心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

子育て応援ブログ 『今の日本の社会で何が問題なのでしょうか?』

2012年04月09日 | 仕事
朝礼での学び 「かすかな光へと歩む 生きることと学ぶこと」大田 堯氏より
本日のテーマ:「学校は、夢と勇気をくれるふるさとです」



★著書より★ 
1. 私は、日本社会の状態はきわめて危機的な状況であると考えます。たとえばその一つは、戦前から尾を引いてきた上下関係で押し通そうとするタテ社会の原理が今でも生き残っています。

2. もう一つは、経済成長によってマネー社会になったということです。お金でことが済む、自分の欲望が肥大化して、他者を思いやる力が弱まる。

3. タテ社会の圧力に加え、ヨコの関係もバラバラになっている状況の中で、「日本は鬱病大国だ」と、ニューズウィークが特集を組みました。



■私の学び■
 私は、今の日本の中で問題だと思っているのは、デフレの影響もあり、努力しても生活がよくならないことと、自由と個人主義が行き過ぎて「自分さえよければ」があまりにも、普通になってしまって、他人のことや公共のことを考えなくなったということです。

 1980年代後半に、日本は一人当たりGDPで世界一になったこともあります。その影響であまりがりがり勉強しなくてもよい、一生懸命必死になって働かなくてもよいという風潮になり、社会人として自分が社会をよくする主体者だという意識が希薄になっているような気がします。

 その反面、自由を手に入れた私たちは、抵抗なく能力を発揮できるようになって来ましたが、まだまだ、全体にいきわたっていないような気がします。

 社会に出る前に、社会人とは何をしなければならないのか、仕事とは自分にとって社会にとってどんな意味を持つのかぐらいは、おぼろげながらでも気づくように、私たち年長者も気をつけなければなりません。

 子どもたちに常に「何が正しいのか」「何が真実なのか」を追求する姿勢を身につけさせることも重要ですね。

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