
鈴木大介著、ちくま新書刊
30年近い前に「オレオレ詐欺」の実態を訊いたのは同級生の警察官から。
「まぁ、増えてるんだよね」という話から、オレオレ詐欺をモチーフにしたショートコントに大笑いしました。
まだ40代前半で他人事に訊いていましたが、部下の父親から電話があり、「息子が電車内で痴漢をして現行犯で捕まり・・・・、というような電話があったが、確認のため本人の携帯に電話したが出ないので職場に電話しました」ということでした。
本人は、休憩中で仮眠していたので呼び出し音に気付かずにいたそうですが、伝えたところ父上と連絡して事なきを得ました。
本人は、「俺を疑っていたのか・・・」としょげていましたが、冷静な父上の対応で事なきを得ました。
最近では特殊詐欺というくくりで「オレオレ詐欺」以外に「預貯金詐欺」、「架空料金請求詐欺」、「還付金詐欺」、「融資保証金詐欺」などがあるそうな。(下記リンク2つ目)
新聞で高齢者の被害事件の記事をよく見掛けますが、目出度く高齢者の一員になった私からすると、なんで引っかかるのだろう? と疑問符が頭の上に・・・
儲け話に乗せられて、というのは余り同情できませんが、家族の名を騙る手口では、未だに沢山の被害があるようです。
はて?
そんなことから、よほど騙しのテクニックが進化しているのだろうと思い至り本書を手に取りました。
本書によると、高度化した詐欺の手口、犯罪組織と出資者の身バレを防ぐ様々な措置などなど、システム化が進み手口が進化しているようです。
ご同輩の皆様には、ご自愛ご専一に・・・・
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○鈴木大介 ○特殊詐欺
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評価は4です。
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