ココロ磨きの寺あそび

むかしむかし、寺はみんなの心の拠所であり生活の工夫を重ねる場であったようです。

サクランボ

2004年07月03日 14時39分49秒 | こぼれ話
安達太良のサービスエリアでトイレ休憩。ここには直売所がありました。近くの産地から持ち込まれたさまさまな特産品が並んでいたのですが、なんといってもたくさん並んだおいしそうなサンクランボに目が釘付けでした。サクランボ産地の山形県では、今年も窃盗事件が発生しているようですが、一粒一粒が、これだけ高価な果物もありません。アメリカンチェリーと違って、その繊細な味わいは、なんといっても日本のサクランボでないと味わうことができません。「佐藤錦(さとうにしき)」という品種が優れているのだそうですが、佐藤錦は、つぎのようにして誕生したのだそうです。

日持ちはよくないが味のよい「黄玉(きだま)」という品種と、酸味は多いが固くて日持ちのよい「ナポレオン」の品種をかけ合わせたのです。やがて実を結びました。まさに栄助の夢はかなったのです。実った実から種をとり、それを翌年にまいて50本ほどの苗を作りました。さらにその中から葉が大きく質のよさそうな苗だけを選び抜いて移植し、約20本を育てたのです。さらに根気強い研究が続きました。それから10年後の大正11年に初めて新しい木に実がなりました。これこそ世紀の大発見でした。風味も日持ちもよく、そして育てやすいさくらんぼの夢に手が届きそうな実だったのです。さらによいものを選び抜き、最終的に1本にしぼりこれを原木に決定しました。

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