スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

フォーミュラEを見た

2014-10-28 | 車 バイク
スカパーが一週間無料という事で、普段お目にかかれない番組に出会えるのですが、その中で、フォーミュラEチャンピオンシップ、北京ラウンドを見たのですが、これが面白かった。
スピードはF-1に及ぶべきもないのですが、そんな事が関係ないほどレース展開が面白かった。

というのも、レース展開が全く読めない。というか、どう走れば勝てるのか?という流れが、誰もわからない。
だから、リアウイングが立っていたり寝ていたり、燃料ではなく電池残量をどうやって使うかとかも、正解がないから、みんなバラバラ。
中でも、途中トラブルで停まってしまい、その後、動けるようになった佐藤琢磨が、電池に余裕があるから全開全開で、結局ファーステストラップを叩き出したにもかかわらず、周回数が足りずに完走扱いにならなかったりと、F-1では、ちょっと考えられないような事態が発生したりと、観ていてまったく飽きなかったものです。
それと解説の脇坂寿一と鈴木亜久里のやり取りが面白くて、これも良かった(まあ、脇坂さんはね(笑))。

最近のF-1は
「この路面温度では一周何秒で走って、何週目にタイヤ交換して、交換時間に何秒ロスして、一時間何分でゴールして勝つ(負ける)」
と言うシミュレーションがあらかじめ出来上がっていて、波乱がない限り、そのシミュレーション通りに終わる。と言うイメージしかない。
それをやり遂げることが、(曽田正人さんに言われるまでもなく)すごい大変だというのは判るのですが、それが面白いというのとは別のような気がしてならないんですよね。

今回の北京ラウンドは、最後の最後にクラッシュが起きて、ちょっと後味が悪い結末となったのですが(これには驚いた!!)、これも、電池に余裕があると、とてつもなく加速できる。というガソリンではちょっと考えられない事態が起きるという証左ではないかと。
ぶつけたプロストも、「なんでそんな加速が!!」と思い慌てたのでは?(停まれるかどうかは別にして)

エンジン音がないから迫力が出ない。とか言われてましたけど、なかなかどうして、迫力のあるレースでした。
ただ、スタート時の違和感はすごかった。でかいラジコンカーが走ってるとしか思えなくて(音も静かだし)、「なんだこれ?」と言う感じでした。

コメント
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