すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

都知事選と当サイトのキャンペーンの指針:「福島の願い、私たちの生きる権利」

2014年01月25日 | 2014年2月都知事選

福島と私たち、子どもたち、あなたが愛する人の生きる権利がかかった2・9東京都知事選挙(第四回)

16氏が立候補届け出   (以下は、届出順一覧)

ひめじ けんじ 無所属                   新 建物管理業
宇都宮 健児  無所属(共産、社民推薦)       新 元日弁連会長 
ドクター・中松  無所属                  新 発明家
母神 俊雄  無所属                  新 元航空幕僚長
鈴木 達夫    無所属                  新 弁護士
中川 智晴    無所属                  新 設計事務所代表
舛添 要一    無所属(自民都連、公明都本部推薦) 新 元新党改革代表
細川 護煕    無所属                  新 元首相
マック 赤坂   諸派                    新 スマイル党総裁
家入 一真    無所属                  新 ネット会社役員
内藤 久遠    無所属                  新 元陸上自衛隊員
金子 博     無所属                  新 ホテル業 
五十嵐 政一  無所属                  新 社団法人理事長
酒向 英一    無所属                  新 元市役所職員
松山 親憲    無所属                  新 会社員
根上 隆      無所属                 新 元区役所職員

メディアの都知事選報道は、申し合わせによる世論誘導の疑いが濃厚・・・その意図は何でしょうか?
 ★オリンピック一色選挙めざし「反対」選択肢を黙殺
 ★「無党派層の投票反乱」封じで特定候補クローズアップ

  【1】 今度の都知事選に関するメディアの選挙戦報道は、前例がないというべき報道機関の申し合わせの疑いを強く感じます。それは、当サイトのシリーズで既報の通り、①自民党の候補者選びと舛添要一氏の擁立、小泉純一郎氏の細川護煕氏の応援表明による元首相・元首相「脱原発タッグ」での参戦・・・この二人の「一騎打ち」報道、②告示日が近付くに従って、この「一騎打ち」の細川氏・舛添氏を軸に、宇都宮氏と田母神氏を加え、この4者の写真と主張を各メディアが紹介、③さらに、この4氏に告示日直前にドクター・中松氏を加え、④告示日の報道では、ネット会社役員の家入氏を加え、この6氏の写真と主張をテレビも各紙も一斉に報じています。①②も意図的であれば、③④にも意図的なものを感じた方は数多くいらっしゃるのではないでしょうか?そして始まった17日間の選挙戦では舛添氏・細川氏・宇都宮氏・田母神氏の4陣営(プラス2候補)報道でずっと続けるものと思われます。

 特徴的なのは、テレビ各局も各紙も揃いも揃って、「都知事選の構図固まる」(舛添氏vs細川氏の一騎打ち)、「都知事選候補出そろう」(舛添氏・細川氏・宇都宮氏・田母神氏の4氏主張)、そして直前になってプラスの追加でドクター中松氏、告示・立候補届け出でプラス家入氏という申し合わせたような報道のしかたです。

 【2】 当サイトは、今度の都知事選について、その由来と経過を重視してきました。それは、①自民党政権の崩壊で政権交代した民主党政権が2011年3・11東日本大震災・福島原発事故のもとで原発再稼働の強行への国民的怒りの爆発で瓦解し、②2012年12月衆院選への石原慎太郎都知事の出馬に際してその後釜として猪木直樹が都知事となり、③2020年オリンピック東京招致実現を「大震災と原発事故による壊滅的打撃から強い日本を取り戻すアベノミクス成長戦略の起爆剤」とする安倍政権と一体で都政課題そっちのけで巨費を投じて内外の工作に奔走し、④安倍首相の「福島原発事故による放射能の影響はコントロールされている」「健康への影響は全くない」という福島にとっては切りすて以外の何ものでもない大ウソ・プレゼンスピーチで東京へのオリンピック招致にこぎつけたが、⑤オリンピック招致の陣頭指揮をとっていた猪木都知事が実は都知事選を前に徳洲会から5千万円もの闇献金を受領していたという事実とが発覚し、国民的な怒りによって失脚した、・・・⑥ここから今度の2・9都知事選に至っているという由来と経過です。⑦そしてこの都知事選で何が何でも政府与党が推す候補の当選の実現で制することによって、(今は都知事選の渦中にあって「直球勝負に出る」ことを戦術的に回避しているが)「エネルギー計画」閣議決定・原発再稼働、4月1日消費増税強行と法人税減税強行、共謀罪法案・盗聴法改悪、特定秘密保護法施行のための関連整備法案、集団的自衛権行使の閣議決定、解雇自由化法案、労働者派遣法全面改悪へと一気に突き進む考えでいます。名護市長選で「辺野古新基地建設ノ-」の稲嶺ススム氏に敗れた直後に、そうした結果に関係なく辺野古埋め立てに着手しようとしている姿勢からうかがえることは、安倍政権は24日開会の通常国会でやれる法案成立は全部やるという考えにたち、都知事選結果をもってその強行は可能と算段しているということです。改憲・戦争へ突き進もうとしているということです。これを「2020年東京オリンピック一色」で染め上げて狙っています

