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オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

「ゲド戦記」

2006年09月21日 01時08分23秒 | 水曜日は映画の日
「ゲド戦記」
 声の出演:岡田准一、菅原文太、風吹ジュン、田中裕子 他


(ほんとは声の出演のところに「テルー」の声の新人さんを入れてあげたかったんだけど、漢字がなくてあきらめました。…どんな理由だよ!)

スタジオジブリの映画ですもの、機会を見つけて、映画館で見たいですよ、当然!
というわけで、こっそり行きました(ここに書いてる時点で「こっそり」じゃねえよ!)。
ゲド戦記って、いつだったかな、新聞記事で見ましたが、原作者の方のコメントとしてあんまり芳しくないようなのがありました。他にも、見た人からは、あんまりこう、諸手をあげて絶賛、てわけじゃないよなあってコメントも聞かれますし。あとねあとね、原作を愛読している小学生の女の子が「本の方が一万倍くらいおもしろい」と言い切ってたのもあったなあ(夕刊の連載記事にあったよ)。
おいらはこの映画、テルーの唄と「竜」のビジュアル(笑)と文太兄イ(兄イって!恐れを知らぬ暴言だ…)を楽しみに見ました。
結論。
テルーの唄は想像していたよりもずっと、心にずどん、ときました。
「竜」は「龍」ではなくて「竜」なんだよな、西洋のはな、と思いました。
文太兄イは、感情の抑揚が大きすぎず小さすぎず、きちんと理性を備えた賢人、という感じがしました。(でもおいらは「釜じい」の方が好き!)
オワリ。
…あ、終わっちった。

なんちゅーかな、詰め込みすぎてるな、と思った。挙句、話が中途半端にしか描けてないんじゃないのか?
まず出だしの、アレンが父親を刺すシーン、あれもなんだか、中途半端だったな。あれじゃ「刺されましたが生きてます、ピンピンしてます」っても通用するぞ?だもんでそもそもの「父親を殺した」という罪の大きさがボケてる気がした。いやもちろん、父親を刺した時点で大問題なんだけどな。さらに、その直前にアレンの姿が見えないと侍女達が言うのへ、王妃がいさめるところがあった、あれもとってつけたような感じがした。なんだろう、アレンをとりまく環境、たとえば王妃が後妻だとか?だもんでソリが合わなくて虐げられてるとか?実の父親は超多忙につき自分を構ってくれないとか?なんか分からないけど、そういうのも描くんだったらはっきり描いてくれよ!てかんじ。え、結局これは本筋に絡むことなの?どうでもいいことなの?ていうモヤモヤ感が、映画を見るのに邪魔でした。

テルーにしても、彼女がなんで人嫌いなのか、ていうことを、テナーの言葉での説明だけで終わってる。あれなら言わないほうがましだろうと思った。現実にもさ、いかにもわけありな人とちょっと知り合ったりしても、最初っからその「わけ」を知ろうとは思わないでしょ?「わけ」を知らなくても、知り合った関係を続けていくのに支障が出ることもないでしょ?そんな急に、ねえ。もっと親しくなってからなら分かるけどな。
人嫌いなのは、他人に接する態度でわかる。子羊を懸命に世話する様子から、ほんとはすごく優しい子だということもわかる。一人で涙をぬぐうシーンで、ああやっぱりこの子にもつらい背景があるなってのもわかる。
そんなんで十分だったんじゃないのかなあ。

テナーもさ。その昔、ハイタカに「墓所」から「光の中」へ連れ出してもらった、みたいなことを言うシーンがあったけど、「ボショ」って音で「墓所」って分かるのか?ていうかそっちが気になったんだけど?某所の聞き間違い?とかさ!それなら単に「あの場所から」とかってぼかしておいた方がいいんじゃないのか?

ハイタカと言えば!この映画「ゲド戦記」じゃん?で、ゲドっていうのはこの映画の主人公(だよね?)の名前で、別の名を「ハイタカ」という、くらいのマメ知識は予告編とかチラシで観客はすでに知ってるじゃん?
なのに、映画の中で「ゲド」って名前を呼んだ人、誰かいたか?「ハイタカ戦記」だと駄目なのか?原作との絡みもあるんだろうけど、それにしても、ねえ。

何がもったいないって!たとえばハジカ売りは内藤剛志、布地を売ってるまじないおばさんは倍賞美津子、王妃は夏川結衣…、みんなほんのちょびーーーーっとしか喋ってないの。ン勿体無いったらありゃしないってのよー!!

