日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】鯖田豊之著 「水道の思想 都市と水の文化誌」(中公新書)

2018-02-09 20:51:48 | 本・映画・展覧会
 水道には上水道と下水道があるが、本書は上水道、特に西欧諸国を中心に、取水と配水のやり方、浄水の思想について歴史的変遷を纏めてある。

 (戦後GHQに命ぜられ)塩素投入を義務付けられている日本の上水道とは大きく異なり、西欧のそれは濾過のみが基本であること、その濾過も原水の水質低下により近年でこそ薬剤を使ったりするものの基本的には急速濾過でなく時間をかけなるべく自然に、という思想はそちらの方が良さそうに思えるが、日本の関係者に言わせれば何かデメリットがあるのではないだろうか。著者は明らかな甲乙をつけていないが、詳しく調べた思い入れからか、西欧方式の方を高く評価しているようだ。

 著者も述べているが、西欧で「水道水は飲用に適さずミネラルウォーターを」と言うのは水の硬軟からくる腹への影響の問題であり、衛生面ではないということ。本当だろうか?まぁ自分もレストランではビールかワインを頼むものの、ホテルでは平気で水道水を飲み水にしているのだが。

 2018年1月29日 通勤電車にて読了
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2018年1月28日 【旅行】J-airで繋ぐさよならCRJ200の旅

2018-02-09 06:56:27 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今日は久々に国内線空の旅。J-airに9機が導入され長らく主力機種として活躍してきたCRJ200の退役お別れ搭乗です。いやー、何気にCRJ人気恐るべし。「1月末で退役」と思い出し就航路線の空席を調べてみると土日の安い航空券は満席ばかり。何とか席の取れた便を軸にどう乗り継ごうか調べていて閃いたのが「そうだ、J-airリレーで帰京しよう!」今日は経由地での観光はせず空の旅を愉しむこととしました。

 第一走(?)者、伊丹→福岡、JL2053便(JA208J:CRJ200)、飛行時間1時間14分。出入口脇に「ありがとう」ステッカーが貼られた機体です(写真)。当然機内には「お別れ搭乗」のファン(マニア)が散見されましたが、狭いのと結構揺れたのとで皆さん大人しくしていました。CRJの窓はやや下よりに付いており、外を見続けていると首が痛くなる、それも今日が最後。あいにく離着陸の空港以外はずっと雲ばかりでした。DC-9シリーズに始まるJALグループの「T型尾翼、リヤエンジン」の系譜もこれで終わりです。福岡はオープンスポットだったので名残りを惜しみたかったのですが、出発・到着ともに遅れたため乗継便とタイトコネクションになり、名残りを惜しむ間もなく機体から離れてしまいました。機内では搭乗証明書ほかの入ったプレゼントを頂きました。

 第二走(?)者、福岡→宮崎、JL3629便(JA219J:EMB170)。CRJを降りる時点で「宮崎へお乗り継ぎのお客様~」もうお一方いらっしゃって、この2名だけシップサイドで待ち構えていたミニバンで空港内をショートカット、次便のスポットへ。発券済みの搭乗券は地上係員がゲート入口まで戻ってチェックして持って来てくれました。幸いそれで出発を遅らせることもなく、福岡の地上滞在は10分(笑)。飛行時間27分。

 第三走(?)者、宮崎→羽田、JL694便(JA251J:EMB190)。宮崎空港ではインターバルがあるので制限区域外へ出てターミナルビル内でお土産を買い、冷や汁定食のお昼。オーダーを忘れられるハプニングがありましたが時間に余裕があって良かった。機体は最新デリバリー機で、退役機でのスタートと好対照です。クラスJにアップグレードしましたが1+2の座席配列は余裕を感じました。また乗りたいなぁ。飛行時間1時間7分、速かったですね。

 3レグ、3機種。楽しい「J-airリレー」でした。今のところ羽田でEMB機は少数派なため、このパターンが組めたのはラッキーでした。JALの機材乗りつぶし、国内線ワイドボディ機材は完了しており、今後は今日の機材を目当てに国内線に乗ることも増えるのでしょう。J-airはEMB170/190の増備を続けており、JAC(日本エアコミューター)からどんどん路線移管されてゆきますので、今後は国内ローカル路線で乗る機会が増えそうです。そしてCRJ200、お疲れ様でした。
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