ようこそ
前回のブログで、いかに「早期発見、早期治療」が大切かが、お分かりいただけたと思うが、3年前の初めてのガン告知、手術から半年目の転移、再発の精密検査を受けたところ、新たに3箇所目のガン腫瘍らしき映像が、肺の周辺で確認された。
その後の検査でも腫瘍に大きな変化は無く、8か月後の翌年の平成28年6月に病名を確定させる為に、生体検査として脇腹を約20センチ切り裂き、肺の一部を切り取って精密検査を受けたところ、告げられた病名は「悪性胸膜中皮腫」と言う極めて生存率の低いガンで有る事が分かった。ガンの告知は、これで3回目となる。
私の住む地域での拠点病院である豊岡病院の呼吸器内科の主治医より、「このガンは発症例が極めて少なく、この病院でも年間に1人有るか無いかの難病で、緩和治療の実績はあるが、手術による治療の実績は無い」と言われるくらいの難病である事が判明した。
そんな事もあり、数十年前のアスベスト公害の訴訟問題で、治療研究に立ち上がったのが兵庫医科大学病院で、現在は「悪性胸膜中皮腫」と言う専門の診療科を設置している日本一の治療実績を誇る大学病院を紹介してもらった。
本来なら死んでいても可笑しくない私が、現在も多少の不具合はあるが、健常者に負けない位に元気に日々をすごしている事は、まぐれで奇跡に近いと思っている。
運も味方をしてくれ、本来なら発見されていないガン腫瘍が、頻尿の検査を皮切りに、次々に発見される事になる。これら全てのガンは、早期発見の部類、すなわちステージ1か2の段階での発見で、手術が可能であった事が幸いした。また、他の臓器に転移が無かった事も現在の私の体調に大きく貢献している。
突然に襲ってくるガンと言う難病は、本当に他人事では無い。次は、貴方かも知れないのである。
次回に続けます。
では又ね
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