「死を恐れることは、限りある、一度きりの生を恐れること」というメッセージは共感するところもあるけれど、「恐れる」ということがきちんと掘り下げられていないなあと思った。だから中途半端ーな感じが残るんだろう。
そもそも、なんで「世界の均衡が崩れてきたのか」が、ない。
それはクモがいろいろやってたからなのか?それとも人間たちの所為なのか?
もし前者なら、え、じゃあこの世ってのは、いかな魔法使いだとしても一人がいいようにしてしまえるほど、ヤワなんだ?
さらに後者なら、じゃあクモ一人を倒したからって、クモが消えました、万歳ーwてわけにもいかんでしょう?

それでも、テルーが一人で唄を歌うところは、アレンと一緒に涙を流していましたともさ!!

陽気なギャングが地球を回す

2006年06月01日 01時43分29秒 | 水曜日は映画の日
「陽気なギャングが地球を回す」
 出演:大沢たかお、佐藤浩市、鈴木京香、松田翔太 他


おンもしろかったよ!!!
何が面白いって、あーた、佐藤浩市のすちゃらかお喋りっぷり。
鈴木京香は相変わらず綺麗だしな、だけじゃなくて、こう、肉食動物系の鋭さが滲むあたりが素敵。
大沢たかおの公務員姿は、えー、ほんとにこんな人が役所にいたら通っちゃうぜ!的ありえなさ(笑)だけどな。
松田翔太の普通っぽいくせにその実一番の変わり者、な空気感もいいよ。
加藤ローサの脚はうらやましすぎるぜ、ベイベー!!(てそこにチカラ入れるのもどうなんだ)
大倉孝二の「地道さん」っぷりも良い。ただ、やはり大倉さんだ、やってくれるぜ、べいべー!(これはネタバレになるから自粛)
あと、ちら、と出てくる大杉漣、篠井英介、嶋田久作、古田新太、光石研 などなど、おいらのツボを刺激する面々がサブキャラで出てきます。

おいらはこれ、原作を先に読んでいましたが、それでもちっとも問題なく、楽しめましたよ。原作ほぼそのまま、のキャラ設定で、原作そのままに銀行強盗がメインのネタだし。
でも、ストーリー的にはいろいろと変わっております故、そうだな、原作と映画と二度おいしい作品、と申し上げておきましょうか。
もうね、なーんにも考えないで、すとーんと映画そのものを直球で見て、楽しかったなー、と言える作品だと思います。
ええ、そんなですから、デートに丁度いい映画だと思いますよ(どんなたとえだよ)。
そうそう、オープニングのカーアクションは、ぅありえねえ!! んですが、見ているとわくわくします。

それにしても、佐藤浩市って役者は、いいねえ。

海猿2

2006年05月10日 23時07分03秒 | 水曜日は映画の日
「LIMIT of LOVE 海猿」
 出演:伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、時任三郎 他


先週末の公開に合わせて「海猿」(一作目)をテレビで放映するというフジテレビの念の入れ様もさることながら、おそらく関西ローカルだけでしょうけれども、昼間に「海猿」の連続ドラマ版を再放送(の何回目か/笑)していた関西テレビも天晴れ!連休前あたりから映画の宣伝CMがんがん流すしさ、これでもかこれでもかの集客キャンペーンでも張ってるんだろうよ、間違いないよ。
と、まあそういうのは置いといて(置いとくのかよ!)。

見てきましたよ。ああ、見たとも。

この映画はー、んー、ストーリーは黙っておいた方がいいかな。言う程のストーリーがあるわけでもないし(え)、一作目もドラマ版も見てない人でも、まったく支障がなく映画単発で見られますから。登場人物の解説もいらねえだろう。なんたって「海保」の映画ですから、当然、メインは救助のシーンです。ていうか、まあ予告CM流れてるから許される範囲で言うと、沈没する(と言われている)巨大フェリーから果たして生還できるかどうか、というのがこの映画のキモです。
とか言ったところでさ、主人公である伊藤英明が生還できない、なんて筋書きは、なんぼなんでもあり得ないだろう。ねえ?
…と、高を括って見ておりましたよ、あたくしは。

映画の冒頭シーンで、海に墜落した飛行機の生存者2名を仙崎さん(=伊藤英明)が救助する場面があるんです。その一件が彼のひっかかりになってくるんだけれども、このシーン、荒天の中でのシーンなんです。
見難いよ!暗いし、波が荒くて誰がどこでどうなってんのか、目が追いつきません。気が付くと仙崎さんの手が、スクリーンに大写し。そのカットで、ああそうか、要救助者の手を離した、といいたいわけね、と推測しなきゃいけませんでした。
案の定、ずっとずっと後になって、吉岡くん(=佐藤隆太)がその事を人に解説するセリフが出てきました。
…そんな、説明しないと分からないシーンにするなよー、勿体ないー。(それにしても仙崎「さん」なのに吉岡「くん」なのか、おいらったら。)(入れ込み方の違いですから、あしからず。)

