戦争もの(というか戦時下もの)は苦手だ。
登場人物たちが不幸になることがわかっているから。
だから、この映画も観るつもりはなかったのだ。
ところが、あまりにも評判が良いので・・・。
「この世界の片隅に」
じわじわと人気が上がって、拡大公開していったのも納得。
とても丁寧に描かれていて、最初は退屈だった何でもない日常の描写にどんどん引き込まれた。
ただ、その後にやってくるであろう悲劇を思うと、コミカルなシーンでも笑えないのね。
登場人物に感情移入すればするほど耐えられないのだ。
いかに希望を感じさせるラストになったとしても。
Blu-rayが発売されれば買うだろうが、たぶん見ない。
やはり哀しい物語は苦手だ。