翌日、8/22も朝6時に起床のお知らせ。
検温をしてメディカルチェックを受けます。
書き忘れてましたが、入院時に体温計を1本渡されます。
入院中はこの体温計で測り、退院時に返却をします。
検温、血圧、そして血液検査。
この血液検査は感染症を発症していないかどうかを調べるもので、
これが通れば3日目に退院できます。
もし、ここでアウトだと留め置かれます。
腕には昨晩刺したままの点滴針。
これを使って抗生物質の点滴をするのですが、
伸縮包帯で固定してても何度か針がひっかかり、
うおおおお、と痛いことに。
寝返り打ったりした時に布団の縁にひっかけて
べりっと…なるんですね。
早くこの針とさようならしたい、したかったです。
朝一で痛み止めを飲み、痛みに備え、検査結果を待ちます。
おそらく今日最後になるであろう病院の食事。
たんまり出てます。
ごはん(ここではおかゆですが)、
どう考えても量が多い!
入院患者の基礎代謝を考えても、多すぎると思うんですが、
病気で入院してる人で完食できるんでしょうか。
残さず余さず食べきるのがしんどい量だと思います。
昨晩よりはおっかなびっくり度はないけど…
でもゆっくりのんびりまったりと、
そして完食。
予定では今日が退院ですので、
看護師さんが入れ替わり立ち替わり入ってきます。
もし退院の許可が出ればいつでも帰っていいとのこと、
お昼はどうしますか、と問われ、
帰るので不要です、とお伝えしました。
量が多いということもあるけど、
ぼーっとお昼まで時間をつぶすなら
家で過ごす方がいいかなと思ったんですよ。
ほどなく血液検査の結果が出ました、
もちろん数値に異常なし。
退院してもいいということになりました。
事務局さんから今回の入院にかかった費用の請求書も届き、
あとは帰るだけ。
ただ、抗生物質の点滴が終わりません。
なっかなか減ってくれません。
量はすごーく少ないんですよ、けど減らない…
早く終わらないかな、と待つことしばし。
一昨日、入院で入った時間より少し早めの時間で点滴は終了ました。
点滴針を取るとき、一緒に、腕につけてたバンドをカット。
たった数日とはいえ、お供してくれたこのバンド、
記念に持って帰りたかったけど、あっさり持って行かれ…
けど、手元にあってもほかに使い道はないし、
手術の記録は数本の歯があります。それで十分。
顔の腫れはマックス。
まるで将棋のコマのよう。
むくんで大変なことにもなってました。
一緒に退院することになった同室の方からマスクをいただき、
その方も腫れがすごかったです。
下あごの親知らず、ホントに腫れます。
あご骨削るから余計なのかな…
すごかったです。
お会計を済ませ、数日お世話になった
新山手病院を後にしたのでした。
病院内にはオルゴール調の曲が静かに流れていました。
初診の時、入院時、そして消灯時までかかっていた
静かなビートルズ。不思議と胸に染みました。
駅までの送迎バスの中で、同日に手術した人とご主人と一緒になり、
入院話に花が咲きました。
どうも私の手術が予定より押してしまい、
大変お待たせすることになってしまったと聞かされ
のんきに「まだ帰ってこないなあ」なんて前日は思ってたけど、
ご迷惑をおかけしたのは私だった、と。
すんません、すんません。
不可抗力とはいえ、すんません。
待つのってつらいはずなんですよ、
だって不安でいっぱいの中、なかなかお呼びがかからないって。
恐縮至極。申し訳なかったです。
オペは私は2人でしたけど、上の事情もあったのか、
3名体制でかかって下さったとのこと。
うあー、贅沢だ!
そして、手術室の中でかかってた曲に話が及びました。
J-popでしたよね? と私。
ですよね? と相手の方。
やっぱり? と意気投合。
エグザイル系でしたよね? と問うと、そうそう! と。
あそこでかかる曲は、患者のためというより、
執刀医の先生のためなんでしょうね、で意見が一致しました。
誰の趣味なんでしょうー?
やっぱ…若先生?
おじいちゃん先生かも。
おじいちゃんーーー!
