくれたのだろう。椀は小振りなので、ご飯ものを併せてとってもよかった。しかし、12時06分発の列車に乗らなければならない。もっと台南での滞在時間を確保するべきだった。1泊してもよかった。名残惜しいが支払いを済ませて店を後にする。また来よう。
度小月 台南總店 (台灣省台南市中西區中正路)
湯徳章紀念公園(民生緑園) (台灣省台南市中西區)
いずれも民國95年11月27日撮影
11時40分に度小月をあとにして、急ぎ足で駅に向かう。民生緑園のロータリーを大回りする。喫茶店の店頭のテーブルではニイチャンがお茶を飲みながら新聞を読んでいる。欧米を思わせるが、ご飯を食べるのもやはり店頭である。暑い土地柄だから屋外なのだろうか。汗だくになったが、無事に12時前に台南駅に到着した。 (つづく)