予告CMを見る限り、そうかー、こういうパニック(アクシデント?)ものの映画だからなー、不覚にも涙するかもしれないよなー、ちょびっと。と、思ってたんです。誓って言いますが、色恋沙汰ではなく、人間愛(!)的な、たとえばどうしようもない場面での自己犠牲だとか、どうしようもない場面での仲間を見捨てる行為だとか、そういう、どうしようもない場面での涙、は流れるかもしれないなーと思ってたんですよ。
ていうか、まあ、海猿においての色恋沙汰っていうのは、仙崎さんと環菜ちゃん(=加藤あい)に限られるわけで、予告CMを見る限り、この二人の、いや正確には環菜ちゃんの涙にほだされることはない、と思ってたんです。
…うん。涙はしなかったけど、一歩手前までキました。まだまだおいらも甘いです。甘くて、青いです。とほほ。
さらには、しっかり涙したシーンも、ありましたよ、やはり。
でもそれは、単なる色恋沙汰でも、どうしようもない場面での人間愛でもなく、むしろ、どうしようもない局面を打破する為のシーンていうか、どうしようもない場面だからこそ次の一手を打つ、というような。
映画終了20分前ごろ、下川隊長(=時任三郎)が指揮を執る救出本部の無線に、次々に入ってくる救助隊からの許可要請、つまり救助に行かせてくれと訴える声、声、声。
…あー、書いてて鳥肌立ってきちまった。おいらの泣きツボはそこでした。そのすぐ後の時任兄さん(兄さんて!)もスペシャルに恰好良いです。

この映画はね、間違いなく、伊藤英明の為の映画だよね。海猿で彼のファンになった人にはたまらないと思います。ほにゃららーんwな顔にミスマッチながしがしと逞しい体格を、これでもかこれでもかと見せてくれます。予告CMにも一瞬ちらっと出てくる、炎をバックに現れるシーンは恰好良いです。そこに行くまでの話の展開の所為もありますが、惚れるかもしれません(どーん!)。あと「手フェチ」(笑)の為の映画かな。おいらもフェチまでは名乗りませんが、手や腕は好きなので、そういう意味では満喫しましたとも。お腹一杯(笑)。
特に、映画後半の、仙崎さんが要救助者の男性(=吹越満)を背負って(おんぶして)、20mの梯子を上っていくシーン!彼のがしがしな肩から腕に、くらっくらwしました。っかーーーー!!!さ、触りてえーーーー!!予告CMで仙崎さんが「顎ひいて!!」っていうのは、このあたりにあります。あ、これもネタバレか?いいよね、ストーリー言ってないし(いいのか?)。
恰好良さなら、時任兄さん(いやだから兄さんて!)の上司っぷりも外せません。彼のような上司が居るからこそ、仙崎さんは潜れるんだよな。

あと、さらっと言うなら
・荒川良々がテレビ局の報道クルーとして出てた。おそらくディレクターかそんなとこだろうと思うけど、このチョイ役加減なら出る必要ないじゃん(ひどっ)とか思ったよ。
・浅見れいなちゃんもそうなのー!いわゆる女子アナで出てるんだけど、いいじゃん別に、この役なくても!みたいな役どころなのが切ないよ。おいら好きなのにー!
・エンドロールで、「手」のシーンがいっぱい出てきます。仙崎さんが誰かの手を握ったシーンです。一作目からドラマから本編から。全部分かったアナタは、「海猿」の並の通(笑/なんだそりゃ)ですね。ってそれはおいらだ、おいら!(爆)
・同じくエンドロールで、カチンコと一緒に出演者のショットがいろいろ出てくるんですが、時任兄さんったらもーーーーーー!!そのノリは大阪(芸大)やねっ!?あんなに冷静で恰好良い下川隊長なのに。でもこのギャップがおいらは大好きだ。左右の眉毛で一人ウェイブする人なんて、兄さんくらいのもんですよ!!
・救助隊のメンバーの中に、ドラマの海猿で「ながれ」に乗っていた人を見つけた、ような気がするんだけど、これは気のせい?あのーほらほら、ドラマでは下川隊長とバディ組んでた人。役名も俳優名も知りませんけれども、多分。違うかなあ。
<追記>判明しましたよ!
平山祐介さん。お名前のところから彼の公式サイトにトベますから、どうぞ。
そのプロフィールによると、Dr.コトー診療所にも出演されていたんですね。…録画したやつ、チェックしてみよう。

それにしても、この映画、制作費どのくらいかかったんだろうなあ(て、いきなり味気ない話で申し訳ない)。
あの事故に遭うフェリーの撮影って、本物を使ってるよねえ、間違いなく。あれはCGじゃないよなあ。たとえばそれが廃船になったフェリーだったとしても、大掛かりな撮影をしたもんだよなあ。
その点だけでも、これは是非映画館で見る映画だと思うよ。DVDになってからゆっくり見よう、だと、この迫力は響いてこない。仙崎さんの腕の良さもね!(ってそこかい!)

