小さくて機能的なものに惹かれるのは何故でしょう? スノーピークの”天”と”地”はソロキャンパーに打って付けのサイズと機能で大人気となりました。
光ものや火器(?)には飛びつく私も持っていました。。。過去形なのは仕舞い場所が分からなくなり現在行方不明状態だからなのです。
無いと気になりだす不思議。。。天と地を新たに調達するのは結構な出費となるので出てくる日までの予備に中華製ガスランタンとストーブを調達しました。。。姿格好から大きさまで”天”と”地”みたい。。。 両方揃えても¥3000にも満たないながら十分機能しています。
さてこのスノーピークの”天”があるところから送られて来ました。炎上して使えないと。。。
小型ガスランタンでは暗くなる。。点火しないのトラブルが殆どで”炎上”ガスの出過ぎは珍しいトラブルです。
バルブ僅かに開けても”シューッ” 炎上します。。。。
分解してみても目視では特に不具合が見つかりません。スノーピークのガスランタンは極めて部品点数が少なく組み立て工程やコストの低減をしています。。それが低価格や故障の低減に繋がっていれば喜ばしいことではあるのですが。。。。
バルブOリング交換とシリコングリース塗布、、、出過ぎのノズルに径の半分程度の銅ワイヤーを入れて噴出量を制限する試みもすべて失敗しました。
何が不具合なのかさっぱり検討も付かない中スノーピークに部品の問い合わせをしたところ個別部品の供給が可能である返事を頂きました。因みにメンテナンスキットも販売店では廃盤扱いです。
品番:GPP-005
商品名:GL-100 ノズル
金額:399円(税込)
品番:GPP-004
商品名:GS/GL-100 スピンドルASSY
金額:1,050円(税込)
送料¥500で翌日送られてきました。
さすが世界ブランドのスノーピーク! 長くファンを捕まえておくのには製品の魅力はもちろんの事アフターサービスなどの対応が不可欠な事なのです。
部品を比べてみると。。。おやっ?? バルブのテーパー角度が違うしノズルの穴径が小さい!まるで別規格の部品では。。。
ガスが出すぎるのはこのせいか。。。? しかしオーナーは2年ほど快調に使っててノズルの穴のつまりを掃除しただけだと。。。
組み込んで点火してみると。。。。
一瞬点火した後ガスが出なくなりました。。。どうやらシリコングリースが飛んでノズル穴を塞いでしまったようです。
ノズル内部には砂粒やゴミでノズル穴がつまらないようメッシュ部品と綿が入っていますがこの部品ではメッシュは省略されていました。光量が落ちたり点火しないトラブルはこの部品が第一容疑者になります。
ノズル穴径は0.1mmにも満たない極小で銅ヨリ線程度では腰が弱く貫通させられない。原因は油脂と想像がつくのでキャブレター洗浄用液に浸透してコンプレッサーから高圧の空気を導入し吹いてみました。。。 成功 成功
再点火後は好調でバルブ(スピンドル)操作に光量がリニアに追従しとてもスムースになりました。
さて湧き上がる疑問。。。付いていた部品はオリジナルなのか?仕様変更によるものなのか?
互換を果たさない仕様変更部品ではその旨明記されるはずでそうでないとガス機器は危険です。
オーナーは例によって酔っ払いながら誤って他のメンテナンス部品を組んでしまったのか?? そうだとしたら何故動作してたのか。。。?
謎は深まるばかりなのであった。。。