t-catの徒然寄稿

興の赴くままの煩悩炸裂日記です。買い物(散財)やら、最近のハマリ物公開中。猫(ラグドール)と暮らして18年が過ぎました。

web時代のtextより・2001-01-13記

2005-09-25 21:00:34 | web時代のtextより
常に達成感とむなしさが同居するのです。

話すと長くなるので省略しますが、
学生時代にかぶれてはまった雑誌の編集さんのお言葉です。

ひょんなことからバックナンバーの存在を知りまして
購入の手続きをとったのですが、
問い合わせ等は全てメール。
インターネットの恩恵ばっちりうけました。
直接ご本人とメールのやりとりができて、
ミーハーな部分も満足できましたし。

創刊号は20年前、通巻3号という、
超つけてローなペースでの発行だったので、
1,2号は持っていても3号まではさすがに追いかけられず、
今回念願の3号を入手できたのですが、
発送のお知らせとともにいただいた
ご本人からのコメントが先頭の文なのです。
 
おこがましくも、当方もたまに、
でも最近多めに同様の感慨を抱くので、
どこで何をしていても、
誰でも同様の痛みを覚えるのだろうか、
そんなことを思ったのでした。
鈍感になれればむなしさは感じないのでしょうが……。


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つい先日閉めた、当方のwebサイトで
日記代わりにつけていたtextです。

こちらで話題にしている雑誌とは、
80年代初頭に発行された、
今でいうサブカル系雑誌の流行り、
「パピエ・コレ」のことです。
編集は長沢 均さん。
今もあるかどうかはわかりませんが、
比較的最近までwebサイトが存在していましたけど、
今は何をなさっているのでしょう…

1号、2号はわりとすぐに出たのですが、
3号以降はなかなか市場に出ず、
幻の3号は上のような経緯で入手したのです。
ちなみに1号は、何とナチズム特集。
何となく興味があるよ、程度だったナチズムや
第三帝国関係の書籍を読んだり知識を得たりする
とっかかりは、実はこの雑誌の特集がきっかけ。
今読み返しても、比較的中庸で良い内容でした。
(パピエ・コレは3号とも所持しています。
この3冊を手放す時は魂を売り渡す時だ!)

私が豆知識的雑学に興味を持っていたのは
子どもの頃からでして、ちょっぴりとがったものが
大好きでした。
思えばバブルより前、80年代初頭は
宝島やビックリハウス的雑誌が
雨後の竹の子のように出ては消えていきました。
この手の自費出版的手作り感
(同人誌ではないですよ)が大好きで、
創刊を見かけると片っ端から買って読んでました。
夜想とか。月光とか。懐かしいなあ。
マル金マル貧なんてのもありましたねー。


長沢均さんの著作で、入手可能なものはこちら。

パスト・フューチュラマ?20世紀モダーン・エイジの欲望とかたち

フィルムアート社

このアイテムの詳細を見る


この本は、別に探していたわけではなく、
新宿のタワーレコードの書籍売り場をぷらぷらしていた時に
偶然目に飛び込んできたもの。
情報は意識してなくても向こうからやってくることもある。
その意味でも感慨深い本です。

内容は……うーん、ちょっと評価しづらいな。
人には勧めにくい本です。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
健在なり。 (長澤均)
2006-02-25 00:55:21
新著は「BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974。ブルース・インターアクション発行です。カシオのデータバンクのかなりカッコイイやつデザイン等もしています。なによりも生きてます。
返信する
感慨いっぱいです (t-cat)
2006-02-25 17:15:08
長澤均様



長澤様からのサプライズはこれが2回目です。

前回は、webからパピエコレをオーダーした時。

2回目は今回お寄せいただいたコメント。

まだ定まらないふわふわした10代後半から

20代前半の頃に多大な影響を受けた雑誌の

編集長様からのコメント、

この時ばかりは恥も外聞もなく心は若人に戻っておりました。



今読み返しても、ナチズム特集は圧巻の一言です、

この1冊から受けた影響大でして、

ナチズム関連の研究書やらコンテンツをおいかけ、

エセ研究者ぶるおばさんが出来上がるとは、

10代の頃には想像もつかないことでございました。

今は往事ほど知的分野で刺激を与えたるに足るメディアが

本当に少ない。

今時の若者は、何に触発を受けるのでしょうか…
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