「名探偵コナン 探偵達の鎮魂歌」

2006年04月20日 01時26分47秒 | 水曜日は映画の日
「名探偵コナン 探偵達の鎮魂歌」
 声の出演:高山みなみ、神谷明、堀川りょう、石田彰 他


多くても月に一本のペース、と決めたのに、今月二本目。そういえば書いてなかったけど、春休み最後の日に「こじこじ」と「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」を見たんです。これについては、多分また後日書きます…の予定です。

コナンの映画は、専らテレビ放映の時に見てたんだけど、たまたま見た(その時他にピンとくるのがなくて、でも、映画館で映画を見たかったので、駄目モトで見た)のが「ベイカー街の亡霊」だったかな、脚本が野沢尚の、バーチャルゲームの。それがもう、おいらにとっちゃすごいクリーンヒットでな!スコーン!!と。以来、予告編でピンと来た時は映画館で見るようにしてます、コナン。とは言え、その翌年の「迷宮の十字路」しか見てないけど。

で、今年のコナン。以下ネタバレ含むので(でも大したネタじゃないけどな)読みたい人は反転させて下さい。(今更、の感もありありですが…)

映画化10周年だかなんだかで、テレビでも上戸綾ちゃんが出てくるし、予告編も気になるところあったし、これは見なくちゃなー、と思ってました。予告編のどこが気になるって、ベッドに横たわる哀ちゃん(灰原哀)でしょうよ!何、一体何事!?蘭ちゃんや少年探偵団のメンバーが危うし!?というシーンもあったけど、それはほら、この面子がほんとに危うし!になったとしても、最後は絶対助かるじゃん。だけど、哀ちゃんだけはさ、ほんっとに危うし!!になって、もしかしたらもしかするかもしれない!!て、思うでしょ?ね?ね?(このシーンの解説は伏せておきます。映画を見て下さい。ここはネタバラシしない方がいいと思うから。うんうん。)
感想なんかをちょろっと書いておきますと、話の前半部分に伏線かと思われる引っかけ箇所が幾つかあって、そっちが意外に気になってややこしい感じ。でも、ほんとのところは、え、何、そっちでいいの?て感じの、ごくストレートな、ていうかありがちな展開だった様な印象があります。推理ってもね、途中で大体の見当がついてくるし、それもほぼ外れないし、…なあんだ、これでいいんじゃん、てね。最後にどんでん返しを期待するなら拍子抜けします。あらま、終わっちゃった(苦笑)。
だけど、映画は最後の最後まで気合いを入れて見るべし。
あー、事件も解決したし、皆は無事だし、万万歳だ、やれやれ、てな姿勢でいると、思わず背筋をシャキン!と伸ばしたくなります。緊張感が走ります。でもそのお陰で、見終わった後の充実感はお見事です。キーワードは「動くと死ぬわよ!」by灰原哀。あと、お助けキャラっていうか隠しキャラっていうか、ここにこう出てきたか!ていうのは鈴木園子だなあ。


ところで。
今日見たのは朝一番の回で、9:30~の時間帯だったんですよ。もちろん水曜ですから女性は1000円ですよ(だからこそ映画館に行くんであーる)。ついでに言えばこの映画、先週末が封切りだったんですよ。
…観客のデブ比率が高いのは、気のせい!?
太めだとか、そんな婉曲表現の必要はありません。森三中もスマートに見えちゃうレベルですから。さらに言えば、この人達、9割9分9厘の割合でメガネかけてるし、髪の毛いつ洗ったの?状態だし、性別不明だし(デブなので男性でも胸があるし、女性はメークしてない、口紅すらひいてない)、偏見を承知で書かせてもらえば、…ひきこもってる?みたいな。そこまでじゃなくても、明らかに「外出」モードにはなってないよ。
だからでしょうね、五月蝿いよ。
あんた一人で座ってる癖に、なんでそんな五月蝿いの。誰に喋ってんの。そんなデカい声でハキハキと独り言言うなよ。
頼むから家でテレビとかビデオとかDVDとか見てるモードで、映画館に来るな。
自分さえよければいいの的スタンスで、映画館という閉鎖された空間に来るな。それは何をどう贔屓目に見ても、社会的に許されないよ。
ていうか、帰れ。むきー!!ふンがーー!!

