スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

夢から醒める瞬間

2007-12-20 | 映画、ドラマ、テレビ
 どんなに夢中になっていても、夢から醒める瞬間というのは、確かにあると思います。
 例えば野球。僕は好きだったんですよね。でも、最近は、本当、どうでもいい存在になりました。
 まあ、やれば見ないこともないけど、ずーっと見るという事は滅多にない。
 特にプロ野球なんて、今思うと「なんで、あんなに夢中になっていたのか?」と醒め切ってます。
 野球に関しては、まあ、いつの頃だったか定かではないのですが、先日、その瞬間にめぐり合いました。
 
 録り貯めしておいた「24」シーズン4を見始めたのですが(ようやくかよ!)、あんまりなストーリー展開にあんぐりとしてしまい、ちょっと続きを見る気になりません。

 以下、ネタバレ有り

 あるテロリストの一味を車で追いかけていたジャック。衛星追跡システムが動き出すまでに時間がかかる。
 相手は車のガソリンを入れにガソリンスタンドに寄っているが、走り出されたら尾行がばれてしまう。衛星追跡システムが整うまで足止めするというジャック。
 「どうすんのかなあ?」
 と思っていたら、そのガソリンスタンドに強盗に押し入るのだ!!
 それで「続く!」

 …いや、いくらなんでも、そりゃ無茶すぎ

 シーズン4は、当初から、とにかくジャックの暴走振りが目に付いてしょうがなかった。
 「自分は絶対に正しく、自分のやることは全て正当化され、何をやっても構わない。もちろん、命令無視なんて当たり前。
 いう事を聞かない人間には、力づくでもいう事を聞かせる。力で負けると”頼む”と懇願」
 いや、これ悪役のキャラクターでしょ(笑)。

 シーズン2.3でも、そういう点は見えていたけど、何しろフィクションだし、これがジャックのキャラクターだと見ていたんだけど、今回はもう、完全にドン引き。
 夢から醒めた思いです。
 
 シーズン1は面白かった。キャラクターは立ってるし、ストーリーとしても良く出来てた。
 24時間である事を始めに、物語に必然性があった。
 でも2.3と続くにつれ、段々、無理があるというか、突飛な面が目立ち始めた。
 特に3の大統領さえ知らない、大がかりな潜入捜査(?)をしておいて、お咎め無しってのは、どうにも腑に落ちない。
 たった一日で大統領の考えが、コロって変わるのが不自然でならない。
 でも、その時には、流したんだよなあ。自分の中では…。

 まあ、ドラマといってしまえば、それで終わりなんだけど、ともかく、醒めた瞬間というものでした。