マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

あけましておめでとうございます。

2015-01-10 12:59:28 | Weblog
本年もよろしくお願いいたします。

昨年の暮れから三が日にかけて、インドネシアで
作られているOlympiaOMC-1CEという楽器にジョージベンソンモデルGB-10の
フロントピックアップを直に取り付ける作業をしておりました。


TacomaのChiefと同じ作りのギターです。

中古で4年程前にヤフオクで入手したギターです。
ボロボロになったTacomaのスペアにと持っておりました。

このギター最初は粗が隠れていたのですが、
ネックがやわで反りやすく、ピックアップもFishmanが取り付けてはありましたが、
各弦の音の拾いが悪くて、きちんとしたエレアコとは呼べる代物ではありませんでした。

半年前にはLR.Baggsのエレメントを取り付けて良い音色で鳴りはしましたが、
TacomaのChiefのようには人前で使う事がありませんでした。

フルアコ仕様にして使ったらGypsy Jazzみたいにも鳴ってくれるのではないか?
などと、ふと思いつきまして写真のようなあられもない改造を決行した次第。

基本的にエレアコは生鳴りがしない方が良いというTakamineギターの教え(笑)に従って、
ピックアップ近くの表板の裏側には薄い花梨の木を張りまくって補強しました。

ピックアップを入れた場所にはギターの骨格とも呼べるブレイシングがネックからボディに
扇形に通っているところでしたが、ブレイシングを付け足して補強しました。
そしてブリッジの位置が1弦がネックから外れやすい位置に取り付けてあったので、
ブリッジをスクレーバーで外して取り付け直しました。


ギター職人さんから見たら大笑いの改造なのでしょうが、
音色追求目的で決行しました。

何とか写真のような形になりまして、
アンプから音色を出しましたらなんと予想以上の鳴り。
そして弦のサスティーンが長い。

モズライトのネックも
弦を張ってストレートネック状態になった時にサスティーンが長くなるように
敢えて柔らかく作ってあったそうです。
Olympiaのネックが柔らかかったのが吉と出たような結果です。

弦はFolkの0.01セットで3弦は巻弦です。
FenderのTall Dとかいうピックアップの由来が示すように、
D、E、G弦の通るピックアップのボビン調整をしてバランスをとりました。

Fishmanのプリアンプが取り付けてあった四角い穴に、花梨の木で
カバーを作り、500ΩのCTSポットを取り付け0.022μFのコンデンサーを
組み込みました。


仕上げは粗っぽいですがお気に入りのギターになりました。


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