若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

ボルドーから工場見学(ブランクフォール農業高等専門学校)

2006年04月08日 | 載ってる十四代目
今日は、わざわざボルドーから若竹屋酒造場・紅乙女・巨峰ワインの工場見学にお客さまがいらっしゃいました。

「ブランクフォール農業高等専門学校」の生徒さんたち56名です。この学校はボルドーのオー・メドック地区にあるワインを学ぶ専門学校です。この日はJR久大線で朝の8時に田主丸到着、そのまま若竹屋で工場見学をしました。とても熱心に見学をされたので、もともと30分の予定が2時間にもおよんだそうです。

アテンドした横尾杜氏によれば、
「みなさん、とても熱心にメモを取っていました。米から出来る醸造酒というのが珍しかったようです。また日本酒の複雑な醗酵工程には感心していましたね。酒米の栽培契約や入手ルートなどにも質問があったのには驚きました(笑)。試飲ではやはり味わいの深い『馥郁元禄之酒』が一番人気でしたね」とのこと。

そう、彼らはその多くが葡萄畑を持つワイナリーの子息なのです。だから原料の事にも突っ込む。今回の来日旅費は自分達でアルバイトなどをして積み立てたもの。だから1秒も無駄にしないで熱心に学ぶのです。

その後は紅乙女の製造工場と巨峰ワインを見学した学生たち。巨峰ワインでの様子は新聞記事になったり、ニュースで放送されていました。それにしてもハワイ大学やタイの大学から見学に来たりと海外からのお客さまがズイブン増えました。

親父は僕をこの「ブランクフォール農業高等専門学校」に入れたかったらしい。どうりでフランス語を習わされたはずだ(一応、アテネフランセで2年間勉強した)。でもどうしてダメになったんだろう…。

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