「THE 有頂天ホテル」

2006年02月08日 23時46分27秒 | 水曜日は映画の日
「THE 有頂天ホテル」
 出演:役所広司、生瀬勝久、戸田恵子、伊東四朗 他


見たよ!見た!しかもしっかり水曜日に(女性1000円)!
まだそんなに仕事も立て込んでいなかったので、昼から休みをとってたんだけど(小学校の授業参観だった)午前中から休み、つまり一日休みにしてもらいました。(正社員のMっち、ごめんよー)(いやここで謝っても)
平日の朝一の回だったからか、それほど混雑していませんでしたよ。それに学生諸君はテストだろ?え?うひひひ。

面白かった!
何がどうでも面白かった!
映画ってそう、娯楽なんだよな、って改めて思いました。喜劇ってのはこれだよな、みたいな。
んー、なんていうか、贅沢な作品だなーと思った。

まず、キャストがね!言うまでもなくね!すでに公開前の予告だの公開後の宣伝だので多くの出演者が明らかになっていますけれども、あんなの、氷山の一角!
上記以外でもスタメン級(笑)では香取慎吾、松たか子、佐藤浩市、篠原涼子、角野卓造、オダギリジョー、川平慈英。
スタメンから外れるけどベンチ入り級(笑)では唐沢寿明、西田敏行、麻生久美子、原田美枝子、YOU、寺島進、梶原善、石井正則(だっけ?古畑に出てきた西園寺くん)。
一発頼むよの指名打者とかピンチヒッター級(笑)ならほんとにいろいろ出ています、これはもう一瞬ちらっと出てさらっと消えるキャラも多数なので、DVDになったらじっくり捜してみるのも楽しいよ、絶対。
ちなみにおいらが一番ヤラレター!(業界人を気取りたい奴が言うところの「おいしい」)キャストは、配車係の相島一之。彼が出た瞬間、うわ、ここに出たか!三谷作品だから絶対どこかに出てくると思ったけど、そうかい、こんなとこかい、ヤラレター!て。危うく声に出そうでした。
それから話の流れっていうか、展開っていうか。映画の上映時間と、話の設定上の時間とが同じ速さなんです。おいらは見てないけどほら、「24」って確かそうだったよね。あーれが映画なんだからそりゃ贅沢ですよー。しかもそんなにゆっくりな時間の流れ方なのに、全然話が間延びしない。しないどころか消化不良になるくらい展開速いです。いろんな事がどどどどー、と同時進行します。しっかりついてこいよー!て感じ。
ストーリーはね、これはもう、見ないと分かりません。決して複雑ではありません。あるホテルを舞台にした人生模様。それに尽きる。でもその人生ってのがほんとに十人十色。いや正確には出てきたキャストの数だけ用意されてます。だから、誰に肩入れして(注目して)見るか、で全然違ってくると思う。さらには、この映画を初めて見る時って多分、そのたくさんの人生をまんべんなく、できるだけ同じウェイトで見ようとすると思うの。だからものすっごい頭使うし気合いも抜けないし、見終わった後の充実感(と疲労感)は3時間上映分くらいはあると思う。だから面白いのかも。「濃い映画」ですよ。
みどころは、もう、人によりけりだと思います。三谷さんが宣伝に出るたびに言う、西田敏行のお尻丸出しシーン(三谷さんはこれを「あれだけ僕が念入りに練り上げた映画なのに、西田さんのお尻に全部持っていかれた」とか言います。…確かに。)はほんっとに一瞬なので見逃すなよ!そういうシーンがあると知ってるだけに、ここか?それとも次か?って期待して待ってるから、いざそれが出てきた時に面白い(=ウケる)のかもしれないけどね。
おいらとしては、慎吾ちゃんが歌った♪ドンキホーテ、サンチョ~♪っていう歌が、多分甲本ヒロトの歌だというのが、ああ、ナイス選曲!と思った。これは慎吾の選曲だろうか、それとも三谷さんだろうかな。慎吾は確か、ブルーハーツ好きだったよな。
あと、オダギリジョーのハゲデコにもヤラれました。いいのかオダギリ!斎藤一をやったあなたがこのハゲデコで!(笑)おいら西田敏行のお尻よりも、オダギリのハゲデコを見た瞬間の方が吹いたよ!

そういえば、テレビでトミーズ雅がこの映画を見た話をしてて、「この事についての解釈を、誰かと話したいねん!その、これはどういう意味なんか、ていうのをな、ちゃんと語り合いたいねん!」とか言ってたんですが、もちろん「この事」ていうのはネタバレになるからテレビでは言えへん、ので、彼が何についてそう言ってたのかは分かりません。が。…そんなとこあったかなあ?解釈について迷うようなとこ、あったかなあ?色々な話が混ざってるから目まぐるしくはあるけど、それぞれについては至って単純明解だと思ったんだけどなあ?…おいらはちゃんと見られてないんでしょうか?