笑っちゃいけない、けど笑っちゃいました。
新山手病院の口腔外科のドクターは3名です。
K先生はおとうさん(いや、おじいちゃん)、
Y先生がその息子、つまりおとうさん。
もう一人、ほんとーに若い先生はまさしく孫。
わりとイケメンさんでしたね、髪、長かったです。
ご主人がおっしゃるには、オペが終わって手術室から出て来た時、
しばってた後ろ髪のゴムを取りながらだったとか。
今時のドクターはおしゃれなんですねーーー。
駅でその方とも別れ、あとは家路につくだけ。
ここまで来ると、気になるのは置いてきた猫のこと。
入院した日も、手術日も、退院した日も、
東京は大変暑い日でした。
無事だろうか、生きてるだろうか、
もうそれしか頭にありません。
チャリこいでついた自宅。
玄関先に立つと、扉の向こうは無音。
ええええ???
焦りました、
なぜ焦ったかと言いますと、
うちの猫、飼い主が帰ってくると扉向こうで
鳴いてお出迎えするんです。
帰りが遅くなったりすると大変です。
その鳴き声が一切しない。
も、もしや、生きてる?????
大急ぎでかぎを開けた向こうで待っていたのは。
上がり口付近で仁王立ち…
いや立ちふさがるように構えてる、うちの猫でした。
目剥いて、凝視してます。
微動だにしません。
なんか、怒ってる?
私…怒られてる?
何で。
なんでーーーー!!!
数日ぶりの再会、
寂しかったよーとお互いに言い合い
(いや、相手は猫だからそれはないか)
感動の一瞬が待ってるかもと淡い期待は、
辛くも崩れ去りました。
はったと睨む、この顔は、そう、まるで、
夜遊びして帰りがおそい娘をしかりつける母のよう。
そうか、あんたは私の母親だったのかー!
どこ行ってたん?
何してたん?
↑関西生まれの猫なので。きっと関西弁でしょう
猫の怒りが解けるまで、ほぼ半日以上の時が必要でした。
ま、元気で、ご飯ももりもり、
お手洗いも普通にすませてくれていたことに安堵。
いろんな意味でぐったり、疲れた数日の入院は
これで幕引きとなったのであります。
(もう少し、続きます)
検温をしてメディカルチェックを受けます。
書き忘れてましたが、入院時に体温計を1本渡されます。
入院中はこの体温計で測り、退院時に返却をします。
検温、血圧、そして血液検査。
この血液検査は感染症を発症していないかどうかを調べるもので、
これが通れば3日目に退院できます。
もし、ここでアウトだと留め置かれます。
腕には昨晩刺したままの点滴針。
これを使って抗生物質の点滴をするのですが、
伸縮包帯で固定してても何度か針がひっかかり、
うおおおお、と痛いことに。
寝返り打ったりした時に布団の縁にひっかけて
べりっと…なるんですね。
早くこの針とさようならしたい、したかったです。
朝一で痛み止めを飲み、痛みに備え、検査結果を待ちます。
おそらく今日最後になるであろう病院の食事。
たんまり出てます。
ごはん(ここではおかゆですが)、
どう考えても量が多い!
