翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

翻訳常識って?

2005年08月29日 | 英語・翻訳

雑誌、ネットその他の媒体に、翻訳者の参考図書・ツール、仕事の取得法と題するものが載っていることがあります。

辞書、参考書、和書・洋書・・・

教える立場になってすぐ直面したのが、「どれがいいですか?」という質問です。

回答するのに困りました^_^;

掲載されている物は、ほとんど持っていないし^_^; また、掲載されている仕事ゲット方法も「そ、そこまでするか・・・!?」ってことが書いてあったり。。。

中には、「翻訳者は必ず持っている」とか説明がついているものもあります。へっ? では、持っていない人は翻訳者ではない???

     

親切なつもりで、多くの情報を提供しようという意図はわかるのですが、かえってそれが初心者には「まどわし草」になることもあります。

不安だから推薦図書は全部揃える、という人もいるかもしれません。不安な気持ちはよくわかります。でも、買ったからといって、力がその分増えるわけでもないでしょう。「これだけ出費した」という自己満足は得られるかもしれませんが。

私は、これまで多くの生徒を見てきて、レベルに応じて情報量を調節することによって、無理なく力をつけていかれると思っています(^^)

 注:「レベルに応じて情報量を調節する」は、教える立場にたって、生徒の学習レベルに応じた情報を提供していく、という意味です 

 


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5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
まどわし草 (ネコ)
2005-08-31 21:20:42
こんにちは。

まどわし草って、ゲームのアイテムですか?

あれ、かなり効きますよね(爆)
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Unknown (re)
2005-08-31 21:36:05
よくぞ気づいてくれました!大当たりです(笑)

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Unknown (roserose)
2005-09-02 09:37:25
 「レベルに応じて情報量を調節する」頭ではわかるのですが、私の場合は学歴は高卒ですが医学翻訳者を目指しています。動機は娘のようにアレルギーで悩んでいる人の役に立ちたいと思ったからです。医学の知識はほとんどなく、インターネットで情報を得てきました。検索サイトは情報の洪水で、いっそあきらめようかと思っていたとき、まずは外科の日本語の教科書を読んで理解し、英語の教科書、次に内科の日本語教科書、英語の教科書と系統立てて勉強すればよいとある雑誌で読みました。後はひたすら多読をしてくださいとのアドバイスでしたが、思わず「何を読めっちゅうんじゃい!」とツッコミを入れたくなりました。誌面の都合もあるのでしょうが、中途半端なアドバイスだなと思いました。
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氾濫する情報 (rei)
2005-09-02 10:22:55
roseroseさん、こんにちは。

 ① 私は、翻訳者は職人をとらえているので学歴は関係ないと考えています。適性があれば伸びます。良き師に出会えればいいのですが。。。

 

 ② ホント、インターネットの普及に伴って情報は氾濫していますね。。雑誌、ネットなどに出ている情報(学習法、仕事のオファーなど)は、???なものも相当あるので、生徒にはいつも注意するよう言っています。



 ③ 蛇足ですが、私が「レベルに応じて情報量を調節する」と書いたのは、教える立場にたって生徒の学習レベルに応じて情報量を提供していくというものです。最初から、あれもこれもと情報を提供するのは混乱させるだけだからです。

 

 ④ 前回コメントしていただいたときのroseroseさんのブログアドレスに行こうと思ったらパスワードがかかってはじかれました(笑)

 それにしても、分野が違うのが残念です。やる気のある人は好きです(^_^)

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パスワード (roserose)
2005-09-03 08:42:25
を設定したのは、嫌がらせの書き込みがあったのと、出会い系サイトから勝手にリンクされていたからです。もしよろしければ電子メールでお知らせしますが。
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