「座頭市」

2005年11月07日 00時44分21秒 | 水曜日は映画の日
「座頭市」
 出演:北野武、浅野忠信、柄本明、岸辺一徳 他


これもまた地上波で放映しましたので、録画しつつ、洗濯物をしまったりアイロンかけたりしながら見てました。「ながら」見なので、あんまりちゃんと見てないんだけど(と言いつつ、途中、何度かアイロンの手が止まってたりした。は、は、は)。

さてさて。
おいらはかの勝新太郎の座頭市を見ておりません。んま、なんてこと。ですから、比べようにも比べられないんです。それがかえって良かったな、と思う。なんていうか先入観なく見られたような気がするから。
でも見てないけど、座頭市といえば勝新太郎だと思ってたよ、おいらも。盲目の按摩と仕込み杖、という図柄で思い浮かぶのは勝新太郎の顔だもの。見てないくせにねえ。それだけ当時絶賛されたろうなってことが想像できる。

で。
この映画なんですが。
もうね、文句なく浅野忠信が恰好良い。良すぎ!反則(笑)。
それに、北野武の殺陣がね、有り得ないんだろうけど、恰好良いから許す、みたいなね。映像的には鮮血がドバドバ飛ぶので、確かに子供には良くないかもしれないんだけど、エンターテインメントな時代劇としては最高だと思いましたよ。そう、映画ってのは娯楽なわけだよ。有り得ねえー!てことでもいいんだよ、映画だから。
映画の進み方も、いくつかの伏線(というほどのことでもないが、じゃあ、サイドストーリーって感じかな)が同時進行で場面の切り替わりで見られるので、ああ、こういう進め方は文字にはちょっと出来ないなあ、と思って見てた。文字だとどうしても、ある程度の分量を書くから、それを読む方にはタイムラグが発生するよね。映像だと百聞は一見に如かず、で、うだうだ説明しなくても見せりゃ一発で分かる、てのがあって、そうなるとタイムラグも小さくなるし、何よりも映像って残像が頭に残るでしょ、大なり小なり、それだから余計に、ほぼ同時進行で話が進められるのがいいなあ。文字ではちょっと、出来ないもん。

配役も楽しめましたよ。柄本明ってこういう役やらせると、本気で怖いよねえ。この笑顔に騙されたらいかん!みたいな。で、見ながら、2002年だったか2001年だったか、テレビ東京系で正月に12時間くらいかけて「壬生義士伝」(主演:渡辺謙)をやった、あの時の近藤勇が柄本明だったんですが、あれをちょっと思い出してました。あれは怖い近藤さんだったよなあ。
いやそれよりも!
この座頭市って、原作が子母澤寛だったんですか!てことにエンドロールで気が付きまして、たいそう驚きました。いやー、も少しこっち(現代に近い)人が書いたのかと思ってたから。それにほら、子母澤寛って新撰組の話でしか知らなかったもんだから(新撰組三部作、鴨川物語など)。

「SWING GIRLS」

2005年11月06日 00時41分38秒 | 水曜日は映画の日
「SWING GIRLS」
 出演:上野樹里、平岡佑太、竹中直人 他


ああ、これまた「ながら」で(見るつもりはなかったんだけど)見始めたら、やめられなくなっちゃって、結局最後まで見てしまいました。なんだろ、最近こういうパターンが多いなあ。ほんとはこの映画、「ながら」じゃなくてちゃんと見たかったんだけど、まあ、いっか(ええんかい)。

上野樹里ちゃんて、アレでしょ、NHKの朝ドラ出てたんだっけかな。いやおいらは見てませんが(←!)。
最近だと「エンジン」ですか、キムタクが出てたやつ。あれの育児施設?にいる一番年長のクールな高校生役。あと、歯磨き粉(って言わないよねー、今!)のCMに出てる。
おいら「エンジン」での、ちょっと斜に構えた(拗ねてる、とも言う)感じが可愛くって好きだなーとか思ってたんですが、この映画でのぶっ飛ばし(笑)っぷりは最高です。んもう、素敵すぎる!断然可愛いよ!いいよ!
あと名前は存じませんがペット(=トランペット)の子も可愛かったなー。ドラムの子も良かったなー、プチ久保田磨紀キャラ(「大奥」で「美味でございますぅ」ってやってる人)っぽくて。
あとねあとね、エリート集団の吹奏楽部員の一人(メインキャラっぽかったから部長だったかも。そのへんちゃんと見てなくてな)が高橋一生くんでした。これ見て、あの「I.W.G.P」の和之だったかな、ずっとひきこもってたマコトの同級生でその後スペシャル版ではインターネットカフェの店長やってた、すさまじい長髪のメガネくん(笑)だと気がついた人はいるんだろうかなあ?

