人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

小型船舶操縦免許の更新

2018年12月01日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今日は、5年に一度の小型船舶操縦免許の更新講習を受講した。

はっきりとは覚えていないが、約25年程前に兄に進められて、この免許を取得した。車の免許と違い普段は聞くことのない専門用語や海図、定置網や港湾でのルールなど、戸惑う事ばかりであったのを思い出す。

船舶免許も車と同じく学科試験と実技試験の二つが有り、二つ合格して初めて免許を手にすることが出来る。当時の私は、小型船舶4級と言う免許であったが、法改正によりいつの間にか2級に格上げになった。

この小型船舶2級の免許は、沿岸から5海里までが航行が可能だ。小型船舶とは、総トン数20トン未満で長さが24メートルまでと決められている。

海上でお互いに向き合った時は、車とは逆の右側通行となる。そして、車の様に機敏には動かないので基本的には大きな船が優先するなど、車の交通ルールほど細かく規定されていないが、海専用のルールが定められている。

兄が海が好きで15人乗りのクルーザーを所有していて、小型船舶免許では最高の1級保持者である。1級免許は、極端では有るが沖合の距離が無制限で、世界の海に出かける事も可能なのだ。過去には友人二人で、沖縄を除く日本一周の航海も果たしている。現在は、兵庫県の瀬戸内の相生マリーナで停泊させていて、瀬戸内海が地元になっている。私も何度となく、瀬戸内海や日本海の島根県沖に点在する隠岐の島によく連れて行ってもらったものだ。特に瀬戸内海は、地図で見ての通り海の楽園だ。四国と本州の中国地方に挟まれ、有人無人の島々が点在する様は、大きな海上公園のようだ。この光景は、日本でも瀬戸内海くらいではないかと思われる。まるで絵葉書のような光景である。

また、この瀬戸内海は、今では明石海峡大橋、鳴門大橋、瀬戸大橋、しまなみ海道などで、淡路島と四国と中国地方が道路で繋がっている。海の上から見上げるこれらの大橋の橋脚は見事な大きさだ。

一方では、神戸港や大阪港に出入りする大型船の通り道になっている為に、交通の難所でもある。当然のことだが、信号機は無いのでお互いがルールに乗っ取り、安全航行に努める必要が有る。船と言っても兄のクルーザーは、車で言うところの時速60キロくらいで、海上を滑走して走る。時には波により空中に船体が浮き上がる事もしばしば・・・・

こんな夢のような瀬戸内海だが、小さな島での生活はやはり厳しい。小さい島では10件ほどの集落で、子供もいない。居ても隣の島の学校に通う必要が有り、朝は小型漁船で送迎する様子に出くわす。船が私達で言う車みたいなものだ。大きな島でも一番の中心地は駅ではなく、港周辺なのだ。素朴で人情味があると言えば聞こえは良いが、現実の生活はなかなか厳しそうである。

贅沢極まりないレジャーだが、本当に日常を忘れるスケールの大きさが有る。

現実は、私が操縦する機会は今後も無いが、改めて海の交通ルールを学んだ一日であった。

では又ね

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