少し前にジオキャッシングで出かけた先で住民マグルから不審者扱いを。。。
ジオキャッシングとは隠されたキャッシュを探すのが本質でGPS情報や推理、勘などを頼りに見つけ出します。天のお告げのように一発でココだ!とは中々行かずこの駆け引きもまたゲームの楽しさのひとつではあるのですが。。
今回は座標地点に到着して数十秒で隣家の方から厳しい口調で何を探してるんですかと声が掛かりました。
過去何度も同じ質問には答えてきましたが返答はその都度最良と思われる説明をしました。最近は”GPSや携帯を使ったお宝さがしゲームをしています”と言う事に。これが本当の事で下手な取り繕いや言い訳は合理的理由を欠き僅かでも論理に矛盾が生じるとややこしい事態にもなりまねません。特に質問をする事を職業とされている青マグルに言い訳は通用しません(幸いジオキャッシング中に青マグルに遭遇したことは無い)
同じような寄稿やポストは過去何度もしています。ゲーム人口が増加した現在、今一度、原則を確認すべきかも知れません。
さて事態の顛末ですが、ジオキャッシングというGPSや携帯を使ったお宝探しゲームをしていますと説明したところ”そんなモノ有る訳無いじゃない!”と取り付くしまもありません。
http://www.geocaching.com/map/default.aspx?lat=35.760667&lng=139.509033
chanshiraさん作成の「ジオキャッシングをはじめよう」冊子を持っていたので丁寧に説明しました。正直内心は天下の公道で何も違法行為をしていないのにいきなり不審者呼ばわりは無礼千万、こちらの方で警察呼んで謝罪させて。。。と思ってましたが。。ぐーっとこらえて営業用の顔に。。。
まず相手の不安に思ってることに同意する 「そうですよね何してるか分らないと怪しく見えますよね~」
目的を明かす 何を探したいのかをはっきりさせる。捜索前だったので手持ちのコンテナを見せて 「こんなのです」と。。。
あんなに厳しい口調だったのに「先日NHKの朝の番組でも紹介されたんですよ。ご覧になられました?」 この辺から急速に普通の話し方にかわりしばらく世間話をしました。
桜が綺麗なところですね。。とか振るとお願いもしていないのに毛長川の由来や最近地域で空き巣被害が多発して警戒していると。。ここ数日、窓の直ぐ側で見慣れない不審な行動をする人が何人か来て気持ちが悪かったところ怒りが頂点に達したらしい。
オリジナルキャッシュも見ていただき問題となる場所にはない事を説明し最後は「見つかってよかったね」と。。。
キャッシュを隠す側は下調べはともかくとして設置自体は数秒もあれば可能、しかし捜索する側はGPSの誤差と戦い幾つかの可能性を探りながら見つけなければいけません。誤解を招く危険性のある場所では適切な説明や注意喚起、ヒントの追加なども良い事です。
ジオキャッシング自体は他のゲームやスポーツと同じ自己責任の世界、現場で無理と判断したら潔く通過も必要なのです。でもジオキャッシャーにはコレがなかなか出来ない事らしい。アメリカではジオキャッシングが元で死亡事故も起きているし昨年イギリスではキャッシュが爆発物と間違われ大騒ぎとなりました。 遊びだから何をしても良い訳ではないのは隠す側も探す側も他の趣味やゲームでも一緒。
ジオキャッシングという遊びは凝った隠し方結構、偽装大いに結構、でもそれに応じた難易度は適正に表示しなければなりません。ジオキャッシングは隠し方を競うだけの遊びではなく素晴らしい場所に導く、それは歴史的な場所だったり素晴らしい景観だったり訪問者に喜んでもらう事もまた楽しさのひとつ。難易度★で訪問した先が長時間かけても見つからない難易度の高いキャッシュだったら訪問者の落胆は想像に難くないはず。。。
そして何より大切なのはジオキャッシングという遊びは社会の隙間で遊ばせてもらってるようなもの。。トラブルにならない隠し方や探し方には配慮すべき。。。
メディアへの露出やスマホの普及で急速にジオキャッシャーが増加しています。でもマグルという言葉の由来にもあるように魔法を使うところをマグルには決して見られてはいけない。。というあたりが本音でこの遊びの面白さの本質だと思うのです。
参考 公式ガイドライン 和訳 http://geocaching-jp.com/pdf/GCguidelineJP.pdf
公式ガイドライン http://www.geocaching.com/about/hiding.aspx