矢口監督でしたか、この方が、えーと、「WATER BOYS」の監督で、映画のノリっていうかおおまかなストーリーも、まあ似てたような感じするし、竹中直人に至っては同じような役回りで出てたし、そういう意味ではレンタルで充分だと思っておるわけですが(さらっと書いてはみたものの、失礼だよね)。

が。

このノリは、たアまりませんよーーーー!うっわー、サックスかっけーーー!(注:恰好良い、の意)
おいらは中学の頃に吹奏楽部に所属しておりまして、フルートなんざ吹いておったわけですが、元々はアルトサックスが吹きたかったんです。だって恰好良いじゃないですか、サックスって楽器の見た目が!あんな上にも下にもウネウネって曲げた楽器をですね、首から提げるんですよ、そんでまっすぐ構えないで体の斜め方向ちょい後ろに、その下に曲げた部分を出すように構えるんですよ、そうすっと自然、首なんかもちょっとかしげるように曲げるんですよ、吹く時に。
なんてまあ、雰囲気ある楽器!
おいらの兄がこれまた吹奏楽やってましてね、ええ、コンクールだ文化祭だって何度か見に行ったんです。その時に、もうね、一目ボレ。なんだあの金ピカのウネウネした楽器は!って。当時小学生だったおいらは、中学行ったら吹奏楽部入って、絶対サックス吹くねん!て決めてました。(が、兄の一言であっさりフルートに変更するあたりが、なんとも根性のないことで。とほほ)(おいらはお兄ちゃん子でしたから、ある時期、兄には絶対服従でした。いや勝手にそうしてただけです。)
いやー、だからでしょうね、今でもサックスに対する思い入れは強いです。やりたいです。太棹の三味線(津軽三味線)とどっちがやりたいか迷うくらい。ってそんなたとえじゃ分からん、て。

まあとにかく、ストーリーはまったくの予備知識なくても見られます、単純明解。
それよりも何よりも、全編を通して流れるジャズのスタンダードナンバーが、もう、もう、もう(落ち着け)!うわーもー足踏みますって。頭振りますって。指で机なんか叩いてますって。しまいにゃ首(顔)を前後に揺すってますって(それじゃレゲエだよ)。
ジャズっていうか、こういうバンド編成の曲は、吹奏楽でもやるんです。それ用に編曲されたんがあります。実際、この映画に流れた「A列車で行こう」とか「SWING SWING SWING」などの曲は、おいら兄のいた吹奏楽部で聴きました。かっちょいー!としびれまくりました(当時中学生でした)。
だから映画でそういう曲が流れると、もううずうずしてたまらん。じっとなんて出来ません。黙ってなんかいられません。
良かったよ、これ映画館で見なくて。こんな状態じゃ騒々しくって傍迷惑なだけの客ですから。

あー、楽しかった。

(追記)
そういえば、日テレ系の水曜日の、所ジョージの番組でもいつぞや吹奏楽部を特集してましたな。なんだい、ナニゲにブームなのかい(おいらは疎いよ)。

「光の雨」

2005年10月28日 09時45分45秒 | 水曜日は映画の日
「光の雨」
出演:萩原聖人、大杉漣、山本太郎、裕木奈江 他


1972年 連合赤軍
という文字にひかれて借りました。
おいら、60年安保だの学生運動だの連合赤軍だの、ていうことについてはまったく全然知りません。知らないんだよ?いい歳とか言ってるけど、さすがにそこまでは知らないよ?(ここ、笑うとこよー)それはほら、おいらの親のちょっと下の世代だからね。
で、その連合赤軍とかっていうものについて知りたくて、そういう映画だと思って借りました。おまけに出演者が結構好みでさー、萩原くんなんて、もう、彼が連合赤軍のリーダーとかだったら感情移入もしやすかろう、みたいなね(笑)。大杉漣さんとか塩見三省さんとかっていう渋いおじさま達の名前もあったし。

が。

なんだい、これ。
難しいじゃねえか!(爆)
難しいっていっても、話の筋が込み入ってるという類ではなくて、なんでこんな、回りくどい話にするかなー、て感じ。(でも、原作が立松和平だと知って、ああ、なるほどな、とか思った。いや、彼の作品は読んだことないんだけど。)

連合赤軍の映画をとろうとして、その映画をとることで連合赤軍についての「総括」(これキーワードでした)をしようとしたものの、途中でケツ割ってとんずらしちゃう監督。を引き継いで、その映画のメイキングをとってた若い監督が映画として完成させるって話。演じる若者も、役を演じるうちに、役だからそうなってるのか、自分自身がそうなってしまっているのか、よくわからないんだけど、まあ自分なりに何かを「総括」して、…くれてたらいいけどそこまでは分からない、けどまあそういう映画をとったってことはいずれ何かの意味があるんでしょうな、みたいな話。
書いててイラっとしてきます。
中途半端だよー、これー。問いかけるなら問いかけるでいいんだけど、何を問いかけたいの?っていう感じ。
このもやもやした中途半端感(それによって、見る人が常に問いかけて下さい、みたいな、答えは一生かかって探してください、みたいな、正解はあるんだかないんだか。)が映画の狙いかもしれないけど、おいらはそういうの、嫌いです。許せません。押し付けでもなんでもいいからその映画での答えを表すべきだと思うから。

