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小田川藩帝国訪問

2015-06-24 14:14:39 | Weblog

2015年6月22日 青森県五所川原市郊外にある小田川藩帝国を訪問しました。

そんな名前の藩があったか?

別称 羽柴誠三秀吉帝国とも小田川温泉とも称されるそこはツッコミどころ満載のテーマパークの様でテーマパークでは無い観光施設のようでちょっと様子が違う。。。何とも奇妙な場所でした。

 毎回選挙の度に鎧甲冑姿の候補者 羽柴誠三秀吉でその姿をTVでみたりバラエティー番組の格好の素材として取り上げられた時期がありました。

羽柴誠三秀吉とは? 小田川藩帝国とは。。。?

 

施設群に向かう道には国道1号線の標識がっ! 小田川藩の国道1号?だったら藩道じゃと無粋なツッコミをしつつ先に進みました。

ODAGAWA INDEPENDENCE。。。ここは独立国家なのか。。

最初の施設は帝国海軍省(帝国内に海は無い溜池はある)。。。陸海空参謀本部、戦域ミサイル防衛局 

説明板によると小田川帝国は米、英、中、露など6カ国と軍事同盟を結びミサイルの核弾頭から放射能漏れがあるかも知れないので近づくなとある。

電線が邪魔でパトリオットは仰角発射ができないでいるらしい。。。帝国と言えども電力会社には敵わなかったのか?説明書きが無ければ工場の煙突や配管と間違えるぞこれは。。。

続いて現れたのは科学文部省と一時はフェラーリやらカウンタックやらベンツが入っていた運輸省、宮内庁というのもあったが居住区で有るらしいので画像は遠慮しました。。他にも何とか省というものがいっぱい。。。。

運輸省奥の小高い山には中距離弾道ミサイル程の大きさの何かが! 

近づいてみると

国防省。。。さっきは帝国海軍省だった 国防省と帝国海軍省は同格組織なのだろうか?ひょっとして国防総省とやりたかったのでは?

屋上やぐらに付けられたレーダーアンテナと思われる回転しない物がなにやらやっつけ感満載。予算の縮小化はどこの国でも悩みのタネらしい。。。

草茫々の山道を分け入り藪こぎして辿り着いたそこには植物偽装された”弾道迎撃ミサイル”なんとかかが発射台に固定されていました。手入れされない草茫々では無く自然を利用したカモフラージュのようです。

なんとこのミサイルはアメリカの軍用偵察衛星に発見され公式ルートを通じて日本側に調査依頼があり自衛隊が調査に来たんだとか。。北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃する目的と書いてありました。査察に来た自衛隊員に ”コレは燃料を抜いてある”と説明したらしい。

 

居城だった小田川城。。大阪城を模して作られたと言われています天守には黄金金箔の間があって1泊100万円で宿泊も出来たらしい。。。泊まった人が居たかは不明。だったという過去形なのは城主、国主、羽柴誠三秀吉は2015年4月病気で亡くなられたからなのです。天守外ろうの手すりは朽ち落ちて在りし日の盛況を推するのも困難。。。

 能舞台のようにも見える野外ステージ。。楽市楽座とは洒落ともとれない妙な命名です。一体何を目指していたのか。

 一帯には神社や事務所建屋などがありますが現在は火事で消失した国会議事堂を模したホテルやまた火事で営業を停止した温泉を最後に土木関係、産廃事業だけをのこし一切の営業をやめています。 度重なる出火に保険会社は調査の為に保険金支払を拒否、これは週刊誌で一時期ネタになったらしい。

 場内への立ち入りは特に制限はありませんでしたが藩主存命の時期にはカメラを持ってうろつくとたちまちトラブルになったと聞いています。当日は草刈りをしているおじいさん二人、特に立ち入りを咎められるでも無く場内を散策しましたがお二人に挨拶の声がけはしておきました。

 羽柴誠三秀吉こと三上誠三はここ地元で生まれ中学を卒業後集団就職でコツコツ資金を貯め一台のダンプカー購入から転機が訪れたと言われています。 青函トンネル工事の特需に乗り瞬く間に急成長を遂げ27歳で青森県の高額納税者に番付されるまでになったらしい。

 その後は全国の選挙に出馬と落選を繰り返し独特の世界観を作り上げていきました。

 潤沢な資金でやる事は他にあるだろうと思うのは凡人の考えで彼には大きな野望があったのでしょう。今となっては知る由もないがいずれ廃墟マニアが訪れる名所になってしまうのはなにやら悲しいのです。

五所川原市市役所向かいのビルにある看板の文字が総括を語るにふさわしい

青森の大バカ者で終わるか天下をとるか

 


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