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はじめてのバイクユーザー車検

2015-02-06 14:09:03 | DUCATI Monsterの整備

車検の必用なバイクには必ず訪れる2年ごとの車検。四輪車も同じですがバイクを維持する上で大きな経費となっています。

 従来ディーラーや修理工場、販売店の独占的車検制度が改正されてユーザー自らが車検を受ける道が開けて久しくなります。今回これに挑戦してみました。

 法定点検や車検制度は安全に走行できるよう定められた制度ですがディーラーや販売店でこれらを受けたとしても故障や安全を保証するものではありません。ほったらかしにすると整備不良車や違法改造車が増え危険だからこの制度があるのだと言えます。外国では車検制度そのもがない国も多く車両の整備や不具合は自己責任という事になります。

 ユーザー車検も自己責任で管理、責任をもって下さいということでしょう。普段から整備も点検も疎かにし偶然ユーザー車検に合格して安くあがったなどは本末転倒で自らを危険に晒してるようなものです。

 車体整備は6・12ヶ月点検を基本に整備を行い記録簿に記載しておきます。これは最低限どころか普段いかにバイクのメンテナンスに関わって状態を把握しているか問われるところ。検査で見られるか見られないかでは無く快適に安全にを主眼に点検整備が当然はいうに及ばずです。

 車検数日前に再点検でFブレーキ脱着 チェーン張り調整 エア圧調整を追加しました。

 さて実際の車検を受けるにはバイクの整備は当然ながらお役所書類の突破が待っています。ネットにも沢山情報があがっているので詳しくは割愛しますが¥20で継続検査関係書類を購入します。記入例はありますが鉛筆で記入(OCR読み取り用)箇所とボールペン記入箇所、予め住所コードを調べていくと簡単です。

 継続車検では記入量は少ないので言われているような難しさはありませんでした。実は雰囲気を見る為と書類入手、車検証の住所変更のために数日前に練馬車検場を訪問しました。住所変更書類記載も似たようなものです。

 車体整備でどうしても自分で確認できない事項にライト光軸調整と排ガス測定があります。排ガスは余程調子悪いキャブでなければそうそうはねられる事はないようですが光軸測定は大変シビアで検査落ちの一番の原因となっているそうです。今回は当日受験前にテスター屋さんで光軸調整をしてからいきました。バルブ交換したテスター屋さんは3人がかりでもDUCATIのライトフェース固定機構が理解できず苦しんでいました^^ しばらく見ててゴメンなさい

 

 書類は記載済みなので重量税ほか手数料証紙を購入し受付へ。。。車検は事前に予約が必要で受付時間が決まっています。2時間前に準備完了、持て余す時間を潰すのに車検ラインの見学をお願いし見せてもらいました。

 とても親切に順番に説明していただきました。写真撮影は禁止です。。。てしばらく撮影してから言われました。。。。

 

 

 

  ユーザー車検の流れは大体

  予約→書類購入→記入→自賠責保険、重量税、手数料支払い→車検受付窓口→車検ライン→車検証発行

 検査項目は検査官の裁量で異なる事もあります 

概観検査 ウインカー灯火類 車体、エンジン番号確認、目視検査(改造等) (マフラーの音量検査は純正部品を確認して行いませんでした) ハンドルやミラー等の変更を疑われると車体寸法測定があります。ハンドルロックのチェックをされました事前情報に無かったので慌てることに。。。。

排ガス検査 自分でブローブをマフラーに突っ込んで車種選択スイッチを押す→画面に○が出たら合格で書類を読み取り機印字機に入れる

スピードメーター検査 ローラーに車輪を載せ自車の速度計が40km/hに達したら床のフットスイッチを離す→前後ブレーキ制動力検査 指示に従ってブレーキを掛ける

光軸検査 自動で測定器が出て来て光軸を測定 ○ OKが出たら合格 書類を読み取り機印字機に入れる

検査官印 これらがすべて合格で検査官から印をもらい最後に合格印をもらいにブースに行く

各検査はニュートラルで行いますが緊張して力が入りすぎ中々ニュートラルが出ないという事がありましたが検査官は”慌てずにゆっくりやって下さい”と声を掛けて頂き助かりました。

書類一式を受付と同じ窓口へ提出して新しい車検証の発行を待ちます。検査から車検証の発行まで15分くらいという超スピード車検でした。

   

 ユーザー車検の敷居が高いのは車体整備は当然ながら書類の書き方やどのような検査があってそれをどのように受け次に何をするかが分からない事にあります。事前に調べたり見学させてもらったりして雰囲気を把握すれば素人でもユーザー車検は怖くありません(笑)練馬車検場(通称)では職員、係官は親切で記載を間違えて突っ返されたり怒鳴られたりする事はありませんでした。

 ただし白紙書類を窓口に持っていって”どうやって書くんでしょうか?”と聞いた人には”記載例を見て解からなかったら代書屋さんに頼んで下さい”と言われてました。親切な窓口担当者でも全部書いてくれるわけではありません記載は申請者で審査が仕事です。

 窓口が空いてる時をねらう。。

 どんな業種の対応であっても混雑過密な時は普段親切な人でもぶっきらぼうな対応になります。月・金や年度末 窓口開始直後を避けて暇そうな時を狙うと双方とも気持ちに余裕が出来るものです。

  掛かった経費

 自賠責 13,640 重量税 3,800 審査料 1,300 印紙 400 計¥19,140

 光軸調整代 2,500     総合計¥21,640

 

 


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