でも、役者さん達は良いです。若手で今、いいな、と思う人たちの「ちょっと前」が見られます。池内万作、緒方たまき(だっけ?トリビアで「うそつき」って言う女優)、あと名前知らないけどよくドラマで脇役しめてるよなー、みたいな人達がわんさか。おいら個人としては、もちろん萩原聖人くんがブラボーなんですが、小嶺麗奈ちゃんが見られてラッキーでした。うひw

「デビルマン」

2005年10月23日 22時50分49秒 | 水曜日は映画の日
「デビルマン」
 出演:(メモってない)(爆)


えー。
おいらはアニメのデビルマンをオンタイムで見ていた世代です。ええ。幼少のみぎりですけれどもね。ええ。見てましたよ。あーれは3歳か4歳くらいじゃなかったかな。おいら4歳(学年は5年)上の兄がおりましてね、4歳下(学年は3年)下の妹もおりましてね、てことはつまり、幼少の頃というのは、この兄に面倒をみてもらっておりました。ですから一緒になってテレビも見てました。
その影響も多々あって、ヒーローものやら何やらのアニメだの実写版だの、よく見てましたよ。ていうか、当時はそれほどいろいろなかったから、見るならそれしかない、みたいなとこもあったなあ、確か。
デビルマンは、なんでしょう、幼心にも出てくる妖怪(ていうか、化け物ていうか、要するにデビルマンの敵役ですわね)がなんとも切なくてねえ、よくある勧善懲悪だけではない感じを、よく分からないなりに感じておりましたとも。何がよくて何が悪いかっていうのは、立場が違えば簡単に引っ繰り返る価値観である、なんてことを、おそらくはこの時に学んだのではなかろうかと。大袈裟な気もしますが、あながち外れてはおりません。
てなこともあって、アニメのデビルマンへの思いっていうのは小さくはありません。
ですから、この映画は見る事はないと思ってました。ええ、見たいとは思ってませんでした。
が!
「だー」がレンタルしてきちまったもんで、それを見始めたもんで、おいらも家事をし「ながら」見てしまいました。
おーまいが!見なけりゃよかったよ!
なんだかね、テーマが無理矢理作り込まれてるって感じで、アニメの雰囲気がぶち壊し。いや一緒くたにするおいらが間違っているんですがね。ええ、わかってるんですよ?
しかもそのテーマってのが、大きくなりすぎてワケ分からんがなー、もー。最後は魔女狩りみたいになってしまってたしな。
配役も若すぎて分かりません(爆)。
あ、でも、ミキ役は香里奈ちゃんだったような。多分。あとね、最初の頃にちょろっと出てきたシレーヌでしたっけ、アタマに翼がついてる怪物半鳥女(笑)、あれがモデルの、あー名前が出てこんがな、クロレッツのCMやらマクドのCMに出てた人。この二人は好きなので、彼女達が(思わぬところで)見られてよかったな、と。
ええ、それだけです。

「半落ち」

2005年10月21日 23時12分10秒 | 水曜日は映画の日
「半落ち」
 出演:寺尾聡、柴田恭兵、國村隼、吉岡秀隆 他


昨日深夜に半分見て、午前中に続きを見ました。
んー。そういうオチかー。んーー。なんか中途半端な…アルツハイマーの介護とか、ドナー(骨髄提供)とか、詰め込みすぎではないかしらん?(ていうか、もしかしておいらがついていけてないだけか?)(あ、あり得る)
何かに生きるよすがを求める、というのは、まあ生きている、生きていく上での永遠のテーマだとは思うんですが、なんだろう、「それでも生きていかにゃならんのですわ、人間て」というところにまで、果して行き着けたんだろうかなあ。とか思ってしまうんだなあ。
細かい事をいえば、移殖をした際の、提供者とそれを貰った人との間にはもっと厳密な情報規制がしてあるだろうし、そう簡単に身元なんて割れないんじゃないのか?とかも思うんだけど、それよりもなによりも、最後のシーンで高橋一生くん演じるところの青年(骨髄をもらった人)が「生きて下さい」ていう、それを言わせるところがどうも、なんだかなあ、と。
なぜ、彼(=寺尾聡)は死ななかったか、という謎解きにはなってないような気が、します。
配役はもう、もう、なんて贅沢な!て感じ。おいらのお好み俳優陣であるところの渋いオジサマ達出まくり(笑)でさ!井川比左志さんのアルツハイマーっぷりも良かったし、吉岡秀隆くんたら、まー、いいところでいいこと言うし、國村さんの弁護士も、伊原剛志の検察官も、とにかくチョイ役でもいいの、もう!
でも、寺尾聡よりも、おいらは柴田恭兵にしびれましたよ。彼のこういう抑えた役はいいなあ。