水道には上水道と下水道があるが、本書は上水道、特に西欧諸国を中心に、取水と配水のやり方、浄水の思想について歴史的変遷を纏めてある。
(戦後GHQに命ぜられ)塩素投入を義務付けられている日本の上水道とは大きく異なり、西欧のそれは濾過のみが基本であること、その濾過も原水の水質低下により近年でこそ薬剤を使ったりするものの基本的には急速濾過でなく時間をかけなるべく自然に、という思想はそちらの方が良さそうに思えるが、日本の関係者に言わせれば何かデメリットがあるのではないだろうか。著者は明らかな甲乙をつけていないが、詳しく調べた思い入れからか、西欧方式の方を高く評価しているようだ。
著者も述べているが、西欧で「水道水は飲用に適さずミネラルウォーターを」と言うのは水の硬軟からくる腹への影響の問題であり、衛生面ではないということ。本当だろうか?まぁ自分もレストランではビールかワインを頼むものの、ホテルでは平気で水道水を飲み水にしているのだが。
2018年1月29日 通勤電車にて読了
(戦後GHQに命ぜられ)塩素投入を義務付けられている日本の上水道とは大きく異なり、西欧のそれは濾過のみが基本であること、その濾過も原水の水質低下により近年でこそ薬剤を使ったりするものの基本的には急速濾過でなく時間をかけなるべく自然に、という思想はそちらの方が良さそうに思えるが、日本の関係者に言わせれば何かデメリットがあるのではないだろうか。著者は明らかな甲乙をつけていないが、詳しく調べた思い入れからか、西欧方式の方を高く評価しているようだ。
著者も述べているが、西欧で「水道水は飲用に適さずミネラルウォーターを」と言うのは水の硬軟からくる腹への影響の問題であり、衛生面ではないということ。本当だろうか?まぁ自分もレストランではビールかワインを頼むものの、ホテルでは平気で水道水を飲み水にしているのだが。
2018年1月29日 通勤電車にて読了