 【3】 誰が見ても明らかなことは、2・9都知事選は、福島原発事故》と《福島原発事故をなかったことにする、何も問題が起きていないかのように大ウソをついてまで強行したオリンピック招致》という誰も否定できない厳然たる現実の中で、 《このオリンピックの開催にむけて税財界も企業も、ヒト・カネが動き出している中で、東京都の首長を決める都知事選に1080万都民はどうするのか》という重大な選挙なのです。とりわけ東京は福島原発による電力の最大消費地でした。さらに東京都は福島原発、柏崎刈羽原発を所有・経営する東京電力の最大株主です。だから原発選挙になった。だからオリンピック選挙になった。首都東京の首長選挙が国政に与える影響はもとより大きいが、それ以上に、被災地福島にとってとてつもない大きな意味を持っていることを忘れてはなりません。福島の人々は都知事選で東京都民がオリンピックと原発についてどういう態度を示すのか、を捨てられ忘れ去られるのか、という危機感で固唾をのんで注視しています。

 【4】 このように今度の都知事選をとらえかえすとき、メディアが行っている前掲の選挙戦報道の意味も見えてきます。メディアは、政府財界、とりわけ原発推進勢力や電力資本のカネで回っています。メディアは、原発再稼働・原発輸出の政財界の既定戦略のために、オリンピック開催(福島きりすて)に対する異論・反対は完全に封殺するという決断を持って都知事選報道に臨んでいるということです。読売新聞をはじめとして「(全候補陣営が)オリンピックは総論賛成」と報じ、メディアは今度の都知事選がオリンピック成功のために誰を都知事に選ぶかという選挙のように報じています。だから、「オリンピックは返上」と立候補意思表明の会見を行った鈴木たつお候補の記事は、1月14日会見直後の一瞬のことで、あとは全メディアが抹殺しているのです。このオリンピック翼賛選挙報道は、選挙選報道としては不公正きわまりないもので、とうていゆるされるものではありません。

 【5】 メディアは「脱原発か原発再稼働か」という喧伝を「細川氏vs舛添氏」プラス「宇都宮氏」でふくらましていますが、エネルギー政策次元のことであって、そこには福島・放射能・被ばくの争点や論戦はありません。だから、あれほど反原発デモのことを抹殺してきたメディアも安心して「脱原発選挙」などと報じているのです。そのうえで、それでも、小泉元首相の劇場型選挙や再稼働反対の反原発・脱原発闘争の高揚の中で、何がきっかけになって参院選での山本太郎さん選挙のような爆発が起こるかはわかりません政府与党(自民党・公明党)は、「無党派層」の投票行動に恐怖しているのです。5百万とも言われる「投票所に行かない」層が選挙に動き、爆発的な投票行動に出て投票率がはねあがることは、組織票頼みの与党にとって不利そのものです。ここを対象化して、メディアは「ネット選挙」というチャンネルをおさえようと考えたに相違ありません。それが告示日の家入候補に対する際立った報じ方の意味でしょう。もとより家入候補自身にその罪があるわけではありません。メディアの管理選挙、世論誘導、選挙選誘導が許しがたいということです。

 メディアは、「オリンピック成功」一色の都知事選挙にするために、本当の原発選挙にはさせない、「みんなで協力一致してオリンピック」ではなく「争いの場」「闘いの場」になることを封じ込めることに躍起になっているということです。そのために前例がない申し合わせたような選挙戦報道となっているのです。

アベは退陣!原発いらない!オリンピックは返上!

それは福島の願い、私たちの生きる権利!

声をあげよう!

2・9選挙に行こう!・・・当サイトの2・9都知事選報道の基本指針<o:p></o:p>

 以上の認識から、当サイトとしては、今度の2・9都知事選については、この都知事選の由来と経過に踏まえ、メディアのオリンピック翼賛報道に反対して、上記タイトルを都知事選報道のテーマにすえきって臨まざるを得ません。「オリンピック翼賛(福島きりすて・原発再稼働)」の偏頗で不公正な政治的意図を持って、公正に認められるべき選択肢を排除・封殺することに屈することはできません。編集・報道の基本指針として、アベ退陣!原発いらない!オリンピックは返上!それは福島の願い、私たちの生きる権利」というテーマを正面から掲げます。メディアがかき消そうとしている1080万都民(有権者)にとっての都知事選の選択肢を選挙選報道として、紹介します。これが「オリンピックは返上」を掲げて立候補した鈴木たつおさんの主張と選挙戦を報道の軸にする理由です。当サイトは選択肢があることを、選挙にこれまであきらめたり、絶望して投票には参加しなかった皆さん、どうしようか考えている皆さんに特に訴えたい。選択肢はあります!あなたの声、一票、ひとりひとりの力は決して小さくない、大きいんです。2・9選挙に行こう!投票率を空前にあげよう!ひとりひとり、みんなが自分自身の声をあげよう。これが翼賛選挙を打ち破るカギです。選挙革命やりましょう!昨年山本太郎さん選挙が示しました。先日の名護市長選での稲嶺ススムさん当選が示しました。2・9都知事選挙はあなたが決める選挙です。

 

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鈴木たつお候補の法定ビラ裏


 ★「オリンピック返上」「被ばくさせない」「過労死させない」「改憲・戦争・人権侵害とたたかう」と訴える鈴木たつお候補

 ぜひ皆さんが、メディアがどういう主張を、選択肢として、都知事選から隠そう、かき消そうとしているかを見てください。一緒に考えてください。

 ★生きる権利を!鈴木たつお ともに歩む会 公式ホームページ<o:p></o:p>

 http://suzutatsu.main.jp/<o:p></o:p>

 Twitcasツィキャス⇒ライブ中にごらんになれます!<o:p></o:p>

 http://twitcasting.tv/suzutatsu_ikiru<o:p></o:p>

 

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