入院患者の基礎代謝を考えても、多すぎると思うんですが、
病気で入院してる人で完食できるんでしょうか。
残さず余さず食べきるのがしんどい量だと思います。
昨晩よりはおっかなびっくり度はないけど…
でもゆっくりのんびりまったりと、
そして完食。
予定では今日が退院ですので、
看護師さんが入れ替わり立ち替わり入ってきます。
もし退院の許可が出ればいつでも帰っていいとのこと、
お昼はどうしますか、と問われ、
帰るので不要です、とお伝えしました。
量が多いということもあるけど、
ぼーっとお昼まで時間をつぶすなら
家で過ごす方がいいかなと思ったんですよ。
ほどなく血液検査の結果が出ました、
もちろん数値に異常なし。
退院してもいいということになりました。
事務局さんから今回の入院にかかった費用の請求書も届き、
あとは帰るだけ。
ただ、抗生物質の点滴が終わりません。
なっかなか減ってくれません。
量はすごーく少ないんですよ、けど減らない…
早く終わらないかな、と待つことしばし。
一昨日、入院で入った時間より少し早めの時間で点滴は終了ました。
点滴針を取るとき、一緒に、腕につけてたバンドをカット。
たった数日とはいえ、お供してくれたこのバンド、
記念に持って帰りたかったけど、あっさり持って行かれ…
けど、手元にあってもほかに使い道はないし、
手術の記録は数本の歯があります。それで十分。
顔の腫れはマックス。
まるで将棋のコマのよう。
むくんで大変なことにもなってました。
一緒に退院することになった同室の方からマスクをいただき、
その方も腫れがすごかったです。
下あごの親知らず、ホントに腫れます。
あご骨削るから余計なのかな…
すごかったです。
お会計を済ませ、数日お世話になった
新山手病院を後にしたのでした。
病院内にはオルゴール調の曲が静かに流れていました。
初診の時、入院時、そして消灯時までかかっていた
静かなビートルズ。不思議と胸に染みました。
駅までの送迎バスの中で、同日に手術した人とご主人と一緒になり、
入院話に花が咲きました。
どうも私の手術が予定より押してしまい、
大変お待たせすることになってしまったと聞かされ
のんきに「まだ帰ってこないなあ」なんて前日は思ってたけど、
ご迷惑をおかけしたのは私だった、と。
すんません、すんません。
不可抗力とはいえ、すんません。
待つのってつらいはずなんですよ、
だって不安でいっぱいの中、なかなかお呼びがかからないって。
恐縮至極。申し訳なかったです。
オペは私は2人でしたけど、上の事情もあったのか、
3名体制でかかって下さったとのこと。
うあー、贅沢だ!
そして、手術室の中でかかってた曲に話が及びました。
J-popでしたよね? と私。
ですよね? と相手の方。
やっぱり? と意気投合。
エグザイル系でしたよね? と問うと、そうそう! と。
あそこでかかる曲は、患者のためというより、
執刀医の先生のためなんでしょうね、で意見が一致しました。
誰の趣味なんでしょうー?
やっぱ…若先生?
おじいちゃん先生かも。
おじいちゃんーーー!
笑っちゃいけない、けど笑っちゃいました。
新山手病院の口腔外科のドクターは3名です。
K先生はおとうさん(いや、おじいちゃん)、
Y先生がその息子、つまりおとうさん。
もう一人、ほんとーに若い先生はまさしく孫。
わりとイケメンさんでしたね、髪、長かったです。
ご主人がおっしゃるには、オペが終わって手術室から出て来た時、
しばってた後ろ髪のゴムを取りながらだったとか。
今時のドクターはおしゃれなんですねーーー。
駅でその方とも別れ、あとは家路につくだけ。
ここまで来ると、気になるのは置いてきた猫のこと。
入院した日も、手術日も、退院した日も、
東京は大変暑い日でした。
無事だろうか、生きてるだろうか、
もうそれしか頭にありません。
チャリこいでついた自宅。
玄関先に立つと、扉の向こうは無音。
ええええ???
焦りました、
なぜ焦ったかと言いますと、
うちの猫、飼い主が帰ってくると扉向こうで
鳴いてお出迎えするんです。
帰りが遅くなったりすると大変です。
その鳴き声が一切しない。
も、もしや、生きてる?????
大急ぎでかぎを開けた向こうで待っていたのは。
上がり口付近で仁王立ち…
いや立ちふさがるように構えてる、うちの猫でした。
目剥いて、凝視してます。
微動だにしません。
なんか、怒ってる?
私…怒られてる?
何で。
なんでーーーー!!!
数日ぶりの再会、
寂しかったよーとお互いに言い合い
(いや、相手は猫だからそれはないか)
感動の一瞬が待ってるかもと淡い期待は、
辛くも崩れ去りました。
はったと睨む、この顔は、そう、まるで、
夜遊びして帰りがおそい娘をしかりつける母のよう。
そうか、あんたは私の母親だったのかー!
どこ行ってたん?
何してたん?
↑関西生まれの猫なので。きっと関西弁でしょう
猫の怒りが解けるまで、ほぼ半日以上の時が必要でした。
ま、元気で、ご飯ももりもり、
お手洗いも普通にすませてくれていたことに安堵。
いろんな意味でぐったり、疲れた数日の入院は
これで幕引きとなったのであります。
(もう少し、続きます)