カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの人々】 ~ ジャイサルメール⑩ ~

2008年12月11日 23時30分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
砂漠の町ジャイサルメールにあるオアシス、
人工湖ガディサール湖。
以前は生活用水を供給していたそうだ。

入口付近でウロウロしていると、
軍用ジープが1台やって来た。
迷彩服のドライバーが先に下りてきて、
うやうやしく後部座席のドアを開けると、
上官とその奥さんが降りて来た。

50歳代位に見えるが、位の高い人だろう。
白髪交じりの頭に紺色のベレー帽をかぶり、
サングラスをかけて口ひげを蓄え、
なかなか男前でダンディである。

軍人は私に一緒に来るようにと手招きをした。
奥さんもニコニコと笑って歓迎してくれてるようだった。
門をくぐって湖の近くに行くと、
軍人は付き人に何かを言った。

私は気づいていなかったのだが、
付き人は手に持っていた  食パンを差し出した。

 おっさんのオヤツか 

・・・・と思ったら・・・
軍人は 食パンを千切って湖に投げた。

バシャバシャと激しい音を立てて、
何かが水面に集まってきたと思ったら、
 食パンに食らいついてきた。

良く見るとそれは、大量のナマズであった。

軍人は全ての 食パンを湖面に投げ終わると、
満足したようで帰って行った。

ナマズにお布施をするためだけに来たようだった。

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