日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】養老孟司・竹村公太郎著 「本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー」(PHP新書)

2018-02-16 20:43:24 | 本・映画・展覧会
 またまたPHP新書であります。うーん、何と言う本と表現したら良いのか。基本は著者ふたり、最後にもうお一方を交えての対談を活字に起こしたもの。

 メインテーマは農政、とくに農地改革かな。やる気ないけど補助金もらってヌクヌクの世襲農家と、やる気あるのに参入障壁が高すぎる新規農家のジレンマとか、温暖化により今後のコメ作りは北海道が中心になってゆくんじゃないかとか。

 「理論」で話を展開する養老センセと、「データ」で話を展開する竹村氏。結論は同じところでもアプローチが大いに違うのは面白い。結構アグレッシブな意見で、実際の農家ノーキョー農水省の反応をぜひ知りたい。

 2018年2月6日 通勤電車にて読了
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2018年2月4日 【企画展】MJ's FES

2018-02-16 06:06:17 | 本・映画・展覧会
 人づてに面白いと聞き、久々に川崎市市民ミュージアムに足を運んだ。MJの展示会であるマイケル・ジョーダン?マイケル・ジャクソン?否、みうらじゅんである(驚)。

 何が(驚)かって、みうらじゅんと言う人の存在は知っていた。活動の内容も断片的に知っていた。むしろそれ故に、かくも大きなギャラリーしかも公共施設で彼の活動とコレクションの展示会が行われるなど、容認できないと言うか肯定し得ないと言うか。アンチなのではなく、彼はあくまで非主流の人、アンダーグラウンドとかインディーズとか、世の中の動きとは無関係に我が道を往く人だと思っているので。ついに社会が彼に「追従」することになったのか。

 展示内容は上記の通り、彼の人となりの紹介。それゆえ膨大な彼自身の作品および彼が蒐集したくっだらない(←褒め言葉)品々~そのほんの一部と推定される~が広い会場内にこれでもかと展開する。全部を真剣に見ることなど無理。わずか数時間で彼を理解するなど無理と言うことだ。

 観た感想はと言えば、感心したのは好奇心の趣くままに行動するパワー。悪く言えば、関心の方向性に一定のポリシーがなく喰い散らかし放題。唯一、子供の頃より一貫して関心を持ち続けているのが仏像であり、それが近年の「見仏記」シリーズに結実しているのだろうと思った。もう一つ、高校時代に(レベルは知れないが)500曲近くを作って歌ったり、マンガからイラスト、アクリル画と個性ある絵を描き続けてきたり、クリエーター肌であること。

 共感はしないけど感心した展示会だった。写真は記念撮影コーナーにて。

 川崎市市民ミュージアムにて
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